Suzanne Enoch. 2006. Flirting with Danger. Avon Romantic Suspense.
ヒストリカルロマンス作家イーノックの初のコンテンポラリー作品。
大人気のようです。
Story:
Dialogue:
Hero:
Heroine:
Sensuality:
ヒーロー、Rick Addisonはイギリス出身の億万長者。かっこいいです。
ヒロイン、Samantha Jellicoeはプロの泥棒。キャットウーマン。
Rickのアンティークコレクションからある貴重な刻板を盗むよう依頼されたSam、彼の家に侵入して二人は爆発的な出会いをします。
てか、本当に爆弾が爆発するんです。
Samは誰かにはめられてRickの豪邸の中でもう少しでつかまってしまうかも!というところで、爆弾が爆発します。
危機一髪でRickを救い、Samは彼の前から姿を消します。
その後Rickは、体を張って自分を爆発から守ってくれたSamを必死に見つけ出そうとしますが、あまり成果はありません。
2、3日その後の経過を見ていたSamですが、爆発でセキュリティーが一人亡くなってしまい、Rickがその場にSamがいたと証言したことからSamが殺人容疑者候補に挙げられてしまいます。
プロの泥棒は人殺しはしないというプライド(?)から、Samは自分の無実を証明するためにも再びRickの豪邸へ侵入。
Rickに誰が爆弾を仕掛けたのかや誰が結局刻板を盗んだのか見つけ出すのを助ける代わりに、自分が殺人容疑者リストからはずされるよう協力してほしいと願い出ます。Rickの書斎の天井から侵入して。
爆弾、泥棒、とイライラがつのるRick。いくらきれいで魅力的なキャットウーマンでも、泥棒と「ビジネス」はできないと、最初は断りますが、数日後考えが変わり、二人の「ビジネス」交渉が成立します。
普段ヒストリカルばかり読んでいるので、現代のアメリカ風の会話表現にとまどってしまいました。 Swear Wordは、自分だってある程度は使うくせに、いざコンテンポラリーロマンスのヒロインが使うとぎょっとするやら「お里が知れるわネ」なんて口うるさいおばさんみたいなこと思ったり。ヒロインは結局は泥棒だし、とか。
あと、最近の20,30代の人たちはこんなこと言うのかな、と思わせる表現もいくつか。"You rock"とか恋人に言う?アメリカでは言うのかな。(言わないと思う・・・。)
ヒロインの泥棒という職業、もちろん、Rickは好きじゃありません。結局最後の最後で「引退」することになりますが、でもずーっとお話の中でRickがSamの職業のことで何か言おうもんなら怒り出すSamが好きになれませんでした。
色々、彼女が盗む理由は正当化されていましたが、どう考えても犯罪以外の何物でもないので、やっぱり最初の印象どおり、泥棒ヒロインのお話は完全に満喫できませんでした。
基本的にコンテンポラリーは好きじゃないので意見は偏ってしまうし、途中でお話の展開がダラダラしてしまいますが、それでも読み応えのあるセクシーで緊張感のあるお話でした。
コンテンポラリーのロマンチックサスペンスが好きな方にはオススメだと思います。
2作目"Don't Look Down"ももうすでに出ています。
なんと、この二人のその後のお話。
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