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Anna Campbell. 2009. Tempt the Devil. Avon Historical Romance.
デビュー作"Claiming the Courtesan"が大ヒットしたA.Campbell。
それからも人気の勢いは衰えることなく、今回も期待のリージェンシー・ノワール3作目。でも私からは期待はずれのハートマーク2個半です。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
今回のヒロインは"Claiming the Courtesan"のSorayaの友人Olivia。
Oliviaは社交界の紳士達には飽き飽き。
真の情熱を感じたこともなく、恋に落ちるなんて考えたこともありません。
今度選ぶ紳士を最後に、引退を考えています。
Oliviaが次の「客」を選ぶための夜会に出席していたJulian(Erith伯爵)。
英国だけでなく海外でも浮名を流したJulian。英国へは疎遠になっていた子供達と和解するためもあって帰って来ていたのですが、ロンドンで一番人気の高級娼婦がフリーとあっては彼女を逃す手はありません。
そんなJulian、Oliviaを一目見ただけで彼女を絶対自分のものにしたくなります。
という風に、あらすじはなんだかお定まり。
でも、内容はCampbellらしい濃いものになっています。
特にH/Hの心情はくどいほど詳しく書かれています。
が、暗い…。
ま、ノワールだからそうなんだろうけど^^;
Oliviaの過去に関する部分になると特に暗く、そんなつらい過去を克服してJulianと恋に落ちる過程がいいと感じた読者からの高評価がアマゾンでは出ているようです。
私は今回のこのお話はそこにロマンチックさを感じませんでした。
Julianが体でOliviaに本当の情熱を教えてあげる過程で、二人は本当の愛を知ることになっているんだろうけど、H/Hの性格やその魅力が分かるような会話はないし、途中であきるほど長いラブシーンばかりが続いて、私はもううんざりでした。
(貴重な育児の合間を縫っての読書なのに^^;)
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