Stephanie Laurens. 2007. The Taste of Innocence. Avon Historical Romance.
Cynsterシリーズ。
Avonの大御所Laurensの時代はもう終わったと言っていいかも?
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
"A Secret Love"のヒロインの弟、Meredith伯爵(Charles Morwellan)とSarah Conninghamのお話。
Charlesは結婚することにしますが、愛のために家族みんなを犠牲にした父と同じ人生は歩みたくないので、形だけの結婚をすることにします。
お相手には、昔からの知り合いで近くに住むSarahを選びます。
Sarahは実は少女の頃からCharlesに片思いしていましたが、今まで自分に目もくれなかったCharlesがなぜ今になって自分を花嫁に選んだのかが腑に落ちません。
それに絶対に恋愛結婚をしたいSarahですが、またとない好条件の上に親の説得もあって、数週間の交際期間(相手の動機を探る期間)を置いてから返事をするとCharlesに約束します。
前半はこうやって、二人のランデブーで占められ、後半は二人が結婚してからのお話です。
Charlesは父のようになりたくないので、結婚に愛は不要とSarahの気持ちを踏みにじってまでも冷たい態度で通します。
「そんな人、私だったら置いて出て行く」と思わせるような言動もありましたが、賢くて優しいSarah、我慢強かったです。
全体的には、やっぱり相変わらずのワンパターンで、人物名を入れ替えれば、Laurensの他のどのお話とも区別がつかなくなります。
今Loretta Chaseを読んでいるのですが、Chaseの人物・心理描写を考えると、Laurensのそういう技術は低いというか、皆無というか。
これでもAvonのお抱え人気作家と言えるんでしょうか。そのうちお荷物になりますよ。
ファンとしては悲しいです。
ロマンスもサスペンスも別にこれといって読者を引き込むようなものではありません。
それでも私はこれを読んだ頃はロマンス本に飢えていたせいでしょうか、(ラブシーンは飛ばして)最後まで読めました。
でも、アマゾンのレビューアー達の「つまらなさすぎて最後まで読まなかった」という意見もわかります…。
これは読まなくても損しない一冊。
でもLaurensを読んだことない方は、彼女のアツアツリージェンシーの世界を一度お試しアレ
>>Spotlight on Stephanie Laurens
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