きのうの雨で、西谷川畔の桜が、もう散り始めてしまった。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」とは、在原業平の作で、
桜が咲けば散るのが心配になってしまうので、世の中にまったく桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに、
というような意味だという。
「もう少し散らずにいておくれ」と思う私はしかし、散り始めても、残念ではあるが、がっかりはしない。
散った花びらも(哀しくはあるが)「のどか」なものだ。
なんとなれば、これもまた桜なのだし、
オヤジともなれば、のどかに哀しいのもまた、趣きがあっていい。
とかなんとか、朝からほんわかしていた私。
日中は相変わらず、酉年のバタバタ野郎である。
明日もまた、せめて朝ぐらいは、のどかに行こうと思うのだ。
有限会社礒部組が現場情報を発信中
発注者(行政)と受注者(企業)がチームワークで、住民のために工事を行う。
三方良しの公共事業実践中!