さいえんす徒然草

つれづれなるまゝに、日ぐらしキーボードに向かひて

盲牌ロボットも夢じゃない?

2006-06-10 19:03:26 | 材料・技術
 麻雀も達人の域に達すると”盲牌”といって指先だけで何の牌だかわかるようになるらしいですが、人間の指先の感覚というものは非常に感度のいいセンサーだといえます。このような人間の指先に匹敵するような触感センサーを開発できれば、非常にデリケートな作業をロボットなどに担わせることができます。

 ネブラスカリンカーン大学のVivek Maheshwariらは従来のものよりも50倍も高感度な新しい触感センサーの開発に成功しました。エレクトロルミネッセンス薄膜と呼ばれるこの装置は、圧力が加わると発光する仕組みになっていて、その発光パターンを画像データとして感知するようです。実験では1ペニー硬貨のリンカーン像もはっきりと認識できました。この仕組みならば複雑な形にも加工することが出来、なとえば手術用の内視鏡などに搭載することが期待されるようです。

参考:
New Sensor Feels Fine(ScienceNOW)
Robotics Sensor Images the Sense of Touch (Scientific American)

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2 コメント

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分析機器に・・・ (310・・・)
2006-06-14 19:08:25
リンカーン像を見て連想してしまうのは、AFM的分析装置。

AFMって扱いにくくて、ちょっとこれほんとかな?という画像がとれるので、このエレクトロルミネッセンスを使って表面解析が出来たら意外といけるんじゃないかと思いました。

スケールが全然違うけど、そこは改良して・・・粘度とかも測れそう。なんて、よくわからん。
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Unknown (Itokin)
2006-06-15 17:50:01
AFM、原理は良く分からないけど解像度という点では桁違いに良さそうですね。エレクトロルミネッセンス薄膜の利点は簡便さとリアルタイムに観測できる点でしょうか。測定装置というよりもセンサー?それこそ僕らにとっての触覚という知覚を機械にも持たせようということなんでしょう。



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