ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

A Compromised Lady

2007年11月04日 | R-S
Elizabeth Rolls. 2007. A Compromised Lady. Harlequin Historical Regency.

His Lady Mistressのヒーローの双子の弟Richardが今回のA compromised Ladyヒーローです。
Raquelさんをはじめ皆さんから、この兄のお話もオススメとの情報をいただいております。Thanks!

Story:           
Dialgoue:      
Hero:            
Heroine:        
Sensuality:     

子供の頃はイタズラ好きで快活だったThea Winslowですが、大人になった彼女にはそんな面影はなく、地味な服を着て、自分の存在自体なるべく人に気づかれないように生きているかのようでした。
そんなTheaですが、自分勝手な父の言いつけで、(またまた)結婚相手を見つけるためにロンドンへ行くよう言いつけられます。

そこで8年ぶり(だったかな?)に幼なじみのRichard Blakehurstと再会します。
あんなに元気だったTheaに一体何があったんだろうとRichardは彼女のことを心配しますが、二人の手が触れ合った瞬間、ドキリ。彼女の生気がなかった目にまた光が灯ったかのよう。Richardは昔の元気なTheaを見たいと思い始めます。

TheaはRichardと接近すればするほど、彼を幼なじみ以上の一人の男性として意識し始めます。
が、同時に、以前社交界デビューした時の暗い記憶がよみがえり、彼にこれ以上思いを寄せてはいけないと自分に言い聞かせなければいけないのでした。

                


彼女の過去の暗い秘密というのは、HRファンならだいたい想像がつくと思います。
この手のお話の展開でイライラするのは、「なんで彼にこの秘密をさっさと話してしまわないんだろう」というところだと思うんですけど、このCompromised…ではヒロインがどうしてもこの秘密を話せない事情と彼女の心情がよく書かれていていたので、多少のイライラはあっても、Theaに十分感情移入できたし、同情しました。

それと、お話の最初から最後までずーっと温かく包むような愛情でTheaとの関係を築いてきたRichard、おいしいです。ムシャムシャ。
ここまでですでにかっこよさを見せつけたRichardに惚れた私。でもさらにTheaの秘密が分かってからの彼の態度にも惚れて腰砕けです。

あと、ティッシュが手元になかったので、服の袖が大変なことになりましたよ。(笑


この一冊は本棚にキープです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿