ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

From London with Love

2007年05月28日 | P-Q

Jenna Petersen. 2006. From London With Love. Avon Historical Romance.

Wallpaperだし、映画"Ch*lie's An*els"のヒストリカル版のような感じでオリジナリティーはありませんが、楽しめる部分はあります。

Story:     
Dialogue:
Hero:      
Heroine:  
Sensuality:

Meredith Sinclairは英国に仕えるスパイ。若くて美しい未亡人で、社交界では人気者です。
彼女の新しい任務は、小さい頃の遊び友達だったTristan Archer、Carmichael侯爵が絡んでいる謀反計画を探り反逆人を捕まえること。

十代の頃Meredithは、ゴロツキから襲われそうになったところを危機一髪のところでTristanに助けてもらって以来、実は彼に片思いしていました。が、なぜかTristanはそれ以降彼女をあからさまに遠ざけたため、傷つき、ロンドンデビューしてからすぐに別の男性と結婚していたのです。

Tristanのほうはと言えば、実はもちろん、Meredithのことをその頃から思っていました。彼女に対する気持ちがあまりに強く、自分を見失いそうになったのが恐くて彼女を遠ざけてしまったのです。

あと、バレバレなので書いてしまいますが、Tristanが謀反容疑者リストに入っているのは、もちろん彼が悪者だからというのではなく、実は彼にも事情があってこの悪者達に接近しようとしていたのです。

でも、彼のそんな裏事情を知らないMeredithは、事件を探れば探るほど、そして二人の距離が近くなればなるほど、Tristanの容疑を確証する証拠ばかり出てきてしまい、悲しい決断に迫られます。

       

ミステリーはかなり陳腐です。最初からなんでTristanがこの事件に関わっているのか、スパイ活動はしたことのない私がすぐに推察できました…。
誰でも分かるかと…。

Wallpaperだし、セリフも他のロマンス小説から借りてきたようなものばかりだし、全く目新しい筋書きじゃありませんが、でもヒストリカルロマンスで女スパイが主人公というのはめずらしいです。

ロマンス小説お決まりの筋書きにそってお話が進むし、ありきたりだけど女の子が一度は聞いてみたいくさいセリフなどが散りばめてあるところは以外にも楽しめるかもしれないし、
…はたまたウンザリしてしまうかも?

暇つぶしにどうぞ。



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