Abigail Raynolds. 2007. Pemberley By The Sea. Intertidal Press.
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
現代米国版Pride & Prejudiceという感じです。
海洋学者のCassie Boultonと、ケネディ家のように政治家一家として有名なWesting家の息子Calder WestingⅢとのロマンス。
あらすじは最後の3分の1を除いては、大筋P&Pと同じです。
CassieとCalderの最初の出会いはあるダンスパーティー。Cassieの大学関係の研究者や学生の気楽な集まりだったのですが、友人を探しにきていたCalderをCassieがダンスに誘うとムゲに断られる、とオリジナルのお話と平行します。
そのせいで新鮮味には欠けるかもしれませんが、特に前半は二人の思い込みや、言葉が足りなかったせいなどもあって、ロマンスはP&P以上に切ないかも。
Amanda Grangeの"Mr.Darcy's Diary"と共通する部分も。
Calderがどれだけ本当はCassieのことを思っていたのかなど、彼の感情面を読むのはドキドキ、楽しかったです。
最後の3分の1あたりにさしかかると、お話を読み進ませるものに欠けます。
原作のWickhamに匹敵するようなツイストもありません。
代わりに、Cassieの生い立ちの秘密がお話に少しずつ織り込まれていたり、彼女が自分とCalderの家族を守るために取った行動など、色々なことがCalderとの関係に影響してくる設定になっていましたが、安っぽい展開でした。
でも、全体的には十分楽しめました。
DarcyとLizzyが現代で出会っていたなら…、という一冊。
ヒーロー側の気持ちもたっぷり知ることができて楽しめます。
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