人生初めての長崎に行ってまいりました。
学会の内容は残念ながらもうひとつで、特に新たな知見はなかったように思います。
特にシンポジウムがどうしても普段あまり臨床をやっておられない先生が多く、自分のデータが非常に少なく、論文のreviewに終始している印象でした。日本の学会はどうしてもこういう傾向があり、昼間よりも、夜の懇親会の方が学術的に盛り上がるという、おかしな傾向があります。
その中でも特筆すべき点は一般演題の発表でした。私が豪州で研究してきたimmotile cilia syndrome精子無力症に関しての一例報告です。
富山の施設で、(こんな言い方をしては失礼ですが、、)ほとんどはじめて経験したであろう症例に対し、エビデンスを基に非常に見事に治療されており、妊娠に至っているケースレポートでした。
その発表は見事にまとめられており、質問に対しても非常に理路整然と答えられていました。
私も一言コメントをさせていただきましたが、こういう演題は本当にうれしくなります。
困難症例を妊娠に持っていくには、情報と知識と経験をすべて集結させて、さらに全力でやらないといけません。
たとえ、症例数が少ない地方でも、このような素晴らしい結果が得られているのには本当に頭が下がります。
いろんなことがあった学会ですが(テレビで見られてご存知の方もおられるでしょうが、、)、私の一番印象に残ったのはこのケースレポートでした。
学会の内容は残念ながらもうひとつで、特に新たな知見はなかったように思います。
特にシンポジウムがどうしても普段あまり臨床をやっておられない先生が多く、自分のデータが非常に少なく、論文のreviewに終始している印象でした。日本の学会はどうしてもこういう傾向があり、昼間よりも、夜の懇親会の方が学術的に盛り上がるという、おかしな傾向があります。
その中でも特筆すべき点は一般演題の発表でした。私が豪州で研究してきたimmotile cilia syndrome精子無力症に関しての一例報告です。
富山の施設で、(こんな言い方をしては失礼ですが、、)ほとんどはじめて経験したであろう症例に対し、エビデンスを基に非常に見事に治療されており、妊娠に至っているケースレポートでした。
その発表は見事にまとめられており、質問に対しても非常に理路整然と答えられていました。
私も一言コメントをさせていただきましたが、こういう演題は本当にうれしくなります。
困難症例を妊娠に持っていくには、情報と知識と経験をすべて集結させて、さらに全力でやらないといけません。
たとえ、症例数が少ない地方でも、このような素晴らしい結果が得られているのには本当に頭が下がります。
いろんなことがあった学会ですが(テレビで見られてご存知の方もおられるでしょうが、、)、私の一番印象に残ったのはこのケースレポートでした。
主人が閉塞性無精子症のため、顕微授精に挑戦中のまつと申します。
今年の3月に主治医の紹介により、地元の大学病院の泌尿器科にてMESA(とTESEの間くらい。。と先生はおっしゃっておりました。)を行い、無事に精子を採取することができ、顕微授精に挑戦しておりますが、未だ妊娠には至っておりません。
手術が終わり、主治医の元へ採取した精子を持っていったところ、「ほとんどが不動精子である」と言われました。
MESAはTESEに比べて良質な精子を採取できる。と聞いていたのでショックでした。
数時間後、精子が動き出した、ということで凍結しましたが、顕微授精した際にも不動精子ばかりなのが原因かわかりませんが、受精卵のグレードは非常に低いものばかりでした。
また、後日主人から、手術の前日に自己処理をした。との話がありました。
主人としては病院から禁欲期間の指定などもなかったし、夫婦生活もほとんどないため、古い精子がたまっていたのが心配でしてしまったそうですが。
その後、禁欲期間を3~5日指定された、という記事を目にしてしまい、もう一度MESAをしなおしたら、良質な精子を採取することが出来、グレードの高い受精卵が出来るのでは?と考えてしまっています。
長々と書いてしまって申し訳ありませんが、石川先生の病院ではMESAやTESE前に禁欲期間を指定しているのでしょうか?
また、精子の質に影響はあるのでしょうか?
ご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
MESAがTESEに比べて良質な精子を採取できる、ということはありません。逆にDNA損傷の観点からは精巣精子のほうが有利であったりもします(きちんと慣れていて、よく理解しているドクターが行う場合はどちらでも差はありませんが、、)。精子が採れればよいという考え方ではなかなかうまくいきません。
閉塞性の場合、禁欲期間はまったく影響を与えませんのでご心配なく。
現在の状況ならfresh simple TESE-ICSIをお勧めします。もちろん現在の凍結精巣上体精子の状況にもよりますが、、。一度受診ください。
先生に提案していただいた「fresh simple TESE-ICSI」ですが、共働きで遠方のため、何度も通うことができず、厳しいように思います。
現在、グレードの低い受精卵が一回分残っておりますが、その後はまた採卵から始めることになります。
その場合、今凍結してある精子を使用して顕微授精をするか、または再手術により良質な精子を期待して採取しなおすべきか迷っております。
手術の方法や執刀医の腕により採取する精子の質が変わってくるのであれば、主人は先生の手術を受けてもいいと言ってくれています。(前回は大学病院により3日間の入院が必要でしたが、日帰り手術が可能ということが魅力のようです。)
凍結精子と地元の主治医による顕微授精になってしまいますが、それでも現在の状況よりはグレードの高い受精卵が出来る可能性はあるのでしょうか?
お忙しいところ何度も申し訳ありませんが、先生のご意見をお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
主治医とも相談し、一日でも早く受診できるように準備させて頂きます。
その時はまたよろしくお願いします。