「トゥレット友の会」ブログ         ~トゥレット症(チック症)に関する情報発信と活動報告~

「トゥレット友の会」は、トゥレット症(チック症)の啓発と、  患者やその家族への支援を目的としたボランティア団体です。

チックの治療法ーNo.8 その他の治療・民間療法

2018年09月30日 | トゥレット(チック)症の治療法

No.8 その他の治療法・民間療法

トゥレットの患者さんは、
自己コント―ル力を付けたり、リラックス効果でチックを緩和したりと、
色々、工夫しながら生活をされていらっしゃいます。
チックと長く共存していると、自分流の抑制や緩和の方法を会得できるようですね。

以下は、実際に効果が出たという患者さんの声を集めてみました。
民間療法だからといって、侮れないですよ~(^O^)


◆栄養療法:①不足しがちな栄養を補給する
◎トリプトファン
一般的には、トリプトファンの摂取が大切だと言われています。
それは、トリプトファンがチックの患者さんに不足しがちなセロトニンの
生成につながるからです。
このトリプトファンはたんぱく質を構成しているアミノ酸の一種で、
以下のような食品があります。
(1)豆製品:豆腐、納豆、大豆、味噌
(2)鶏肉のもも肉・豚肉のロース肉
(3)米・イモ・小松菜・しいたけ
(4)ひまわりの種、アーモンドなどのナッツ類、卵、バナナ

*意外にも、牛肉、乳製品、小麦は推奨されていません。
それは、トリプトファン以外のアミノ酸の含有量が多いため、
取り込み阻害が起こってしまうからだそうです。
勿論、食べ物に対するアレルギー性や消化・吸収は個人差がありますので、
個々に適した食事内容を探ってみてくださ~い。

◎ナイアシン

ナイアシンの摂取を推奨する医師もいます。
ナイアシンは、ビタミンB3 とも言われるもので、
トリプトファンの代謝に重要な役割りを果たし、
循環系、消化系、神経系の働きを促進する効果があると言われています。

◎腸内環境を整える
腸内環境が良くない方は、せっかく不足している栄養素を摂取しても、
実際、その栄養素が吸収されないため、効果が発揮されず、
悪循環を生んでいることがあります。

昨今、腸内環境の劣悪は、チックに限らず、
色々な病気の原因になっていると言われていますので、
下痢・便秘・腹痛が多い方は腸内環境を整えることで、
諸々が改善されてくるのかもしれませんね~💙


◆栄養療法②アレルギーのある食物の摂取を控える
例:朝のパン食(小麦粉使用)を、ご飯(お米)に変更したら、
 チックが緩和したとの報告もあります。
 逆に、白米がNGだったという人もいます。

こればかりは、食物に対するアレルギー検査をしてみないことには分かりません。
この栄養療法は奥が深いので、後日、追記いたします。


◆タッチケア、アロマセラピー
チックのある方は過敏性の傾向があり、
過緊張の状態で生活していることが多いです。
そのため、タッチケアやアロマセラピーで
気持ち(脳)や身体をほぐしてあげると、チックが緩和されます。

また、チック症の方は、脳が興奮していて
寝つきが悪い方も少なくありません。
そんな方は、寝る前にアロマオイルを炊いたり
アロマオイルとタッチケアのコラボもいいでしょう。
香りを優しく嗅ぎながら
タッチケアやマッサージをするとリラックス効果で
寝つきがよくなり、体調もいいようですよ~💙

本日、「秋の交流会 in 横浜」で、タッチケアの講習会を開催します。
機会がありましたら、その内容をブログで、ご報告させていただきま~す。


◆ヨガ、座禅、マインドフルネス
チックを抱える子どもさんが毎日、お寺に通って座禅に徹したところ、
チックが抑制された・・・と、お母様からお聞きしました。

座禅やヨガ、マインドフルネスの瞑想・呼吸は自律神経に作用するそうです。
続けることで、チックを抑制できたのかもしれませんね。


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個々によって、効果は様々です。
興味のある方は、色々、お試しになってみてください。
また、「こんなことが、効果があったよ~!」という方は、教えてくださいね~💙



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