団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

小説キャナルタウン 134 小型タンカーの接岸 神戸港兵庫埠頭

2024-06-14 05:49:31 | 日記
     新雄丸    

       ケミカルタンカー         総トン数  499トン         田渕海運

  

 黒い浮きドックは川崎重工兵庫工場NO3ドックです。小型タンカーが入ってきました。

   

 岸壁に人がいます。小型タンカーは一旦停止です。

   

 小型タンカーからサンドレットが投げられ陸で受け取った人は係留ロープを引き寄せます。サンドレットは砂袋が付いた細いロープをグルグル回して遠

心力で陸に飛ばします。今は砂袋ではなくてゴム製が多いようです。

  

 船首側の係留ロープをビット(係留柱)にかけて、

  

 船首側の係留ロープが2本になったところでエンジンをかけます。  

   

 舵を真横にしてエンジンをかけるとあら不思議、船尾側が陸に寄ってきます。真横ではなく少しの差があると思いますが。

  

 船尾側も係留ロープをかけます。船は岸壁に平行になっています。

  

 係留ロープをウインチで巻きながらエンジンをかけます。この船にはサイドスラスター(横向きの小さなスクリュー)はありません。

  

 きれいに着岸しました。

  

 前から見たところです。海側の錨が下ろされています。


       菱心丸

         ケミカルタンカー       総トン数  599トン    全長  47m     三菱ケミカル物流(用船)

   

 岸壁で旗を振っている人がいます。小型タンカーが現れました。兵庫埠頭の三菱重工神戸造船所側です。

   

 この時点で錨は下ろされていますが底には着いていいません。続いて大きな音がして錨が海底に着いたようです。

  

 錨を延ばしながら近づいてきます。船首側からサンドレットを飛ばします。

  

 係留ロープをつなぎます。

  

 船首側で2本の係留ロープをつなぎます。舵を真横にした状態ですスクリューを回して船体を岸壁に平行にします。

  

 船尾側も係留ロープをつなぎます。

  

 船体が岸壁と平行になりました。係留ロープをウインチで巻きながら、舵を真横にしてスクリュウーを回して船首のサイドスラスターを回します。錨の

少し後ろに見える〇にXの記号がサイドスラスター有の記号になります。

  

 ゆっくりと平行のまま完璧に近づきます。

 バース前減速  一旦停止  並行着桟  が安全の基本だそうです。

  

 きれいに着岸しました。 少し沖に降ろされた錨は、出港時に鎖を巻くことによって船首の方向を沖に向けることが出来ます。

  

 反対からの写真です。
  

       UR賃貸10の団地と10話の物語

     「団地小説短編集」550円(10%税込)

    明石市松が丘2丁目3-7 明舞センタービル2階

        ザ・ダイソー明舞団地店 西隣

         明舞書店で好評発売中。


       


       「団地小説短編集」が電子書籍になりました。

       22世紀アート版 KINDLE版 アマゾンで発売中。


       アマゾンの画面から紙の本が購入できます。 電子書籍の画面から入ってください。

       22世紀アートの販売となります。送料が必要です。商品は新品です。


       


       「団地小説短編集」がTシャツになりまし。

       元気になる小説の元気になるTシャツ!