団地小説短編集を歩く

団地小説短編集の舞台を歩きながら団地や地域の魅力をお伝えします。

小説キャナルタウン 4 新兵庫運河物語 1 柳原えびす

2017-01-09 23:44:01 | 日記
    昔々、観光案内所に置いてもらうことを目ざして作られた団地のパンフレットがありました。

         

   パンフレットは三ノ宮駅の神戸市総合インフォメーションセンターに置かれました。この実験的なパンフレットは

  観光客のみならず、カルチャー教室や町の歴史愛好会で教材や資料として利用されました。兵庫運河物語は兵庫津

  の歴史と兵庫運河の現在の魅力の物語です。似ているけれど全く別企画の新兵庫運河物語始まります。

           「えべっさん」なのに「大黒様」
    
          
 
   「初えびす 柳原えびす神社」の横断幕の左には「開運・守護 大黒尊天」の横断幕。柳原はえびす様と大黒様

  を一度にお参り出来る、便利で有難い所です。

       柳原のえべっさんはマグロの奉納から始まります。

        

   神主さんと巫女さんに先導されたマグロは町内を一周して、(写真右の後ろに見える建物は兵庫駅前団地です。)

        

   神社に入り神前に奉納されます。

        

   朝からたくさんのお参りでえびす様もきっとえびす顔。

        

   お神楽です。

       戎舞奉賛会の皆様による淡路人形浄瑠璃「戎舞」が奉納されます。

        

   「戎舞」を見るだけで、航海安全・大漁・五穀豊穣・商売繁盛・家内安全の御利益があるそうです。このブログを

  ご覧の皆様にも御利がありますように。
    
       えびす様の次は大黒様にお参りします。  

        

   大黒様と言えば大国主命と思いますが、ここは臨済宗南禅寺派の海福寺というれっきとしたお寺です。お寺では

  大黒尊天様になります。ちょっと顔は怖いけれども米俵の上に座っておられます。難しいことは判りませんがお参り

  しましょう。

       しかし、ここにも行列が
       
        

   兵庫津は古い町です。中でもこの辺りの神社仏閣の集積密度は京都並みではないでしょうか。真言宗別格本山

  遍照光院です。信徒が連座して大きな数珠を「南無大師遍照金剛」のお題目を唱えながら回す繰数珠が伝わります。

   これでいつでも気軽に繰数珠の御利益が授かれます。ヒーローも最後は神頼み。いや、世界の平和を祈っている

  のです。

       お祭りの楽しみは何と言っても屋台です。

        

   しかし関西では、面白くてなんぼの世界。屋台もユニークです。「まあまああたります!!のくじびき屋」さんに

  儲け度外視?の金魚すくい。真冬の金魚すくい。お客さんはいるのでしょうか。目立ちたがりのお客さんがめあて?

        

   行列の出来るカステラ屋さんです。揃いのティシャツにシックなのれん。屋台ではあり得ない手提げ袋。見る限り

  よくあるベビーカステラなんですが列が長すぎて買いそびれました。屋台の上に見えるのは兵庫駅前団地です。

       お祭りから見えるキャナルタウンです。

        

   写真 左 裏キャナル 手前からシティハイツキャナルタウンイースト・キャナルタウン中央・キャナルタウンウエスト

              7号棟。

   写真 右 奥にキャナルタウンウエストが見えます。 

  キャナルタウンウエストの街歩きの魅力の一端を感じて頂けましたでしょうか。

   ブログではお正月気分が続きます。次回の小説キャナルタウンでは「和田岬線、新川支線、新川(貨物)駅」

  を予定しています。