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Victoria Alexander. 2007. What a Lady Wants. Avon Historical Romance.
2007年1月1日にこの新シリーズの1作目"A Little Bit Wicked"が出たと思ったら、30日にはこの2作目が出てました。 早っ。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
Lady Felicity Melvilleは社交界シーズンは5度の経験者。恋愛結婚を望んでいるうちに、友達はみんな結婚して子持ちの親に。
天文が好きで、ある夜、星空を観測しながら星に願いをかけます:
「私の運命の人を連れてきて」
………。
「お星様、せかすわけじゃないんですけど、今ここに、このバルコニーにその男性が降ってきてくれたりすればうれしいです。」
と、その時、隣の屋敷から激しい言い争いの声と銃声が!
アレヨアレヨと言うまに、お隣のLadyの窓から逃げてきた女たらしで有名なNigel Cavendish(Cavendish子爵の跡継ぎ)がFelicityのバルコニーに向けてやってきます。
この出会いでFelicityは、Nigelが自分の運命の人だと確信し、彼と結婚する!と決心し作戦開始です。
Nigelは炎に吸い込まれる蛾のようにFelicityの魅力に吸い込まれていきますが、結婚だけは今は絶対にしたくないと頑なに彼女の魅力に抵抗します。
彼が運命に抵抗してもがく様子は子供地味ていてかなりイライラします。いきなり色々な責任を担うことになった彼の苦悩はよく描かれていて同情もしたのですが、現実を受け入れられずに自分勝手な言動にはしって、かなりヒロインを傷つけるので(でもヒロインは気丈!)、今回のヒーローに魅力は感じませんでした。
でも、全体的には軽快でユーモアもあり、人物描写も冴えていて、楽しめる一冊です。
あとは、本のあらすじを読むとちょっとSpoilerかな~と思います。
お話の半分以上過ぎたところでしか起こらないことが書いてあります。
このシリーズの各小説の終わりに、"Ladies for Tea"という小話がついています。エピローグの後の、普通なら次の作品の1章目が紹介されているスペースです。
これまでのVAが書いたお話のヒロイン達が、現代のVAのティーパーティーに来て、色々おしゃべりしている様子です。ちらっと読んでみたけど、他人のつじつまのあわない空想の世界を垣間見る気持ち悪さがあったので、さっさと本を返却してきました。
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