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“裏金派閥パーティー”の元凶は小選挙区制だった…自民党ご意見番は「政党交付金の制度もおかしい。まず党、次に派閥がピンハネ、最後に…」

2024年01月23日 08時03分56秒 | 政治のこと

“裏金派閥パーティー”の元凶は小選挙区制だった…自民党ご意見番は「政党交付金の制度もおかしい。まず党、次に派閥がピンハネ、最後に…」(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース 


“裏金派閥パーティー”の元凶は小選挙区制だった…自民党ご意見番は「政党交付金の制度もおかしい。まず党、次に派閥がピンハネ、最後に…」
12/12(火) 6:20配信


デイリー新潮
松野博一官房長官

「中選挙区制は候補者同士、つまり人と人との戦いです。自民党の新人議員が中選挙区制で立候補する場合、まずは自民党のライバル議員と戦うことになります。出馬前から政策を練り、支援者と意思疎通を密にし、勉強を重ねることで鍛えられました。一方、小選挙区制は党と党の戦いです。自民党の公認さえ得られれば勝てる選挙区もありますそのため政治家として精進する必要性は乏しくなります。閣僚の不祥事が起きると『なぜ首相はあんな議員を抜擢したのか』という疑問の声が上がりますが、あれは順番が逆です。自民党でもそういうレベルの議員が増えており、そうした議員を起用せざるを得ないというのが実情です」(同・深谷氏)


 1988年の「リクルート事件」級の“疑獄”に発展するという声も出てきたが、本当だろうか。FNNプライムニュースオンラインは12月7日、「【独自】岸田首相が岸田派会長を退く意向固める 政治資金問題受け『会長を続けたままで信頼回復できるのか』批判も」との記事を配信し、YAHOO! ニュースのトピックスに転載された。


【写真】パー券を大量に売り捌き「9000万円裏金」を作っていたとして名前が上がっている「安倍派4回生議員」 収入を過少申告していた各派の長たちも


 ***


 この日は共同通信も「安倍派『裏金』9千万円超議員も 特捜部、還流の経緯捜査」との記事を配信し、YAHOO! ニュースのトピックスに転載された。担当記者が言う。


「自民党の各派閥は、政治資金パーティーを開きます。その際、所属議員はパーティー券を売りさばくよう命じられ、ノルマも科せられます。ところが、ノルマを超えた売上は議員にキックバック。おまけに政治資金収支報告書には記載せず、裏金にしているという実態が明らかになってきました。刑事告発も行われ、東京地検特捜部が捜査を始めています」


 国民の強い批判の声を受け、岸田文雄首相が自身の派閥の会長を退任すると報じたのがFNNの記事。安倍派全体での裏金は5年間で1億超、派の中には5年間で9000万年の裏金を作った議員がいる、と関係者の取材を元に報じたのが共同の記事だった。


 この問題で安倍派の塩谷立座長は、11月30日、キックバックについて「あったと思う」と発言。すぐに撤回したものの、かえって信憑性が増してしまった。


「塩谷さんは1990年初当選のベテラン議員です。記者との受け答えの様子を動画で確認すると、普通に本当のことを喋ってしまったと見るのが自然でしょう。実際、キックバックの手法などを考えると、昨日今日に始まった“裏ワザ”とは思えません。塩谷さんのようなベテラン議員にとっては、見慣れた光景という可能性があります」(同・記者)


中選挙区と小選挙区
 そこで“自民党のご意見番”として知られる元衆議院議員の深谷隆司氏に取材を依頼した。深谷氏は1935年生まれで、現在は88歳。1972年に初当選し、郵政大臣、自治大臣、通商産業大臣を歴任した大物議員だったが、2009年の衆議院選挙で落選。12年に引退を表明した。


 政治資金パーティーによる裏金作りをどう見ているのか、深谷氏は「中選挙区制と小選挙区制の違いが如実に表れました」と言う。


「私たち一家は旧満州のハルピンから無一文で引き揚げ、都営住宅で生活を再スタートさせました。親父は靴職人だったので、私には政治家としての地盤もカバンも看板もありません。それでも国会議員になれたのは、必死で票とブレーンを集め、資金援助をしてくれる企業を見つけたからです。当時は企業の政治家個人に対する政治献金が認められていました。中選挙区時代の私の選挙区は旧東京8区で、中央区、文京区、台東区。ここで数百社の企業から支援を受け、月に2万円の会費を負担してもらいました。年間にすると数千万円の政治資金を自前で確保していましたから、パーティー券を苦労して売ったことはありません」


 現在のように政治資金パーティーが盛んに開かれるようになったのは、1994年に小選挙区となり、政党交付金制度が95年に始まったことが要因だという。


政治資金の枯渇
「私は政党交付金制度について最後まで強く反対しました。有権者には、自民党の支持者もいれば共産党の支持者もいます。ところが、課税は一緒くたですから、皆さんの税金はごちゃ混ぜになって政治家に届けられる。これはおかしいと言ったんです。共産党を支持する有権者は、自分の税金が自民党の議員に渡されるのは嫌でしょう。しかも、交付が始まると、まずは党がピンハネし、次に派閥がピンハネし、最後にようやく議員に渡されるわけです。にもかかわらず、たちまち議員だけでなく派閥も政治資金に困るようになりました。それを補填するために、パーティーが盛んになったのです」(同・深谷氏)


 中選挙区制では1つの選挙区から複数の当選者が出る。そのため自民党も社会党も複数の候補者を擁立した。特に自民党の場合は、同じ選挙区で「田中派と福田派の議員が激突」することも珍しくなく、議員の帰属意識は党ではなく派閥にあった。


「党より派閥ですから、そのトップともなれば自分の派閥を運営するための資金も自分で調達するわけです。盆や暮れには、“子分”である所属議員に餅代といった名目で政治資金を渡しました。ところが、小選挙区制になると、誰もが資金の確保に汲々とするようになりました。その結果、各派閥は、料理や酒を少しでも削って利益率を上げたパーティーを開き、ノルマを課して“子分”にチケットを売らせる時代が来たのです」(同・深谷氏)


記載の必要性
 政治資金が調達できなくなったのなら、“清廉潔白”な政治家を目指せばよい。だが、小選挙区制になって政治家は劣化してしまったという。


「中選挙区制は候補者同士、つまり人と人との戦いです。自民党の新人議員が中選挙区制で立候補する場合、まずは自民党のライバル議員と戦うことになります。出馬前から政策を練り、支援者と意思疎通を密にし、勉強を重ねることで鍛えられました。一方、小選挙区制は党と党の戦いです。自民党の公認さえ得られれば勝てる選挙区もあります。そのため政治家として精進する必要性は乏しくなります。閣僚の不祥事が起きると『なぜ首相はあんな議員を抜擢したのか』という疑問の声が上がりますが、あれは順番が逆です。自民党でもそういうレベルの議員が増えており、そうした議員を起用せざるを得ないというのが実情です」(同・深谷氏)


 こうして深谷氏の指摘に耳を傾けると、政治資金パーティーの問題は根が深いことに気づく。確かにパーティーは小選挙区制下では必然だったかもしれない。とはいえ、そこにはいつの間にか“錬金術”の要素が加わっていた。どこの派閥でも長期間、公然と裏金作りに励んできたのだ。


「私は政治資金パーティー自体を批判しているわけではありません。裏金が問題なのです。得た収益を堂々と政治資金として記載すればいいだけの話です
。そもそもパーティー券は1枚数万円くらいですし、年に何回も開かれません。やれキックバックだ、裏金だと言っても、多くの議員にとってはそれほど大きな額ではないはずです。だからこそ余計に記載しなければならなかったと思います」(同・深谷氏)

岸田政権への影響
 記載しなかった結果、自民党には大きな逆風が吹いている。深谷氏も「今後の展開は要注目だと思います」と言う。


「東京地検特捜部が、たとえ1人でも現職の自民党議員を立件すれば、世論の反発は相当なものでしょう。場合によっては、岸田政権の屋台骨が揺らぎ、政局の火種になる可能性もあります。それだけ国民は怒り心頭です。特捜部の捜査の進展に注目するのももちろん大事ですが、岸田政権の支持率にどこまで悪影響が出るかも注視する必要があるでしょう」


デイリー新潮編集部





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東大理Ⅲの合格者数が多い高校は?

2024年01月23日 03時03分01秒 | 受験のこと
2022年東大理Ⅲの合格者数が多い高校は?

12/22(木) 14:29配信 



2022年東大理Ⅲ合格者数が多かったのは桜蔭・灘


2022年東大理Ⅲ合格者を10名以上輩出した国公立・私立高等学校2校



2022年に東大理Ⅲ合格者を10名以上輩出したのは、関東エリアの私立中高一貫女子校のトップ校、桜蔭中学校・高等学校で13名、関西エリアの私立中高一貫男子校のトップ校、灘中学校・高等学校で10名という結果でした。
桜蔭の東大理Ⅲの合格数が灘を上回ったことに、驚いた方も多かったのではないでしょうか。


2022年東大理Ⅲ合格者を2~6名輩出した国公立・私立高等学校13校



2022年に東大理Ⅲ合格者を2~6名輩出した学校は、13校のうち9校が私立、国立が2校、公立が2校です。また、男子校が8校、共学校が5校という結果となりました。

全国の超難関校が名を連ねていますが、神奈川県立横浜翠嵐高等学校は、2021年の東大現役・既卒合計の合格者が50名と2020年の26名から倍近くとなり、2022年においては52名と躍進を続ける注目校です。


また、同県の私立中高一貫校の栄光学園中学校・高等学校では、東大の学校推薦型選抜において理Ⅲに1名の合格者を輩出し、注目されました。


2022年東大理Ⅲ合格者を1名輩出した国公立・私立高等学校18校


2022年に東大理Ⅲ合格者を1名輩出した学校は、18校のうち14校が私立、公立が3校、国立が1校です。また、共学校が13校、男子校が4校、女子校が1校という結果となりました。

女子校は、東京都にある私立中高一貫校の白百合学園中学高等学校です。医学部を目指す生徒も多く、2022年の国公私立医学部・医学科の現役合格者数は48名、現役合格率は29%と高い実績で、女子御三家の雙葉中学校・高等学校と肩を並べています。

共学校では、茨城県の私立中高一貫校、江戸川学園取手中・高等学校も注目されています。

同校では、中学には、「医科ジュニアコース」・「東大ジュニアコース」・「難関大ジュニアコース」、高校には、「医科コース」・「東大コース」・「難関大コース」が設けられ、希望する進路に沿った教育が行われています。こうしたコース制により、東大や医学部への合格実績を着実に上げてきています。

東大理Ⅲ合格者数、過去5年間の合計で最も多い学校は灘高等学校



2022年東大理Ⅲ合格者が多い上位4校の合格者数(2018年~2022年)



2018年から2022年までの過去5年間において、東大理Ⅲへの合格者をコンスタントに輩出してきた上位4校を見てみましょう。

5年間の合計で最も多かったのが灘で71名、2位は筑波大学附属駒場で54名、3位は開成で49名、4位は桜蔭で42名でした。

東大理Ⅲにおける、伝統名門4校の合格者数は今後も注目です。
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「在宅血液透析」>人工透析は自力で可能: 患者「えっ?」と意外な顔…

2024年01月23日 00時03分24秒 | 医療のこと
患者「えっ?」と意外な顔…血液のろ過・人工透析は自力で可能

腎不全が進行すると、人工的に血液の浄化を行う「人工透析」治療の必要に迫られます。成人の8人に1人が腎臓病であるいま、誰にとっても他人事ではありません。さて、透析は病院で行うものがよく知られていますが、実は在宅でも可能なことをご存知でしょうか。その詳細を、腎臓内科医・南青山内科クリニック院長の鈴木孝子氏が解説していきます。

11/13/2021




難しい?…「透析治療」は、自分で自宅で行える



「透析は、自分でできるんですよ」 腎不全が進み、そろそろ透析を検討しなければならない患者さんに、このようにお話しすると、皆さん「えっ?」と意外な顔をします。 そして「難しそう。自分にはできそうにない」とも……。

 ですが国内では2019年末時点で750人以上の透析患者が、自分で自宅にて行う方法で血液透析を行っています。 確かにその割合は、施設に通って行う施設血液透析に比べわずかなものです。でも決して、「限られた人しか受けられない」特別な治療法ではありません。国内ではすでに、約40年もの歴史があります。 治療費も、施設血液透析より高いということはなく、公的保険で受けられます。


分で透析ができたら、わざわざ施設に週3回通う必要はなくなります。 何時までに必ず来てくださいね!と言われずにすみ、自分の空いた時間に透析ができます。4時間もの透析時間をずっとベッドの上で過ごす必要もありません。ソファに座ってテレビを見たり、本を読んだり、住み慣れた自宅でくつろぎながら、透析を行うことができるのです。

 透析の日は、自宅との行き帰りを含めるとほぼ1日、そのために費やさなければならない、という人が多いと思います。それが、自分で自宅にて透析を行えるようになれば、透析中の数時間はともかく、自由時間がぐんと増えます。 誰でも1日24時間のもち時間は同じです。治療でしかたなく、貴重な時間を削られるよりも、その分自由に使えるほうがいいに決まっています。しかも、透析は一生にわたりますから、1年、3年、10年、と経てば、自由になる時間は膨大なものになります。

自宅に器械を設置し自分で行う透析治療を「在宅血液透析」といいます。ここ10年ほどの間で3倍以上となり、働き盛りの世代から第二の人生を歩む60~70代まで、治療を受けている年齢層も広がりを見せています。

 また、かつては施設透析や腹膜透析を行っていた患者が、状態を見ながら在宅血液透析に移行していくパターンが主流でしたが、近年は、血液透析の導入当初から、在宅透析に興味をもつ人も増えてきました。



在宅血液透析」いいことずくめの詳細


在宅血液透析を受けている人のほとんどが「自分の自由な時間で透析ができる」ことをメリットの1つに挙げています。 施設透析はどうしても時間の拘束が患者の大きな負担になります。 

「自由になる時間が少なくなる」 「もっと趣味に打ち込める時間が欲しい」 「家族や友人と出かける予定が立ちにくい」

 ――こうした時間のやりくりにまつわる悩みは、施設透析での患者につきものです。 しかし在宅血液透析なら、自分の生活スタイルに合わせて、透析スケジュールを組むことができます。時間の融通が利くだけではありません。

 施設血液透析は、保険適用になる上限が月14回まで、と決まっていますが、在宅血液透析では何回行っても治療費は追加されません。連日や隔日での透析も可能です。施設血液透析よりも、回数や時間を多くすることができるため、しっかりと、十分な量の透析ができるのです。 施設血液透析では、透析を行わない日は水分や老廃物、過剰なリンやカリウムを体内にためておくことになります。それゆえに、食事制限を厳しくして、体に負担を掛けないようにしなければなりません。

 しかし在宅血液透析なら、その日のうちに摂取した水分、リンやカリウム、尿毒素を、透析で取り除くことが可能ですから、その分食事制限が緩くてすむのです。 また、毎日リンやカリウムの除去ができますから、リン吸着剤、カリウム吸着剤といった薬の量を減らすこともできます。つまり、施設血液透析よりもずっと、生体の腎臓に近い機能を得られる、というわけです。

 繰り返しになりますが、透析は頻回かつ緩やかであるほうが、老廃物を取り除く効率が良く、体調の変動も少なくてすみます。生体の腎臓は毎日24時間働いているわけですから、在宅透析で施設透析よりも回数、時間とも増やして行うほうが、それにより近い働きができるのは明白です。そして、長期的には予後の改善も期待できるとされています。 

「楽にできて、体に優しく、予後も良くなる」いいことずくめの透析方法が、在宅血液透析なのです。

 鈴木 孝子 南青山内科クリニック 院長 





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