さぁ、いよいよオーラスです。
まずは、一位ヶ岳、豊北町白滝山、堂ヶ岳、天井ヶ岳、四王司山、勝山、岩国城山、指月山、笠山、長門高山、鍋山、岩国弥山、神宮山、岩国白滝山、須佐高山、遠岳山、犬鳴山、城将山、大将陣、水ノ尾山、長門雨乞山。
【一位ヶ岳】
河内神社、椎ノ木ルートから登りましたが、登山口の河内神社を見付けられませんでした。・・・この辺からスタートでいいやと登りましたが、河内神社を見つけたのは帰る間際でした。 山頂の展望は山口県の3本指に入りますよ。
【豊北町白滝山】
発電風車が聳え建ち未来を思わせ、技術の最先端を披露しているようですが、私の感じる所は、只、山を利用した自然破壊をしているだけに感じました。 私も最初は「エコなんだから多少は自然サイドも譲歩しろよ」と思っていましたが、あのゴルジュ帯を見ると完全に意見は変わりました。
わざわざ、あの山に造ることはあるの?・・・ヨーロッパみたいに浅い海に造る方が風の効率、保守の効率、経費の安さ、景観、スペース効率、全てに間違っています。 又、音です。低周波の身体に対する影響は絶対あると思います・・誘致する方も未来、子孫、歴史に責任を感じて金に換えて欲しいと思いました。
【堂ヶ岳】
美祢於福の西に、石柱峡がありますが、そこから北に見える山ですね。 うーん、これと言った特徴は無いんですが・・・私が登ったときは「倒木、倒竹」が激しかったですね、山の殆どが植林帯なので、少しずつは整備されるでしょうが、実際の話・・登山道はついでに、でしょうから。
登り甲斐のある、急登が山頂付近で待っていますよ。
【天井ヶ岳】
白滝山から縦走も出来るし、足を伸ばせば一位ヶ岳へも行ける・・・長門名山の中心的な山ですね。 一の俣温泉から油谷に抜ける舗装林道の途中・・・アンテナ保守用道の分岐付近から登山口があります。 手前の561Pの登りの厳しかったこと。 でもね、山頂では一等三角点が待っているのですよ。
【四王司山】
多分、次の勝山とペアで縦走になるでしょうが、この四王司山の方はコースが良い・・素晴らしく固められたコースです。駐車場やトイレも整備されて、楽しいハイキングになること請け合いです。 そういうわけで登山者も多い。
【勝山】
四王司山を過ぎて、縦走に入ると道が険しくなってきます・・・アップダウンがキツイです。 城に使われていたらしいのですが、その為に展望は良いと言う訳です・・・下関市外が一望って感じですよ。
【岩国城山】
吉川氏、岩国城の山ですね、城を中心に一周ぐるりと縦走出来ます。 その合間に錦帯橋などゆっくり見てはいかがかな? 低い割りに結構鍛えられる山です、途中「役の小角」祠があり、休憩場所になっています。
【指月山】
萩城のあった山ですね、白黒写真によく出てくる城は、江戸時代に造られたもので、わりに安定した時期ですから海に面した低い所に造られたみたいです。 毛利氏が周防、長門の2州に押さえられたため、城造りには苦労したようで、防府の桑山も候補に上がっていたようです。外様になりますから、あまり目立ったところに造る訳にはいかなかったのか? 指月山には、戦闘用の櫓があったのだろうか?
【笠山】
御存知、観光の山になります、2月から3月の椿祭りは盛大に行われます・・・その時に登れば良かったのですが、暑い夏に登りました。 しかし、コース途中の「風穴」天然のクーラーですね、夏にこのコース、ありですね。
【長門高山】
青海島の西のオートキャンプ場から登りました。時間にして往復1時間で終了してしまいますが、山頂からの青海島の美しさは感動です、又、旧日本軍の監視施設と思いますが、何か物悲しさを漂わせて一種独特の雰囲気の山です。
【鍋山】
舐めていました、下から見るとコンモリの低山、時間にしても往復1時間そこら・・・しかしこの山は迷います、この山には何か秘密が在るように思えます。 とにかく一度登ってみてください、この雰囲気は他に無い山だと思います。
【岩国弥山】
阿品みせん水・・おいしい水です。 山口県の山に掲載されていますが、ここは何か快感を味わうコースでした。 開放感のある尾根を登り続けて、辿り着くのは弥山社本宮、山頂には3社が祭られている。 その中のひとつに展望、休憩所があり、そこからの展望がよいですね。
【神宮山】
萩市から須佐方面に向かい、田部トンネルを過ぎたら、右に入る。 阿武町の木与と言う所ですが、御山神社がスタートになります。 コースの90㌫が階段です、ただヒタスラ登ります。・・・ここは自分との会話をさせられ、長く生きると辛いものですね・・反省。
【岩国白滝山】
白滝山は東西にあります・・今度は岩国白滝山、ここは楽しい岩遊びコースです。 いろいろな岩が登山者の行き手を塞ぎます、しかし私たち登山者は、その試練をクリアして行かねばなりません。 一周廻ると何かしら自信の様なアイテムが授けられます。 ここの登山口、地域の方が休憩所トイレ等を開放してくれています、感謝です。
【須佐高山】
車で山頂付近まで行けるコースです。 登山道は黄帝社の神社から上がります。 私が行ったときは雨上がり湿地帯で、尚且、倒木倒竹激しく、撤退を余儀なくされました。 そこで舗装道コースを登りましたが、冬場なら雨も少なく登れるかな? 行者様の方も行って見ましたが、こちらは良いコースでした。
【遠岳山】
萩の北に「奈古」という所があります、道の駅発祥の地といわれる場所です。 サエガ峠から左に入り、しばらく車の傷つく林道を10分行くと、登山口があります。 急登はほとんど無く、歩きやすい山ですが、思ったより時間は掛かります。 展望は伐採されている方向、東一部と萩方面が開けています。
【犬鳴山】
うーん、楽しい山では無いですが、こんな山も百名山に入っているのは何故って感じかな? ここの急登は「犬が鳴かずに、人が泣く」結構な登りです。 山頂の展望は全く無く、ただヒタスラ、上がったら降りる・・・歩くだけですなぁ。
【城将山】
ココラ辺りから、詰めになってきます・・・どうやって完結させるか、どの順番で終えるか? まず、城将山を落とす事に決定・・・。 この山は「山口県の山」にも掲載されていて、少しは人気があり登れ易いかと思ったからです。 大野地区の平野神社をスタートとしましたが、このコースなかなかの急登、しかも最初から最後まで1時間20分ずーっと急登でした。しかし、山頂の岩に上がると、未踏の水ノ尾山が見えて、気合が入りました。
【大将陣】
数々登ってきましたが、この山だけがギャンブルでした。 下調べをした10月中ごろ、現地の方に話を伺ったところ「熊、出るよ、山?・・止めときな」これで少しビビリました。 11月の中旬となり、少しは大丈夫かな? と出かけましたが「10日前に出て来てね、撃ちに山に入られたのよ」・・・・目がテン!しかし来たものは仕方ない、行くしか無い。
ここのコースは、ヤグラダキ、ここに絶対行きましょう・・この景観を山頂まで来て逃す事はありません。ここを逃すと一生の後悔と思われた方が良いくらい。
【水ノ尾山】
ここもイロイロ問題の多い所ですが、私としては熊より、11月後半ということで雪の問題を考えておりました。 まだアイゼンを持っておらず、使用したこともありませんでしたから・・・10cmくらいの雪は石ヶ岳や竜門岳で経験してましたが、さすがに山頂付近になって30cmとかなると、断念になりかねない。
しかし、今年は11月中旬に一回あっただけでしたが・・・良かった。 私としては一番いい日に登れたと思いました。
ですが、この山いろんな動物が居るのを肌で感じる・・・つーか、怖い山に思えました。 出来るなら、あまり登りたくないですね。
コースは大固屋の廃学校から入り、崩壊場所を過ぎて明るい尾根・・そして林道終点広場、植林と自然林境の踏み後薄い道を登り右の尾根に移りここから大笹薮・・そこから例の分岐を降りて山頂。
ざっとこんな感じですが、私のレベルではGPSは必要ですね。
【長門雨乞山】
・・・なぜこの山が残ったのか・・・実は登るのを忘れていました(笑)。 しかし後半に入って何時でも登れる山と甘い考えを持っていました、だって車で山頂まで登れるのだから・・。
登ったら、結構厳しかったな、最後の笹竹藪・・・3.4mあるのだから、適当に明るいほうに進むしか無かったですね。
でも、いきなり広場に出たときは、アゼーン!! でも最後って案外こんな感じで呆気ないのよね。
これで山口県百名山は終了です。
最後に印象に残った山は・・・たくさんあって言えない、けど5つ挙げれば「ダツヤ山」「大将陣」「岩国白滝山」「錦町鬼ヶ城山」「莇ヶ岳」かな。 でも山って、展望、景色、コース、滝、天候季節、人が多い、駐車場やトイレ、いろんな条件等ありますよね。
・・私は、静かで一人ボチボチ登れて、滝が少しは見られて、出来たら展望が良くて、季節は新緑で、天候は晴れて、熊は出てこなくて、蜂なんかは飛んでなくて、蛇なんか何処にも居ない山がいいな!!
『そんな山あるか!!』 チャンチャン。