つわりなどやその他の妊娠症状のせいでブログをお休みする前の日記で、中国人の漢方治療医院で買ったホンモノの漢方治療を試したことを書きました。
月経困難か子宮内膜症だろうねと言われ、それに効く(と信じられている)地獄茶を1週間、1日2回マグカップに一杯飲みました。
「これで効き目がなかったら、ワシ怒るで!」という気持ちだったんだけど、結局、あれを飲んでいた頃って、もう受精した後の妊娠4週目頃でした(月経があった週を0週)。
それから妊娠していたことを知らずに、なんだかPMTの予兆を感じながら、Gのパワーリフティングの全国大会がNSW州のNewcastleであったので、同行。
しばらくホリデーに行ってなかったしね、なんて彼も言ってたので、思いっきり楽しむつもりで行きました。
はぁー。地獄茶の次は、何もない海辺の工業都市でつまんない地獄でした。
パワーリフティングっていうスポーツ自体がつまんないから、彼の出番まで会場にいるのも苦痛。彼の出番がきても、やっぱりこのスポーツってつまんないから、おもしろくもなければ興奮もしない。
やぁ~っとGの出番が終わって、彼と他の人たちの試合を見ていた時のことです。
近くの席で大会Tシャツを配っている男性がいたのですが、Tシャツのあまりに稚拙なデザインを見た私はゆっくり一言ずつ、
"That's kinda... poorly designed, isn't it. A primary school student can draw that."
って横に座っていたGに言うと、まわりの人たちはなんだか視線を一気にそらす…。
"Shush!!! HE designed it!"と笑いを押し殺しきれていないGから肘鉄を食らいました。
彼のその一言も結構デカイ声だっただけでなく、二人とも笑いを押し殺す姿はあまりにもあからさまだったので、もうフォローのしようがなかったです。
しかも罪悪感ナシ。
閉会式でその男性は、「Newcastleで大会を開催したかった。そしてやるんだったらゼヒ自分がリードして携わりたい、Tシャツもデザインしたくてたまらなかった」とスピーチしていました。
大会は滞りなく済んだけど、これからはTシャツのデザインはもうちょっと才能のある人にまかせ、思い出にとみんなが持って帰りたがるTシャツを作るのも、主催者側の手腕かと。
あと、Newcastleにはもう二度と行きません。
さて、
本関係のブログなので、今日の日記でも一冊レビュー。
しかも、私本人が妊娠4ヶ月目に入ったので、それ関連のものを。
ずっと前に、私が「そろそろ妊娠を考えている」と、母親になったばかりの元ボス先生に話したら、上の写真の本をオススメされました。
Kaz Cooke著の"Up the Duff"です。
Up the duffは「できちゃった」というスラング。
豪州はこれまで、妊娠・出産の本はアメリカかイギリス出版のものばかりだったので、なんだか豪州人ママや在豪ママには参考にならない部分もたくさんあったんです。
医療機関や保険システムのことだけでなく、妊婦用レシピなんかになると、オンスやパイントなど豪州ではめったに使われない単位がつかわれてたり、豪州では手に入りにくい材料や、呼び名も違ったりと、すごく面倒だったんです。
そこで、豪州人で出産経験もあるKaz Cookeが専門家の意見も取り入れながら、豪州で妊娠・出産する人のための本を書いたとのことです。
育児編の続編"Kid‐Wrangling"も出てます。
本屋のおじさんも「よく売れてる」と言っていたし、妊婦向け雑誌でもいつも紹介されてます。
この本は、一週間ごとに母体とベビーの両方にどんなことが起こっているかをおもしろおかしく書いてあります。
さらに、Hermoineという30歳過ぎのキャリアウーマンが妊娠に励むところから、「日記」として、彼女の気持ちや日々の経験などを通して、爆笑しながら妊娠生活が学べます。
私がこの本のとりこになったのには、2つ理由があります。
まず、ウェブなどで妊娠・出産に関するサイトに辿り着くと、やたらめったら乙女チックなデザインなうえに、オルゴールまでついてたりするんですよね。(ダウンロードに時間がかかる…。)
あのね、
セックスして受精して、つわりで苦しんで、真っ黒になった乳首と破裂しそうなおっぱいを見たら、いい加減自分が乙女だってことは証明されたと思うんです。
だからウェブサイトでそこまで花柄とかでくどくどと乙女チックにする必要はないんじゃないかと。
だからこの本の乙女チックからは程遠いイラストと、さばさばした語り口調は新鮮。すがすがしいです。
理由2つめは、キャリアウーマンであるHermoineの正直な気持ち。
体の変化に対する「ウゲッ」みたいな気持ちや(笑、自分や他人の流産への対処の仕方、ダウン症のテストを受ける頃に「もしダウン症の可能性が高かったら中絶しよう」という彼女の決断に至るまでの考えなどなど、赤裸々な意見・気持ちは友人からも聞けないことが多いです。
それに、これまでキャリアウーマンとはいかないけど自由奔放に「自分」を楽しんできた私にとって、妊娠してさらに母親になると個々として見てもらえなくなるというアイデンティティーの衝突など、キャリアウーマンで独立し、仕事と妊娠や育児生活のバランスを保とうと一喜一憂するHermoineに共感する部分もたくさん。
妊娠って、とにかく今のところ、私にとっては楽しくないです。
仕事はもう辞めたかったから、妊娠のせいで体調が悪くて辞めるいい言い訳になったけど、PMTのような症状がずっと続いているのと、つわりなどに加え、未知のことに対する不安など、花柄でオルゴールとは程遠い気分。
体や感情のコントロールが効かなくなったことや、子供が独立するまでは完全に自由を奪われたような気持ちも。で、そう考えてしまうことによって、生まれてくる子供に対して罪悪感も。
こういうことに関しても、Hermoineの日記では、決して軽くあしらってはいないけど、冗談交じりで率直に書いてあり、「こういう風に考えるといいよ」というヒントが得られます。
あとは、様々なテストを分かりやすく説明してあったり、豪州では一般的に行われる無痛分娩や、緊急/選択性の帝王切開のPros & Consなどなど。
と、流産の悲しみを乗り越えるためのサポート機関、授乳サポート機関、様々なヘルプラインに加え、アップデートされているその他の参考になる本などなど、情報盛りだくさん。
白人ママの場合だけでなく、アジア人、黒人の場合はこうですよ、などもきちんと書いてあり、アジア人である私が読んでも全く疎外感はありません。
豪州で妊娠・出産するなら必読です。
ちなみに、豪州で出産は不安じゃないかと日本の友人から聞かれましたが、それは全くありません。
妊娠・出産という未知のものに対する不安はあっても、豪州の妊娠・出産・育児にかんするサポートシステムや政策は、日本やアメリカのよりもうんと優れているのが事実です。
少子化と叫びながら数十年になるのにろくな対処もしていない日本。
なのに女性に出産を考えさせるサポートどころか、政治家のジェンダー問題無知に基づく暴言の連発。
子供の周りで平気でたばこを吸う大人。
つい最近できたばかりのザルの目の児童ポルノ規正法や、少年少女の性的イメージ搾取のことなどを考えると、日本で子供を生んで育てるほうが不安なこといっぱいです。
だから日本は悪い国というわけではありませんが、私は豪州で出産することになってラッキーだと思っています。日本で出産・育児をしている方には脱帽です。
月経困難か子宮内膜症だろうねと言われ、それに効く(と信じられている)地獄茶を1週間、1日2回マグカップに一杯飲みました。
「これで効き目がなかったら、ワシ怒るで!」という気持ちだったんだけど、結局、あれを飲んでいた頃って、もう受精した後の妊娠4週目頃でした(月経があった週を0週)。
それから妊娠していたことを知らずに、なんだかPMTの予兆を感じながら、Gのパワーリフティングの全国大会がNSW州のNewcastleであったので、同行。
しばらくホリデーに行ってなかったしね、なんて彼も言ってたので、思いっきり楽しむつもりで行きました。
はぁー。地獄茶の次は、何もない海辺の工業都市でつまんない地獄でした。
パワーリフティングっていうスポーツ自体がつまんないから、彼の出番まで会場にいるのも苦痛。彼の出番がきても、やっぱりこのスポーツってつまんないから、おもしろくもなければ興奮もしない。
やぁ~っとGの出番が終わって、彼と他の人たちの試合を見ていた時のことです。
近くの席で大会Tシャツを配っている男性がいたのですが、Tシャツのあまりに稚拙なデザインを見た私はゆっくり一言ずつ、
"That's kinda... poorly designed, isn't it. A primary school student can draw that."
って横に座っていたGに言うと、まわりの人たちはなんだか視線を一気にそらす…。
"Shush!!! HE designed it!"と笑いを押し殺しきれていないGから肘鉄を食らいました。
彼のその一言も結構デカイ声だっただけでなく、二人とも笑いを押し殺す姿はあまりにもあからさまだったので、もうフォローのしようがなかったです。
しかも罪悪感ナシ。
閉会式でその男性は、「Newcastleで大会を開催したかった。そしてやるんだったらゼヒ自分がリードして携わりたい、Tシャツもデザインしたくてたまらなかった」とスピーチしていました。
大会は滞りなく済んだけど、これからはTシャツのデザインはもうちょっと才能のある人にまかせ、思い出にとみんなが持って帰りたがるTシャツを作るのも、主催者側の手腕かと。
あと、Newcastleにはもう二度と行きません。
さて、
本関係のブログなので、今日の日記でも一冊レビュー。
しかも、私本人が妊娠4ヶ月目に入ったので、それ関連のものを。
ずっと前に、私が「そろそろ妊娠を考えている」と、母親になったばかりの元ボス先生に話したら、上の写真の本をオススメされました。
Kaz Cooke著の"Up the Duff"です。
Up the duffは「できちゃった」というスラング。
豪州はこれまで、妊娠・出産の本はアメリカかイギリス出版のものばかりだったので、なんだか豪州人ママや在豪ママには参考にならない部分もたくさんあったんです。
医療機関や保険システムのことだけでなく、妊婦用レシピなんかになると、オンスやパイントなど豪州ではめったに使われない単位がつかわれてたり、豪州では手に入りにくい材料や、呼び名も違ったりと、すごく面倒だったんです。
そこで、豪州人で出産経験もあるKaz Cookeが専門家の意見も取り入れながら、豪州で妊娠・出産する人のための本を書いたとのことです。
育児編の続編"Kid‐Wrangling"も出てます。
本屋のおじさんも「よく売れてる」と言っていたし、妊婦向け雑誌でもいつも紹介されてます。
この本は、一週間ごとに母体とベビーの両方にどんなことが起こっているかをおもしろおかしく書いてあります。
さらに、Hermoineという30歳過ぎのキャリアウーマンが妊娠に励むところから、「日記」として、彼女の気持ちや日々の経験などを通して、爆笑しながら妊娠生活が学べます。
私がこの本のとりこになったのには、2つ理由があります。
まず、ウェブなどで妊娠・出産に関するサイトに辿り着くと、やたらめったら乙女チックなデザインなうえに、オルゴールまでついてたりするんですよね。(ダウンロードに時間がかかる…。)
あのね、
セックスして受精して、つわりで苦しんで、真っ黒になった乳首と破裂しそうなおっぱいを見たら、いい加減自分が乙女だってことは証明されたと思うんです。
だからウェブサイトでそこまで花柄とかでくどくどと乙女チックにする必要はないんじゃないかと。
だからこの本の乙女チックからは程遠いイラストと、さばさばした語り口調は新鮮。すがすがしいです。
理由2つめは、キャリアウーマンであるHermoineの正直な気持ち。
体の変化に対する「ウゲッ」みたいな気持ちや(笑、自分や他人の流産への対処の仕方、ダウン症のテストを受ける頃に「もしダウン症の可能性が高かったら中絶しよう」という彼女の決断に至るまでの考えなどなど、赤裸々な意見・気持ちは友人からも聞けないことが多いです。
それに、これまでキャリアウーマンとはいかないけど自由奔放に「自分」を楽しんできた私にとって、妊娠してさらに母親になると個々として見てもらえなくなるというアイデンティティーの衝突など、キャリアウーマンで独立し、仕事と妊娠や育児生活のバランスを保とうと一喜一憂するHermoineに共感する部分もたくさん。
妊娠って、とにかく今のところ、私にとっては楽しくないです。
仕事はもう辞めたかったから、妊娠のせいで体調が悪くて辞めるいい言い訳になったけど、PMTのような症状がずっと続いているのと、つわりなどに加え、未知のことに対する不安など、花柄でオルゴールとは程遠い気分。
体や感情のコントロールが効かなくなったことや、子供が独立するまでは完全に自由を奪われたような気持ちも。で、そう考えてしまうことによって、生まれてくる子供に対して罪悪感も。
こういうことに関しても、Hermoineの日記では、決して軽くあしらってはいないけど、冗談交じりで率直に書いてあり、「こういう風に考えるといいよ」というヒントが得られます。
あとは、様々なテストを分かりやすく説明してあったり、豪州では一般的に行われる無痛分娩や、緊急/選択性の帝王切開のPros & Consなどなど。
と、流産の悲しみを乗り越えるためのサポート機関、授乳サポート機関、様々なヘルプラインに加え、アップデートされているその他の参考になる本などなど、情報盛りだくさん。
白人ママの場合だけでなく、アジア人、黒人の場合はこうですよ、などもきちんと書いてあり、アジア人である私が読んでも全く疎外感はありません。
豪州で妊娠・出産するなら必読です。
ちなみに、豪州で出産は不安じゃないかと日本の友人から聞かれましたが、それは全くありません。
妊娠・出産という未知のものに対する不安はあっても、豪州の妊娠・出産・育児にかんするサポートシステムや政策は、日本やアメリカのよりもうんと優れているのが事実です。
少子化と叫びながら数十年になるのにろくな対処もしていない日本。
なのに女性に出産を考えさせるサポートどころか、政治家のジェンダー問題無知に基づく暴言の連発。
子供の周りで平気でたばこを吸う大人。
つい最近できたばかりのザルの目の児童ポルノ規正法や、少年少女の性的イメージ搾取のことなどを考えると、日本で子供を生んで育てるほうが不安なこといっぱいです。
だから日本は悪い国というわけではありませんが、私は豪州で出産することになってラッキーだと思っています。日本で出産・育児をしている方には脱帽です。
Kanaさんからメールをもらって私もすぐに返事(長~いの)を書いたんですよ!
でもPCの調子が悪くて消えちゃって…。
で、数日後に気を取り直して書き直したら、それもアンティークのようなPCのせいで消えちゃって
それから妊娠症状のうちのひとつか、PCの音が嫌になっちゃって、ずっと返事せずにいました。
わざとじゃないけど、なんだか無視しちゃったような感じになってしまって本当にごめんなさい。
さらに、ここ数週間はブログにコメントをいただいても、日本語ライティング機能が駄目になっちゃって
そしてジャーン!
今日から新品PCです!
また近況報告のメールさせていただきます
脂肪線ですが…。
こちらも色々とクリームだのなんだの出てますよ…。やっぱり気になるところですよね。
でもウェブとか上で紹介した本には、脂肪線が出ない人はラッキーで、基本的には予防法も治療法もないって書いてありました
でも、少しでも皮膚が伸びるのを妨げないようにするにはいいと言われているクリームが雑誌とかで紹介されているので、試してみようと思ってます。
罪悪感、やっぱりありますよね~。
妊娠する前に、同年代の同僚の子と「妊娠は考えてるけど、自由を手放しがたい」って話をしてたんです。
妊娠できたのは嬉しいけど、やっぱり自分一人で好きなときに好きなところへ出かけられるっていうのは忘れがたい至福の時ですね~。
赤ちゃんがもたらす至福の時で補ってもらいますか!
PCが新しくなると、とってもサクサク作業が進みますよね。
私もいろいろ後で書きますね!
妊娠出産にまつわるお話は100人が100通りあると思っていいですよね。私たちの世代は懐かしい思い出話にしかなりませんが、当事者はモワモワとしたものを抱えてスッキリ・クキッリの状態とはちょっと・・・
英語が大してできないのに、今私の手元にはメアリ・バログの本が3冊(原書で!)あります。おばさんは頑張ってこれからもこのような本(英語の本!!)
に目を通して行こうと思っています。---どうも家族はお母さんは突如英語の勉強に目覚めたと思われているらしいーーー
どうぞ、お身体を大事になさいませ。
でも、うちのGはチェスにはまり、私はマージャンのタイルマッチにはまってしまってます…。
ではでは
私からは、はじめましてです。
Yoおばさんからは実際2回目のコメントだそうですが、最初のコメントはもしかしたらきちんと投稿されていなかったかもしれません…。
編集画面のコメント欄を過去にさかのぼってよくチェックしてみたんですけど…。
>出産にまつわる話は…
そうですね^^
ここで紹介した本にも、妊娠は個人個人によって違うし、個人でも妊娠するたびに色々あると書いてありました。
ホント、モヤモヤ状態が続いているのに、先日うちのGの親父殿から「これからもっと孫が増えたら車を変えないとね」なんてジョークを言われ、ちょっとゾッとしてしまいました^^;
このお腹の子、Gの一族では初孫であり、初ひ孫でもあるので期待度高い高い。
でも、悪いけどまずはこの一人目を無事に産んでから先のことは考えさせていただきます…。
そして、Yoおばさんもメアリ・バログファンだったんですね!
好きな作家の本は原書でも持っていたいですよねー
原作ってどんな感じなんだろうとか思うし。
>突然英語の勉強に目覚めた…
趣味程度にコツコツ読んでいるうちに、スラスラ読めるようになる日も近いです!
家族を驚かせてやるのもいいんじゃないですか
>お身体を大事に
ありがとうございます
いつもみなさんからやさしい言葉をかけていただいて幸せモノです
Yoおばさんも健康に気をつけて、ガンガン読書して、また私のおしゃべりにつきあって下さいナ!