Christina Dodd. 2004. Some Enchanted Evening. Avon Historical Romance.
Lost PrincessesシリーズBook1です。
革命のため国を失い、敵から逃げながら英国でほそぼそと暮らすプリンセス3姉妹のシリーズ。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
お金持ちアメリカ人令嬢がヒロインのお話と、架空の国の王子・お姫様という設定は、HRHでは自動的にハートマーク評価がガクンと下がります。
オーナーの好みではないので。
挽回するためにはかなり印象的なストーリーが必要です。
今回の1作目のヒロインClariceは、化粧品の行商のようなことをして町々を渡り歩いているというありえない設定。
そのClariceは、ロンドンでヤバイことになったので、スコットランドへ渡ってきます。
次の行商の場所に選んだのは、Robert MacKenzie(Hepburn伯爵)が治める町でした。
町の真ん中で人を集めて化粧品を上手に売るClariceに惹きつけられるMacKenzie。どこの国とは言えないけど自分はPrincessだなんて言い張る彼女に、興味津々。
それに、彼女の言っていることがウソにしろ本当にしろ、MacKenzieは自分の復讐計画のコマにするにはもってこいだと思い、彼女を自分の城に招待します。
いつか自国に戻りプリンセスとしての任務を果たさなければいけないClariceと、復讐計画にとらわれたMacKenzieのお話です。
この二人の間のロマンスというのが、私には全く存在しているようには思えませんでした。
だから印象に残らないし、すでに読んでから数週間経ってしまってるので、今回のレビューはこれだけっす。スミマセン。
でもAmazonでの評価はかなり高く、気に入った読者は結構いるようです。
私の好みではなかったというのが今回がっかりした一番大きな理由でしょうか。
なんにせよ、Doddはそんなに波のある作家ではないので、2、3作目もまた今度チェックしてみるつもりです。
Book2: The Barefoot Princess
Book3: The Prince Kidnaps a Bride
>>Spotlight on Christina Dodd
私の次のDoddは再出版の"Once A Knight"です。
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