胎内にいる。
小野組さんの研修会にじゃまさせてもらっている。
きのうから再三再四登場するキーワードが「流れ」だ。
夜中まで語り、朝は4時起床。
そのまま、近ごろではすっかり旅の恒例となった散歩を90分ほど。
胎内川を、橋の上から、あるいは土手から、はたまた汀近くまで降りて、さまざまな角度からながめていると、ふと、北島三郎の歌声が脳内に響いた。
♫ 川の流れと人の世は
澱みもあれば溪流(たに)もある ♫
マネジメントにとって、流れを阻害する要因をさぐりあてるのは必須だ。
しかし、それを排除することだけが正しいとはかぎらないのではないか。
澱みをなくし、流れを速くすることだけが、正しい方策とはかぎらないのではないか。
岩盤をむりやり穿ち、ボトルネックを押し広げ、川の流れをスムーズにすることだけが改善ではないのではないか。
ではどうすればよいのか?
抽象的な表現ならいくらでもできる。
必要なのは具体的方策だ。
サブちゃんの歌声を脳裏に響かせながら、そんなことを考えていた。
この美しい風景には似合わないなと、苦笑いしつつ。
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