ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

母の日と子供の日

2011年05月08日 | Journal

母が今年もまたメルボルンへ来てくれています。
東日本大震災後、私とLHと一緒にゴールドコースト経由でメルボルンへ到着。
機内や空港では母がいてくれたおかげで、息子LHのことや、たくさんある重たい荷物のことなど、色々と二人で分担できました。

もうすぐ2ヶ月が経過しますが、去年来てくれた時と同様のペースで日常を送っています。
ま、LH中心の生活です…。

去年と同様、母はキッチンのことにはノータッチなので、3度の食事は私がやっているけど、トーストぐらい自分でしてほしいと思うときがあります^^;

それでも、私が料理をやっている間は息子LHの面倒を見ていてくれるし、掃除や洗濯を手伝ってくれるので、やっぱり母がいてくれると楽です。
このせいでまた私のパートナーのGはさらにグータラ癖がついてしまうのよね…。

母とはいつもケンカばっかりだったけど、メルボルンに来てもらって以来、かなり平和な関係になりました。
私が少し大人になったのか、言いたいことは全部言わないようにしたからとういのが大きな原因の一つではないかと思います^^;
母とは相変わらず意見や価値観などは合わないけど、子育てを通して私がもう少し母の気持ちや立場を汲めるようになったのかなーと。

母のことは批判したいところもたくさんあるけど、尊敬している面もたくさんあります。
家族のつながりを大事にするため、一日一度は食事は家族全員ですることにこだわったり、季節の祭りごとの際にはぼた餅やちまき、桜餅、寿司、七草粥から甘茶などなど、コマメに季節のものを食卓に並べて楽しませてくれました。

子供の頃は「あ、今日はこれを食べる日か」くらいにしか思ってなかったけど、息子が生まれてからは息子にも同じような経験をさせてあげたいなぁと思うようになりました。

とかいいながら、去年の五月の節句はすっっっかり忘れてしまって何もせず^^;
(お誕生日は結構がんばったけど!)
今年こそはぼた餅くらいすっかー、とインターネットでレシピ検索。(今年はLHの誕生日は風邪のため何もできなかったし)
そのレシピを元に、母に手伝ってもらって…というか主導権をすっかり握られて、作りました。
                
黄な粉と黒ゴマ。餡は実は近所の中華系スーパーで買ってきた黒胡麻餡を使用しました。味や食感は普通のあんことほとんど一緒。でも黒胡麻餡のほうが甘みが薄く感じました。

その日の午後、LHがお昼寝中に母が散歩に出かけ、なんと菖蒲(ショウブ)を見つけてきてくれました。
嬉しそうに、帰って来るなり「ショウブ見つけたで!」と言う母。
葉っぱ2枚であんなに喜ぶの母のことはやっぱり理解できない(しかもどこの家の庭から取ってきたの?)と思った私は「ヨカッタネー」と流しました。

そしたら、昼寝から起きて居間で遊んでたLHを捕まえて、一生懸命その頭にショウブの葉を巻いているんです。
目がおどおどして、私にほんの少し助けを求めるLHを見ていたら、昔の記憶がよみがえりました。

私と兄達が子供の頃は、五月の節句は菖蒲をお風呂に浮かべたり、頭にはちまき風に(LHのように一瞬だけ)巻いたりしてたなぁと。
ご馳走だけじゃなく、そういうこともちゃあんとやってたなぁ、懐かしいなぁ~という気持ちでいっぱいになりました。

母の日、今年も私から母へは何も特別なことをしてあげられないけど、私は母の日もこどもの日も合わせて思い出に残る特別な週末を過ごすことができました。


4月の写真だけど…

母とLH。王立植物公園へ行く途中、戦争記念碑の前で。

植物園でピクニック。そこから見えるメルボルン市内。
ボタニックガーデン内。いっぱい走ることができて楽しそうなLHでした。


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