ボヤきます。
今年は干し柿作りは自家用だけにして、
殆どの柿は生柿で出荷する事にしました。
柿って他の果物と違って、いびつでも、多少傷があっても、
多少の過熟でも未熟でも大きくても小さくても皮を剥いて干して、
手を掛ければちゃんとした商品になります!
でも、生柿で出荷しようとすると、過熟ダメ!未熟ダメ!
変形果ダメ!打ち傷ダメ!
擦れ傷ダメ!小さいのダメ!
ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!
出荷前に一応選別はするものの、また選果されて、
ダメなものは捨てられてしまいます。
受け入れ価格は干し柿にして出荷する五分の1
コンテナは専用コンテナに入れなきゃダメ!
使用料1コンテナ50円!
一年間、剪定、消毒数回、摘果、肥料どれだけ手をかけた?
柿取りを何人手伝ってくれた?
身内だから実際は労賃は払わないけど、それでも手間代、消毒代、
肥料代を考えたら多分50万円ぐらい赤字だね!
高齢化だけでなく農家の農協離れが止まらないって、農協側はボヤくけど、
赤字でもいいやっ!っていう農家はありませんからっ!
果物でも、野菜でも形が悪いだけではねられてしまいます。
味に変わりはありません。
柿は剥いてしまえば、全然わからなくなるのに、それでも
廃棄は納得いきません!