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米議会乱入者が断言「“今や(議事堂は)君たちのものだ”と警官が言った」 FBI訴状 議事堂襲撃の謎

2020年11月11日 22時45分08秒 | 事件と事故


 議事堂襲撃事件を調査しているFBIが、1月14日、議事堂に乱入して逮捕された2人の男性に関する訴状を提出した。

 その訴状の中で、2人の男性は、ある警官が彼らの手をつかんで握手し、こう言ったと訴えている。
「今や(議事堂は)君たちのものだ」

 まるで、暴徒たちを議事堂に招き入れるかのような一言だ。なぜ、その警官は2人の男性にそんな発言をしたのか?

 2人の男性とは、ロバート・バウアー氏と同氏の従兄弟のエドワード・へメンウェイ氏。バウアー氏がフェイスブックに議事堂乱入時の写真を投稿したことを知ったある男性が、FBIの国家脅威作戦センターに電話でそのことを伝えたことから、1月8日、FBI捜査官はバウアー氏を同氏の勤務先で尋問した。
今や君たちのものだ
 バウアー氏は、妻やヘメンウェイ氏とともにワシントンDCに行き、1月6日にホワイトハウス前で行われたトランプ氏の集会に参加した。集会で、トランプ氏が集会参加者たちに「ペンシルベニア通りを歩いて議事堂に行こう」と呼び掛けたことから、彼らは参加者たちとともに議事堂まで歩いた。
 議事堂の外には6人〜8人の特別機動隊が立っており、参加者たちは彼らに向かって物を投げた。
 バウアー氏は、議事堂の外側を、右手に黒いランプがあるドアのところまで歩き、そのドアから議事堂内に入った。立ち入り禁止の看板がなかったことから、悪いことをしているという認識はなかったという。

 議事堂内に入ると彼らは警官と遭遇した。
 バウアー氏によると、ある警官が彼の手をつかみ、握手してこう言ったという。「今や(議事堂は)君たちのものだ」
 バウアー氏は、その警官は恐怖感からそんな言動に出たのではないかと思うと話している。
 ヘメンウェイ氏も、警官が握手したと話している。ヘメンウェイ氏が「ごめん」と言うと、その警官は「おい、今や君たちのものだ」といい、彼を片腕でハグしたという。

 そして彼らは、支柱が並ぶ円形の部屋に入った。バウアー氏はそこで「選挙を盗むな」と連呼し、写真やビデオを撮影した。FBIに提出した動画の中で、バウアー氏は乱入した暴徒たちとともに「我々のものだ! 我々のものだ!」と連呼している。
議事堂に乱入したバウアー氏(右)とヘメンウェイ氏(左)は、警官に「(議事堂は)今や君たちのものだ」と言われたという。出典:justice.gov

 彼らは議事堂に乱入した理由についても話している。
 バウアー氏は「議事堂を占拠するためだ。警官を襲うつもりも彼らと闘うつもりもなかった。乱入時、議会が開かれていることも知らなかった。人々は小児性愛者、ニュース、ロックダウン中に仕事をなくしたことなどついて怒っていた」と説明している。
 ヘメンウェイ氏は、好奇心と愚かさから、議事堂に入ったと話している。同氏も議会が開会中だったことは知らなかったというが、選挙人投票の認定をしようとしていたことやペンス副大統領が投票結果を発表することは認識しており、そんな状況下で議事堂内に入ることは間違っていることだとはわかっていたと説明している。

 ルイスヴィル・クーリエ・ジャーナルの報道によると、彼らは、15日、連邦裁判所で、侵入禁止の建物に侵入したことに対して無罪を申し立てた。
警官はなぜMAGA帽を被っていたのか?
 議事堂襲撃事件については様々な謎が指摘されている。特に、FBIが調査しているのは暴徒たちがどうやって議事堂内に侵入したかだ。

 暴動中、MAGA帽(Make America Great Again=アメリカを偉大にしようというトランプ氏の主張が書かれた野球帽)を被った警官が暴徒たちを先導して議事堂内に入れているように見える動画が問題となり、その警官はすぐに停職処分となった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、その警官は、MAGA帽を被ることで暴徒化した人々の信頼を得ることができれば、議事堂内にいる同僚の警官たちを助けに行くことができると思ったと話しているという。また、その警官の行動により、暴徒たちが侵入していた議事堂の扉を閉鎖することができたと証言している者もいるという。
計画された襲撃?
 FBI(米連邦捜査局)のジェームズ・コミー元長官は、CNNの取材に対し、議事堂乱入事件について「少なくとも陰謀があったことに間違いはない。計画された襲撃である」と主張している。

 また、CNNは「FBI側は、襲撃は単なる抗議行動が発展したものではなく、計画されていたものだと考えている」と報じている。FBIの調査によると、集会参加者の中には議事堂襲撃に使用する道具を取りに行くために、トランプ氏の集会から早く出て行った者がいるというのだ。

 FBIは、1月15日までに議事堂暴動に関与した疑いのある270人超の人々を特定し、100人以上を拘束したが、今後、FBIがどんな証拠を出してくるか注目される。

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これもまた>共和党の選管委員、大規模不正の証拠「見つからず」 フィラデルフィア

2020年11月11日 22時45分00秒 | 国際情勢のことなど
(CNN) 米ペンシルベニア州フィラデルフィア市の選挙管理委員は11日、今月3日の大統領選挙で大規模な不正があったことを示す証拠は何も見つかっていないと明らかにした。

 共和党員のアル・シュミット委員はCNNの番組で、ソーシャルメディアで「何の根拠もない馬鹿げた主張が行われ広まっているのを目の当たりにしている」と発言。


もしそんな証拠が見つかれば「これまでの全ての選挙と同様に、当局に伝える」と述べた。

 トランプ大統領は対立候補のバイデン前副大統領の当選確実が報じられて以降、根拠を示さずに選挙に不正があったと主張。選挙が「盗まれた」と発言し、法廷闘争に臨む姿勢を示している。

 トランプ氏は10日、ツイッター上でシュミット氏を名指しして「名ばかりの共和党員」と批判。「彼は山のような腐敗や不正を見ることを拒否した。我々が勝つ!」と述べた。 シュミット氏によると、同氏の事務所は、亡くなっているのにフィラデルフィアで票が投じられたとされる人物のリストを調査。その結果、「リストの中で亡くなった後にフィラデルフィアで投票した人は一人もいない」ことがわかったという。

 シュミット氏は「選挙を喜ぶ人も、そうでない人もたくさんいるのはわかっている。だが、うそや真実でない情報に人々がこれほど飢えている状況は理解不能だ」とも述べた。CBSの番組に出演した際は、事務所に殺害の脅迫も届いていることを明らかにした。

 CNNはペンシルベニア州でバイデン氏の勝利確実を予測。11日午前の時点で同氏のリードは4万7000票あまりとなっている。

 シュミット氏はまだ郵便投票1万8000票と暫定票1万8000票の集計が終わっておらず、仕事に専念すると言及。「資格のある有権者が選挙当日や事前に投じた票を集計していく。そうした作業は論議の的となるべきものではない」と語った。


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このときも>トランプ氏弁護士会見に「(選挙の)不正主張はすべてウソ」と一刀両断>FOXニュース記者が

2020年11月11日 22時30分25秒 | 国際情勢のことなど
トランプ米大統領の顧問弁護士を務めるルディ・ジュリアーニ氏は19日、共和党全国委員会本部で記者会見に臨んだ。 

【動画】FOXニュースの美人女性記者、

ジュリアーニ氏の会見を「嘘っぱち」とバッサリ ジュリアーニ氏率いる弁護団は、民主党関係者と外国政府が共謀したという疑惑を訴えており、この日も持論を展開。

会見の模様はトランプ寄りとされているFOXニュースでも中継されたが、クリスティン・フィッシャー記者は、今耳にしたことはそっくりそのままナンセンスだ、とホワイトハウス前から視聴者に語った。 

「以上、鮮やかな口ぶりのルディ・ジュリアーニ氏の記者会見でした。ですが事実には欠けています。彼の発言のほとんどは、単に事実でないか、すでに裁判で却下されています」 。


フィッシャー氏は会見のレポートの冒頭でこう述べた。 ワシントンの共和党全国委員会本部で行われた会見を「鮮やか」と表現したのは言い得て妙だ。汗ばんだジュリアーニ氏が記者に向かって、票の不正犯罪が行われたのは確かだと思う、自分にはそれがかぎ分けられる、と話している最中、


ヘアカラーが彼の顔に流れ落ちていた。 


「私には犯罪がわかります、かぎ分けられるんです。皆さんはかぎ分けられなくても大丈夫です、私が証明してみせます」とジュリアーニ氏。 

だが、フィッシャー記者はジュリアーニ氏が選挙不正に関して「大胆かつ根拠のない」主張を展開し、「これは全国規模での陰謀だと呼びましたが、いまだはっきりした証拠を示せていません」と正確にレポートした。 

その後フィッシャー記者は、ジュリアーニ氏がアメリカ国民に述べたことは法廷での発言と食い違っている、と報じた。

 「ジュリアーニ氏はフィラデルフィアで広範囲の選挙不正があったと主張し続けていますが、法廷では、本人の言葉を借りれば『不正が行われた事例はない』と発言しています。宣誓下ではない公の場での発言が、法廷内での発言と違っています」とフィッシャー記者。

 さらにフィッシャー記者は、トランプ陣営が特定の連邦訴訟を取り下げた理由を説明する際、ジュリアーニ氏が真実を語っていなかったとも報じた。

また、ジュリアーニ氏本人が入手したと主張している「数百人の」選挙不正に関する宣誓供述書をメディアに提出していないとして、トランプ大統領の個人弁護士を追及した。



「確固たる証拠を示していない」
最後にフィッシャー記者は、嘘をまき散らすジュリアーニ氏の背後に掲示されていた看板も嘘っぱちだ、と述べてレポートを締めくくった。

 「ステージ上にはジュリアーニ氏と一緒に、『勝利への複数の道筋』と見出しが書かれた巨大ポスターが張られていました。ですがジュリアーニ氏は複数どころか、たったひとつの道筋もはっきり説明しませんでした」とフィッシャー記者。


「つまりトランプ陣営はいまだに、少なくとも法廷では、広範囲な選挙不正や選挙違反が行われていたという確固たる証拠を示していないという事実に変わりはありません。選挙結果を覆し、次期大統領というジョー・バイデン氏の立場に有効な異議申し立てを行うのには不十分です」 Translated by Akiko Kato






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トランプ氏解任要求、ペロシ下院議長「最高度の緊急を要する」 共和党一部も賛意 

2020年11月11日 22時15分02秒 | 国際情勢のことなど
トランプ米大統領(共和党)の支持者が連邦議会議事堂に乱入した6日の事件を受け、ペロシ下院議長(民主党)は7日、大統領の解任をペンス副大統領に要求した。大統領が職務を果たせない場合の権限委譲などを定めた憲法修正25条に基づくもので、実現しない場合はトランプ氏の弾劾・罷免手続きを検討する意向も示した。ペンス氏は拒否する構えだが、前代未聞の騒乱を招いたとしてトランプ氏の責任を問う声が高まっている。 

【変わらぬ支持誓う】不満を訴えるトランプ支持者ら  

警察当局は7日、乱入事件で負傷した男性警官が死亡したと発表し、事件関連の死者は5人になった。こうした事態に抗議する形で、政権内でも7日までにチャオ運輸長官やデボス教育長官ら閣僚の一部が辞意を表明したと報じられた。一方、安全保障上の空白が生じるリスクへの懸念もあるため、安保担当閣僚らには辞任しないよう促す声も根強いという。  

ペロシ氏は7日の記者会見で、「米国に対する武力の反乱を扇動した」と大統領を非難し、職権剥奪が「最高度の緊急を要する」事態であることを強調した。25条は副大統領と閣僚の過半数が議会に申し立てることで職権を副大統領に移す内容。民主党側は7日にペンス氏に電話協議を申し入れたが、応じなかったという。だが共和党のキンジンガー下院議員が「自発的または強制的に行政府の長の立場を放棄すべきだ」との声明を出すなど、与党の一部も25条発動に賛意を示している。 

 実際には20日のバイデン次期大統領就任まで2週間を切った段階での権限委譲の可能性は低いが、議会側には「民主主義への挑戦に明確な意思を示すべきだ」との声があり、不信任決議の提出も議論されている。  

一方、トランプ氏は7日、敗北を受け入れる演説の動画をツイッターに投稿。「円滑で切れ目のない権力移行に注力する」と明言し、議会に乱入した支持者に対しては「法を犯した者は報いを受ける」と述べた。 

 トランプ氏は7日未明に「選挙結果には同意しないが、秩序ある政権移行が行われる」との声明を発表していたが、自身の罷免を求める声の高まりを受け、改めて敗北を明確に受け入れる姿勢を示す必要があると判断した模様だ。トランプ氏は支持者に対し「我々の旅は始まったばかりだ」とも語った。  

トランプ氏のツイッターのアカウントは6日に凍結されたが、7日に解除された。【ワシントン高本耕太】



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少し前の>武装した極右集団の温床ミシガン州では、"投票所への銃の持ち込み"は禁止できないだろうと警察が発言

2020年11月11日 22時00分08秒 | 国際情勢のことなど

大統領選を前に、アメリカのミシガン州では警察署長らが投票所への銃の持ち込みを取り締まることはできないだろうと話している。現地の放送局WKARが報じた。 11月3日の投票日に有権者が脅迫を受けるのではないかとの懸念から、ミシガン州ではジョスリン・ベンソン(Jocelyn Benson)州務長官が投票所への銃の持ち込みを禁止した。


 ミシガン州では最近、"ミリシア"と呼ばれる極右武装集団のメンバーたちがウィットマー知事の拉致・殺害を計画したとして、逮捕されている。 州都ランシングにある州議会議事堂の周辺には、自らの存在感を示そうと重武装したデモ参加者がしばしば集まっている。 



ミシガン州の警察署長らは、投票所への銃の持ち込みを禁止するのは難しく、取り締まりはできないだろうと話していると、現地メディアが報じた。 大統領選まで残り1週間を切る中、投票日に武装集団から有権者が脅迫を受けるのではないかとの懸念から、ミシガン州当局は今月、投票所への銃の持ち込みを禁止した。

 禁止令を出したジョスリン・ベンソン州務長官は、投票所に武装した人間がいると「有権者や選挙関係者などに混乱や恐怖、威圧感を与えるだろう」と指摘した。

 禁止令は「投票所、有権者が出入りするために使用する廊下、または投票所のある建物の入口から100フィート(約30メートル)以内」で大っぴらに銃を携帯することを禁止している。


 ところが、10月26日のWKARへのコメントで、Michigan Association of Chiefs of Policeのロバート・スティーブンソン(Robert Stevenson)氏は、銃の持ち込みを取り締まる方法が分からないと述べた。 


「署長たちは、取り締まらないとは言っていない。どうすれば取り締まれるのか分からないと言っているのだ」 10月22日には、銃を持つ権利を主張する団体がこの禁止令の正当性を問う訴訟を起こしたと、デトロイト・ニュースが報じた。

禁止令に反対する人々は、これは武器を所有し携帯する権利を保障する合衆国憲法修正第2条に反するものだと主張している。 スティーブンソン氏はこの議論の中で、警察はどちらかの肩を持つものでもないと強調した。 


「わたしたちは、それがどんなものであれ法律に従いたいと考えている」 「わたしたちの元には、わたしたちがミリシアや白人至上主義者を支持し、投票所に銃を持ち込ませようとしていると非難するヘイトメールが大量に送られてくる。だが、それは真実ではない。わたしたちはただ、自分たちが従うことのできる明確な法律を求めているだけで、それが今、ここにはない」


 ミシガン州では、いわゆる"ミリシア"と呼ばれる極右武装集団による活動が増えている。 禁止令が出る少し前には、ミシガン州のウィットマー知事の拉致・殺害を計画したとして、複数の容疑者が逮捕された。 4月には、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるためのロックダウン(都市封鎖)に抗議する、重武装したミリシアのメンバーたちが州議会議事堂の建物を占拠した。 


ウィットマー知事の拉致・殺害を計画したとして容疑者が逮捕された直後の集会では、トランプ大統領が知事を批判し、大統領の支持者たちは「知事を収監しろ」と何度も叫んだ。


これを受け、ウィットマー知事はトランプ大統領が故意に「国内テロの動機を与えている」と非難した。 トランプ大統領は一連のツイートの中で、ウィットマー知事の拉致計画を非難したが、そのロックダウンの措置については批判をし続けていて、検察側はこれが拉致計画を引き起こしたと指摘している。 


大統領選は不正なものになるだろうと根拠もなく繰り返し主張するトランプ大統領は、支持者らに対し、"非公式の選挙監視員"として行動するよう呼びかけている。 極右集団はこれを"行動要請"として受け取っていると、過激派に詳しい専門家たちはガーディアンに語った。 

[原文:Police in Michigan, a hotbed for armed far-right groups, said they may be powerless to enforce a ban on guns at polling places] (翻訳、編集:山口佳美)








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