さいえんす徒然草

つれづれなるまゝに、日ぐらしキーボードに向かひて

クリスマスにおける論文投稿数

2007-12-20 22:46:51 | その他
 オックスフォード大の Ladle らによると、“12月25日”に科学論文雑誌に投稿される論文数が過去10年間で急増しているとの事です(Google scholar 調べ)。これは全体的な論文投稿数の伸びを考慮しても600%の伸びになるそうです。また、キリスト教圏のヨーロッパ及びアメリカだけを抜き出しても同じ傾向が出るみたいです。

背景には、
1.論文業績を作らなければ生き残れないという研究者間の熾烈な競争
2.論文執筆作業を押している多忙極まる教育や研究室運営の仕事
3.電子ジャーナル化が進み365日が営業日
という原因が考えられるそう。

 著者らによると、クリスマスぐらいは休んだ方がサンタさんが素敵なプレゼントを持ってきてくれるようになるだろうということです。例えば、 NATURE に論文が載るとか。

参考:
Come all ye scientists, busy and exhausted. O come ye, O come ye, out of the lab, :Nature 20 Dec. 2007 V. 450 (7173) pp1127-1276