『自分探しは愛の樹海をさ迷う苦行』になる!!

質問・昨年春に介護福祉の専門学校を卒業して、老人福祉施設に務めています。

私は人よりもゆっくり仕事するため、先輩や周りの職員から毎日怒られています。

昔からみんなに「トロ子」のあだ名で呼ばれていましたから。

そんな自分を変えたいから自己啓発やスピリチュアルセミナーにも、いくつか参加しました。

セミナーに参加するとやる気と自信が湧くんですが。

いざ職場に戻ると相変わらず仕事が遅いため叱責の嵐で、落ち込みます。

また自信を取り戻すために、セミナーに行くことを繰り返しています。

先日も先輩から「あなたはこの仕事が向かないから
他を探した方がいい」と言われ大ショックの状態です。

お年寄りの方と話し、お役に立つことが嬉しいから続けてきました。

どうしたら自分は変われるでしょうか。教えてください。

叡空・あなたは非常に努力家の方だ。しかし、とてつもなく不器用のようだ。

一般企業の人達は「努力と効率」を評価する。

唯一例外と言われてきた福祉の世界も、「流れ作業の仕事へと変質」してきている。

職員たちは『自らのハートの聲に耳を閉ざし、志を忘れた機械』になった。

あなたにとって、今の仕事は天職だ。

他者貢献の愛がハートに根ざしているから。

ただ『努力で問題は解決しないタイプが多く存在する』ことを識りなさい。

ある人達は『短所を直すことで長所も伸びる』という。

また、多くの禅マスターたちは自分の思いや考えを棄て『コップを空する「努力」』を前提にして、真理の水が入る例えを強調している。

同様に大半の人達は、自分の考えや癖に気づき『古い自分を捨てた時』に、「新しいことが学べる」と信じ込んでいる。

特に前例や伝統にこだわる日本社会では。

それは事実だが『真実ではない』。なぜなら人間の脳構造が多様だからだ。

当然『認識も行動能力も異なる』のは自然なこと。

例えばコミュニケーションを苦手とするアスペルガーの人達のなかには『映像をそのまま記憶して再現する特異能力』を持つ人がいる。

彼らの一部にはその能力を活して、成功した人達が存在する。

これは、まさに『コップの水を空にすることなく、真水を注ぎ続けることで変容が生じる』錬金術。

『短所と感じる闇を祓うことなく存在の光に眼を向け強める』のが無努力変容法則。

努力で変容が生じる人達には『脳構造に偏りがなく、
かつ努力を継続できる脳構造を持っている』ことが最新脳科学で解明されてきている。

あなたの脳は、恐らく動作知能に偏りがあるのだろう。

それは相対的に見ると欠点かもしれない。

しかし、次元を超えた愛の眼で観れば、『魂の個性でありハートの使命に繋がる鍵』になる。

あなたの命は既に気づいていた。ただあなたのハートの花を咲かす『土壌が今の介護施設にはない』だけだ。

お年寄りと十分コミュニケーションが取れて「丁寧な介護の仕事ができる環境」があなたの存在を開花させる土壌となる。

例えばグループホームのような。

微笑みを忘れる努力や自分探しは「あなたをいつまでも闇の樹海にさ迷わせる」悪夢となるだろう。

あなたのハートに愛を問いかけ微笑みが湧き上がる方向だけに、いつも命のコンパスを向け続けなさい。

『勢いある愛の真水を注ぎ続ける創意工夫』だけが、無努力変容にあなたを誘う。

これが『愛の錬金術の真髄』だから。合掌





あなたも『努力伝説』に踊ろされ悩んできた。

どんなに努力や苦労しても『できないものはできない』のが真実だから。