(歌)
今日この日に
今日この日にと カレンダーに
丸く印を付けて おいたから
今日この日こそ やるんだよね
やると決めたからには 明日はない
今日この日に
今日この日に
今日この日に
(終)
(歌)
今日この日に
今日この日にと カレンダーに
丸く印を付けて おいたから
今日この日こそ やるんだよね
やると決めたからには 明日はない
今日この日に
今日この日に
今日この日に
(終)
(歌)
ぺんぺん草
ぺんぺん草の花が咲く
おらは あの子に惚れただよ
フガ フガ フガ フガ フガ
フガ フガ フガ フガ フガ
ぺんぺん草の花が散る
おらは あの子に振られただ
フガ フガ フガ フガ フガ
フガ フガ フガ フガ フガ
お花畑に咲いた春の
甘い夢は どこへ消えたの
フガ フガ フガ
(終)
日々
詩 L
洗い桶に溜ったひと日の羅列
淫猥を盛った皿でさえ
蛇口をひねれば明日が来たよ
水に沈んだ包丁の傷
指先はるかに
これまた 逆説的な官能表現で
それから
精液飲みこんで
お前に任せたつもりでいたよ
もしかしたらのわたしを
長い間抱きしめた お前の横顔に
煙草の煙を吐いてみる
かもしれなかったきのうの吸ガラ
紅(べに)のついた吸い口は
痛いかもしれない
お前の指先なのだよ
いつまでも
乳房にはらばうなのっぺらぼう
母さんのよっつの乳房は
もう しなびてしまっているというのに
(終)