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元CAが指摘、ペットと同伴搭乗「非常時の問題点」 アメリカ消防局にはペット救助のノウハウも

2024年02月01日 20時03分54秒 | 生き物のこと

元CAが指摘、ペットと同伴搭乗「非常時の問題点」 アメリカ消防局にはペット救助のノウハウも(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース 





元CAが指摘、ペットと同伴搭乗「非常時の問題点」 アメリカ消防局にはペット救助のノウハウも
1/27(土) 10:21配信


東洋経済オンライン
空港で預けられるペット。同伴搭乗の問題について考えてみます(写真:CHAI/PIXTA)


 羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し、日航機の乗客367人と乗務員12人は無事でしたが、海保機の乗員5人が亡くなりました。


【写真で見る】安全に空の旅をするための必需品。保冷マットとこぼれないタイプの給水器


 日航機の貨物室に預けられたペット2匹は救出できなかったことで、ペットを貨物室に預けることに反対する声が、SNSを中心にあがりました。


 女優の石田ゆり子さんが「いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しいです」と自身の意見をSNSに投稿。さらに「災害時、非常時には、モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を…。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せないのです」と投稿すると、コメント欄には賛否両論が多数寄せられ、議論が過熱しました。


 その後も芸能人やコメンテーター、政治家、料理人などが、次々にSNSなどに投稿するなど、更に議論が白熱するという状況になったのです。


■同伴搭乗でも緊急時は人命優先


 北九州を拠点とするスターフライヤーは、国内では初めて2022年3月からペットと同伴搭乗できる「FLY WITH PET!」というサービスを導入、今年1月15日からは国内線全便に拡大しました。


 緊急時の対応について公式サイトでは、「緊急時の酸素サービスはペットにはご利用いただけません。また脱出の際にはペットは機内に置いて行かなくてはなりません」と明記されています。


 欧米では多くの航空会社で同伴搭乗サービスを行っていますが、その運航規約にもペットは「手荷物」として扱われる旨が記載されています。「緊急脱出の際には手荷物は機内に残して脱出しなければならない」というルールが、ペットにも当てはまります。


 ではなぜ、それらを持ち出してはいけないのでしょうか。


 国土交通省のウェブサイトには、航空局からの非常脱出時における適切な対応のお願いとして「何も持ち出さないで! ハイヒールは脱いで!」と記載。理由として、「非常脱出時に手荷物を持ち出すことやハイヒールを履いたままの脱出は、ご自身の脱出の遅れや他の旅客の脱出の妨げになるほか、ご自身や他の旅客が負傷したり、脱出スライドが損傷し、使用出来なくなるおそれがあります」としています。

 2019年5月にモスクワの空港に緊急着陸した旅客機の炎上事故では、脱出スライドによる非常脱出の際に、多くの旅客が死傷しました。非常脱出時に一部乗客が手荷物を持ち出したことで、他の乗客の脱出が遅れた可能性もあると報道されています。


■元キャビンアテンダントの指摘


 JALの元キャビンアテンダントのAさんは、ペット同伴搭乗をさせた場合の非常時に想定されることについて、下記のように指摘します。


 ■ペットを機内に同伴できても、非常時に連れて脱出することはできない


 ■「置き去りにできない」と連れだそうとする乗客が出てきた場合、自身の避難の遅れや他の乗客の脱出の妨げになる


 ■「ペットを連れていけないなら、私も避難しない」という乗客が出てきた場合、乗務員も全員機内に残ることになる


 ■脱出時は急降下するスライダーを滑り降りる必要があり、何か持っていては乗客の安全を確保できない


 ■ペットケージを持って降りた場合、その角などでスライダーが破損すれば、他の乗客が脱出できなくなる


 ■ペットを抱いて降りた場合、ペットの爪でスライダーが破損すれば、他の乗客が脱出できなくなる


 ■脱出のためにペットをペットケージから出した場合、ペットが興奮して暴れる、乗客を噛む、逃走するなどの2次的な事故が起これば、乗客の脱出の妨げになる


 もちろん、ペットは飼い主にとって大切な“家族の一員”で、非常時に連れて脱出できないのは耐えがたいつらさです。しかし、「あくまで人命が最優先」であり、同伴搭乗でもそれが変わることはありません。


 ルールを無視した行動を飼い主がした場合、2次的な事故で多数の犠牲者が出る可能性もあります。


 今回の事故で2匹の命を助けられなかったのは本当に無念ですが、人命救助を最優先して、迅速的確にJALの乗務員が行動したからこそ、全員脱出を実現できたのでしょう。


■同乗搭乗はペットにとって快適か


 そもそも、ペットとの同伴搭乗は動物にとって快適なのでしょうか。


 ソラシドエアの機内環境の説明を要約すると、「飛行中の客室内の気圧は地上より低く、離陸・着陸時には気圧の変化が起こる。機内温度はエアコンで調整されているが、湿度は20%まで低下することも。離陸・着陸時や気流の悪いところでは機体が大きく揺れる」とされています。



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 鳴いたり、粗相をしたりした場合は、デッキに出て対応するか、次の駅で下車することも可能です。素早い対応ができるので、周囲の人に迷惑をかけることやペットの不快感などを軽減できます。


 タクシーに同伴乗車するときは、まず運転手さんにペットを乗せてよいか聞く必要がありますが、ほかに乗客はいないので、飼い主もペットも落ち着いて乗車できます。ペット同伴専用のタクシーであればより安心です。


 筆者の場合は、移動のほとんどが自家用車です。周囲の人への配慮も、車から降りたときだけで済みます。何より愛犬・愛猫も乗り慣れていますし、ストレスも最小限で移動できます。


 目的地にもよりますが、飛行機、船、電車、バス、タクシー、車などペットを同伴できる移動手段はたくさんあります。しかし、それぞれにおいて非常時のリスクや周囲の人への配慮の範囲も大きく違ってきます。


 それらを十分に理解したうえで、ペットの種類、健康状態、年齢、性格などを考慮し、できる限りリスクが低く、快適な移動手段を選択することが大切なのではないでしょうか。


■「モノ」ではなく「命あるもの」


 動物愛護管理法第2条の基本原則にあるように、犬や猫などのペットは単なる「物」ではなく「命あるもの」です。


 飛行機に限らず、ペットの同伴や搭載、乗車を許可するのであれば「あくまで人命が最優先」で、その後に「ペットの救助」という考えを持ち、救急救命についてのプロトコルを作成するなど、備えることが必要です。


 筆者が、一般社団法人日本国際動物救命救急協会のペットセーバー(ペットの救急隊員)プログラムに参加した際、アメリカの消防局にはペット救助のノウハウがあり、ペット用の酸素マスクなどの救急セットも常備、動物救助専門チームも設置されていると聞きました。


 フランス、カナダ、ドイツも同様で、実際に火災発生現場などにおいて、犬や猫などのペットが救助されています。


 日本でその体制を確立するには、法改正や関係団体のシステム改善、連携などが必要ですが、動物愛護の精神からも議論の余地があるのではないかと筆者は考えます。今回の事故によるペット同伴搭乗の議論の根本は、そこにあるのではないでしょうか。




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ネコは世界をどのように捉えているのか、人間の感覚とどう違う?

2024年01月14日 15時03分23秒 | 生き物のこと
ネコは世界をどのように捉えているのか、人間の感覚とどう違う? 音楽の好みは?(ナショナル ジオグラフィック日本版) - Yahoo!ニュース 




ネコは世界をどのように捉えているのか、人間の感覚とどう違う? 音楽の好みは?
1/9(火) 11:30配信


ナショナル ジオグラフィック日本版
「ヒゲ」にもかわいいだけではない秘密が、暗闇での視力や人間より優れた嗅覚など
ネコが獲物に飛びかかるにはある程度の明るさが必要だが、この子ネコは暗闇で見事なジャンプを見せた。(PHOTOGRAPH BY SETH CASTEEL, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE IMAGES)


 ネコにとっての世界は、私たちが暮らす世界とはかなり違う。ネコは人間と同じ五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を備えているが、感覚器官から入ってくる情報の理解や処理のしかたは人間とは大きく異なる。


ギャラリー:ネコは世界をどのように捉えているのか 写真6点


 ネコの気持ちを理解するためには、まず私たちはネコが世界をどのように捉えているかを理解する必要がある。あなたのネコが経験している世界を知ることで、ネコとの関係をより良くすることができるかもしれない。


視覚
 ネコも人間と同じように視覚を使って周囲の世界を見たり、おやつを探したりしている。しかし、目の構造に違いがあるため、見ている世界はだいぶ違っている。


 ネコが暗闇の中で正確に獲物に飛びかかるのを見ると、暗視ゴーグルでも備わっているのかと思えるかもしれないが、ネコにもある程度の明るさは必要だ。ただ、夜目があまりきかない人間とは違い、ネコにとっては夜こそが輝く時間だ。数百万年にわたる進化の結果、多くのネコは夕暮れから夜明けにかけて活動し、狩りをするようになっている。


 私たちがものを見るとき、光は角膜(眼球の前面にある透明な膜)から目の中に入り、網膜(眼球の内側を覆う膜)に集められる。ネコは薄暗いところでの暮らしに適応した結果、角膜は大きく、ドーム状になっていて、光を最大限に集めることができる。その瞳孔は縦に長く、真昼には線のように細くなっているが、暗くなると300倍も大きくなる(人間の瞳孔は15倍程度にしかならない)。


 ネコの目の網膜の後ろには、網膜に吸収されなかった光を反射して網膜に戻す「輝板(きばん)」または「タペタム」と呼ばれる層がある。これもまた、薄暗いところでものが見えるように適応した結果だ。暗闇の中でネコの目が光って見えるのは、光が輝板に反射しているのだ。ネコは周辺視野も広い。


 それ以外の点では、ネコの視覚はそれほど優れていない。ネコは網膜の錐体細胞(すいたいさいぼう、明るいところで色を認識する細胞)の数が人間に比べて少ないため、ネコの見る世界は人間が見る世界ほど鮮やかではなく、色合いも少ないと考えられている。錐体細胞は視力も担っているため、ネコが明るいところで見る世界はぼやけている。人間なら30メートル離れたところから見えるものを、ネコは6メートルまで近づかないと見ることができない。


 ぼやけて見えていても、ネコの動作は敏捷だ。ネコは、細部の形や色ではなく動きに反応しやすいので、これで支障はないのだ。

聴覚
 ネコの三角形の耳は、小さくてふわふわした衛星放送受信アンテナのような働きをする。ネコの耳介は独立して前後左右に180度回すことができる。そのためネコは、90センチ離れた場所から、瞬きよりも短い0.06秒の間に、数センチの誤差で音の発生源を特定できる。


 西洋音楽では半音(全音程の半分)を区別するが、ネコは10分の1音という微妙な音の高さの違いを聞き分ける。また、人間やイヌよりもはるかに高い音を聞き取ることができる。だから、人間が愛するビヨンセやベートーベンの音楽をネコも好むとは限らない。


 2015年に発表された論文では、米国の2つの大学の研究チームが、人間のための音楽と、ネコのために作曲された音楽(ネコが喉を鳴らす音や乳を吸う音に似たパルスを取り入れた「Cozmo's Air」と「Rusty's Ballad」という曲)をネコに聞かせたところ、ネコは後者を好むことが示された。


嗅覚
 他の4つの感覚とは異なり、ネコの嗅覚は生まれたときには完全に発達している。そのため生まれたばかりの子ネコは、すぐに匂いを頼りに一番近い乳首に向かい、栄養豊富な初乳を飲むことができる。


 専門家によれば、ネコの嗅覚は人間の約14倍も優れているという。鼻腔の中にあり、匂いを感知する細胞がある「嗅上皮(きゅうじょうひ)」という組織の大きさを比べると、イエネコは人間の5~10倍だ。そのため、匂いを感知する嗅細胞の数は、人間が500万個であるのに対し、ネコでは2億個もある。


 ネコには上顎(あご)に「ヤコブソン器官」という嗅覚器官もある。これは「鋤鼻器(じょびき)」とも呼ばれる。ヤコブソン器官の受容体細胞は、性行動や摂食行動、社会行動に関わる脳領域につながっている。ネコは興味深い匂いを嗅ぐと、口を半開きにして上唇を引き上げる(フレーメン反応)。ネコがこの表情をするときには、空気の分子をヤコブソン器官に送っているのだ。吸い込んだ空気の匂い分子は嗅上皮やヤコブソン器官にとらえられ、匂いが感知される。


触覚
 私たちが愛してやまないネコのヒゲは、ネコにとって本当に重要だ。


 ネコのヒゲは正式には「洞毛(どうもう)」と呼ばれ、ほかの体毛よりも長くて太い。洞毛は神経と血管が詰まった毛包から生えており、人間の指先と同じくらい敏感だ。ネコはこのヒゲで視力の悪さを補っている。ヒゲは、微妙な空気の流れでネコに獲物の存在を教えたり、障害物を回避させたりするのに役立っている。


 ネコたちがこの世界をどのように捉えているのかが分かれば、彼らのことを今よりもっと理解できるようになるはずだ。


文=CARRIE ARNOLD/訳=三枝小夜子







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羽田衝突事故でJAL機内のペットが犠牲に…他社なら“救えた”のか? 海外では「一緒に搭乗」が普通も

2024年01月08日 10時03分04秒 | 生き物のこと




羽田衝突事故でJAL機内のペットが犠牲に…他社なら“救えた”のか? 海外では「一緒に搭乗」が普通も

1/5(金) 16:12配信


乗りものニュース
海外では「ペットと一緒に搭乗」は普通だが…
事故翌日のJAL機の残骸(松 稔生撮影)。


 2024年1月2日に羽田空港で発生したJAL(日本航空)機と海上保安庁の固定機との衝突事故。海保機には犠牲者が出た一方で、JAL機に搭乗していた379人の乗員・乗客は全員脱出に成功し、生還を遂げています。その一方で、JALは3日、この便の貨物スペースに乗っていた乗客のペット2匹は助からなかったことを発表しています。


【画像】えっ…これが「飛行機に乗せられない荷物」たちです


 同社をはじめとする国内航空会社の大多数は、乗客とペットが客室へともに入ることができないルールとなっており、航行中のペットは貨物スペースで過ごすことが一般的です。その一方で海外の航空便では、ペットともに客室に乗り込むことは全く珍しいことではありません。


 もしJAL便以外でアクシデントに遭遇し、機内から脱出しなければならない場合、ペットを助けることはできたのでしょうか。


 結論からいうと、客室にペットを連れていける航空会社に乗っていたとしても、ペットとともに脱出することは非常に難しいと言わざるを得ないでしょう。


 旅客機から乗客が緊急脱出する際の鉄則のひとつが、「手荷物を一切持たずに脱出する」ということ。JAL機からの全員脱出の達成も、このルールを乗客が遵守したことが一因であると、同社は分析しています。


 JALは公式サイト上で、その理由を以下のように公開しています。


・脱出の妨げとなりますので、手荷物は一切持たないでください。
・脱出の際、手荷物をもっていると、通路をふさぎ、他のお客さまの脱出の妨げになる可能性があります。
・手荷物やハイヒールは、スライドを傷つけ、スライドの空気が抜けて使えなくなる可能性があり、後からくる人が脱出できなくなります。


 そして、乗客のペットは一般的に、「手荷物の一種」として分類されます。


 たとえば一定条件下で客室にペットと一緒に入ることを許諾しているエールフランス航空の運送約款では、ペットの取り扱いについて第10条「手荷物」の一部に記載しています(第10条4項)。同じくペットの連れ込みを許諾しているアメリカン航空の運送約款でも「手荷物」項目の一部にペットの取り扱いについての記載があります。


「ペットは手荷物」は世界的に標準なのか?
スターフライヤー「ペット同伴実証」初便の様子。社員のペットであるミニチュア・シュナウザーの女の子が機内に入った(乗りものニュース編集部撮影)。


 一定条件を満たした場合、国内線で猫、犬、鳥などの小型ペットの同伴を2匹まで可能としているエア・インディア(インド)の運送約款でも、「ペットは超過手荷物オプションで予約してください」「料金は国内線の超過手荷物料金に基づく」など、「手荷物」として扱われる旨が記載されています。


 機内の保安ルール、運送約款はグローバルスタンダードに基づいて設定されており、航空会社ごとに大きく差が出るということはあまりありません。つまり、盲導犬などの特殊な事例を除いては、「万が一の緊急脱出の際には機内に置いたまま脱出しなければならない」原則が、どの航空会社にも当てはまってしまうというのが現状です。


 なお、国内でもペットとともに客室へ乗り込むことができる航空会社は存在します。北九州を拠点とするスターフライヤーでは2022年3月より「FLY WITH PET!」という同伴オプションを国内で初めて導入。現在は全路線に対応しています。


 同社によると、これはペットと一緒に客室で過ごすことが一般的な海外の事例をもとに、サービスを構築したとのことです。しかし同社の公式サイト上でも、「緊急脱出が必要になった場合、ペットは連れていけませんので、ペットを機内に残して脱出いたします」と明記されています。


 もちろんペットは“家族の一員”としてともに長い時間を過ごした大切な存在であり、感情的には耐えられないことです。「ペットロス」という言葉があるほど、そのショックは大きいものです。筆者も過去にペットが亡くなったとき、非常に苦しい日々を長いあいだ送ったことがあります。


 ですが、現状のルールでは「旅客機内ではあくまで人命が最優先」。もしそれで一緒に脱出を試みた乗客が機内に停滞する、また脱出後に機内に戻った場合、2次的な事故で多数の犠牲者が出る可能性もあります。できるだけ多くの人命を救うことを主眼に置いている状況では、「人間全員生還」を達成したJALの判断は世界的な基準に基づいたものだったといえるでしょう。


佐藤尚樹(旅行ライター)



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死んだペットをクローン再生 DNA99・9%引き継ぐ犬1匹700万円 中国企業に依頼殺到

2023年12月21日 23時03分57秒 | 生き物のこと

死んだペットをクローン再生 DNA99・9%引き継ぐ犬1匹700万円 中国企業に依頼殺到



[2023年12月17日23時28分]


林雷さんの母親に抱かれるクローン猫の小黄=11月、北京(共同)


「あの子にもう1度会いたい」-。ペットブームに沸く中国でペットを亡くした飼い主のためにクローンをつくるビジネスが広がる。北京のベンチャー企業は約500匹の犬猫をクローンで再生させた。1匹数百万円と高額にもかかわらず依頼が殺到。クローンペットに規制はなく生命倫理を巡る議論も呼んでいる。


白いしなやかな身体に茶色いしっぽ。医療系基金に携わる林雷さん(38)の北京市郊外にある自宅を訪れると、来客に驚いた雌猫の小黄(シャオホワン)が勢いよく階段を駆け上がった。林さんは「初代小黄と配色も寝そべる姿もそっくり」と目を細める。


娘のような存在だった保護猫の小黄が食中毒のような症状で死んだのは2019年12月。衰弱していく愛猫を見ながらクローンペットを思いつき、死後すぐにベンチャー企業「北京希諾谷生物科技(シノジーン)」に連絡。20年11月にクローンの小黄が生まれた。


クローンをつくるにはペットの皮膚などから採取した体細胞を、核を取り除いた未受精卵に融合させ、代理母の子宮に入れて妊娠、出産させる。


「遺伝子は元のペットと99・9%以上同じ。育つ環境が一緒なら性格も似るし、健康面も問題ない」。シノジーンの米継東会長(45)は話す。


同社は12年に創業。17年に最初のクローン犬を誕生させ、18年から一般向けにクローンビジネスを始めた。価格は犬が5万ドル(約700万円)、猫は4万ドルからで顧客の8割は中国人。日本からの依頼も約10件あった。


警察犬や野生動物にも手を広げ犬を代理母として希少なホッキョクオオカミのクローンを誕生させた。「種の保存にも有効」と強調しパンダのクローンにも前向きだ。


中国ではクローン人間は禁じられているが、動物のクローンに明確な規制はない。流産や死産の割合が高いとされ、成功率は「30%程度」(米会長)。クローン1匹をつくるのに平均3匹の代理母のほか、卵子を提供する雌も必要で「動物虐待だ」とインターネット上で非難が上がる。


「ただ戻ってほしいだけ。人と同じ倫理基準をペットに求めるべきでない」。クローン誕生を待つ上海市の王一兵さん(55)は愛犬の写真をなでながら涙ぐんだ。(共同)




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ネコは「万能捕食者」だった!あらゆる種類の生物を食べることが判明 米大学で食生活を調査

2023年12月17日 15時03分38秒 | 生き物のこと
ネコは「万能捕食者」だった!あらゆる種類の生物を食べることが判明 米大学で食生活を調査
12/15(金) 22:00配信



よろず~ニュース
ネコ


 ネコは、あらゆる生物を食べることが分かってきた。新たな研究で、ネコはスズメ、ネズミ、ウシガエルなど2000種類以上の生物を捕まえる「万能捕食者」であることが判明した。


【写真】カマキリと格闘する姿にキュン!「必死すぎるネコ」のカレンダーが「かわいい」


 米オーバーン大学の研究チームが、ネコの食生活に関する過去の研究を調査し膨大なデータを制作。ネコが食べる生物の約半分が鳥類だったという。そして4分の1が爬虫類、5分の1が哺乳類という結果となった。


 ネイチャー誌のアンドリュー・ミッチンソン編集長はこう話す。「研究者らは、ネコの食生活について莫大な数の過去の研究をまとめ上げ、現在のところ最大のデータベースを作りました」「そのメタアナリシスによると、ネコが食べる生物は2084種、その内981種が鳥、463種が爬虫類、431種が哺乳類です」


 「驚くべきことに昆虫(119種)と両生類(57種)も多数の種類が確認されました」「これによって浮かび上がった事実はネコは極めて無差別な捕食者で、捕まえた、もしくは漁った生物は何でも食べるということです」



続きは↓ 

https://news.yahoo.co.jp/articles/c95d38347d01a7a0d913108e0409631932353edf


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