「トゥレット友の会」ブログ         ~トゥレット症(チック症)に関する情報発信と活動報告~

「トゥレット友の会」は、トゥレット症(チック症)の啓発と、  患者やその家族への支援を目的としたボランティア団体です。

講演:発達障害のある人の「思春期」について考える ~思春期の子どもの保護者に向けて伝えたいこと~

2015年02月18日 | 他団体のイベント情報
世田谷区の
発達障害相談・療育センター「げんき」が主催する発達障害理解のための講演会です。
発達障害のある人の思春期以降に発現するさまざまな困難な課題を中心に、
理解を深めるとともに、支援のあり方について、精神科医の渡辺慶一郎氏が講演!
*世田谷区民以外の方でも参加OK。関係者や発達障害に関心のある方はご参加いただけます。

 平成27年2月28日(土)13時~15時30分 (12時30分受付開始)
http://ryo-iku.jp/10_oshirase/20150202.pdf



【参加申込】 電話:03-5727-2237    FAX:03-5727-2238 
         *申込締め切りは2月27日(金)17時まで

      
【問 合 せ】   電話:03-5727-2237      FAX:03-5727-2238
         世田谷区発達障害相談・療育センター「げんき」地域係

 

「発達障害者の就労を考えるシンポジウム」に参加してきました。

2015年02月16日 | 発達障害関連情報

2月13日(金)18時から世田谷区民会館ホールで
「発達障害者の就労を考えるシンポジウム」が開催されました。
その報告で~す。
UNIのセンター長さんをはじめ、どのパネリストのコメントからも支援者への熱意が感じられました。

(以下はプログラムです)



(1)世田谷若者サポートステーション〔サポステ〕
 〔サポステ〕は 世田谷区以外の若者(15歳~39歳)でも利用出来ます。
 個別相談を中心に体験重視の各種プログラムを組んでくださいます。
 例えば、ビジネスマナー、高齢者介護体験、農業体験、清掃体験等を経て、
 自分の特性を知ることが出来ます。

少し前までひきこもり、不登校、中退、ニート、フリーター、直前まで正社員などなど、
自分が見えなくなってる人、誰かに悩みを聞いてほしい人・・・etc.

    「迷える若者」は気軽な気持ちでドアを叩いてみよう!

(2)発達障害の専門支援機関との連携 → アセスメントや心理検査(WAIS受検)

  〔サポステ〕で、就労や自立につながらず滞留している若者は、
  専門機関を経た後、自己認知促進プログラム〔みつけば〕を紹介されます。


(3)自己認知促進プログラム〔みつけば〕
  〔みつけば〕では、「障害に気づく」とか「障害を見つける」とかではなく、
   ピアサポートによるワークショップ形式(10名程度)で、
  同じ境遇の人や仲間との座談会から、自分探しをしていきます(自分の個性を知る)。

   ①<あるある話>で盛り上がり、人知れず抱えている不安を、皆でシェア!
   
     *言語化が出来なくて、自分の意志を伝え難い
     *時間経過の感覚がなく、時間管理が出来ない
     *感覚が凄く過敏で他人には分からない辛さがある
 
       ・蛍光灯の「ジー」という音が苦手
       ・気圧や温度差が体調にすごく影響する
       ・満員電車がなぜか、苦しい・・・etc.


   ②「なんだ!自分だけじゃなかったのか~(笑)」と思えば、不安も解消。
    「じゃあ、みんなはどんな工夫をしてるの?」とアイデアを出しあって解決しちゃう!

   ③〔みつけば〕では、負の体験をほぐして、何がネックだったのか明確化。
     その上で、HAPPYな体験を積んで、自己肯定できるプログラムを設定してるそうです。

 
   ④そして、〔みつけば〕から「サポステ〕にフィードバックして、就労専門機関の〔ゆに〕に繋げる。


(4)就労支援センター〔UNI〕
    注:世田谷区民で障害者手帳を持っている方のみのが対象です。
  就労支援センターでは、ハローワークでは出来ない支援が期待できます。
   ・フレキシブルできめ細やかな対応と継続的な就労支援
   
   ①自立訓練(生活訓練)
   ②就労移行支援
   ③就労継続支援B型


(5)企業(進路決定)


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(ガラ携で撮った超ピンボケの写真ですが、会場の様子です)
 

●今回、発達障害のある当事者Aさんの参加もあり、そのコメントがとても印象的でした。

就労への第一歩は、Aさんのお姉様が、半ば強引にサポステに行かせたことがきっかけだそうです。
最初、Aさん、ご本人が〔みつけば〕に参加した時、
参加した理由を「〔サポステ〕の○○さんに猛プッシュされたから」と、他人任せ的な心理だったようです。
が、最終的には、ご本人は、企業での自分の役割に自信を持つようになり、
「仕事が楽しいと感じている」とおっしゃっていました。
Aさんの生の声を聞いて、より就労支援の大切さを実感しました。

●また、企業の障害者雇用への取り組みも大事な鍵となります。
企業では、障害者らの離職率が高いことが問題になります。
この企業でも、当初は定着率が18%と低かったのですが、
障害者が働き易い環境を整え、職域を開発し、
管理者と現場で協力して業務サポートしていく体制
へと方針転換していきました。
結果として、現在は障害者の雇用率が2.14%、定着率75%へと向上したそうです。


これは、支援スタッフの粘り強いサポートと本人の努力、
そして、企業の障害者雇用への取り組みが、三位一体となっての賜物です!





シンポジウム「発達障害者の就労を考える」~世田谷から始まる新たな支援~

2015年02月10日 | 他団体のイベント情報
平成27年2月13日(金)午後6~8時30分、
世田谷区民会館ホール
シンポジウム「発達障害者の就労を考える」が開催されます。(主催:世田谷区)


参加費無料です。関心のある方は参加してみてくださいね!


●第1部【基調講演】18:10~19:00
 「試行事業『ゆに(UNI)』での実践と今後の支援」
  講演:社会福祉法人トポスの会 理事/「つに(UNI)」代表 平 雅夫氏 

●第2部【パネルディスカッション】 19:10~20:30
 「若者支援との連駅と発達障害者の強みを引き出す働き方」
  若者支援・専門支援・企業就労の3分野から構成されるパネリスト5人によるディスカッション

       (お問合せ:世田谷区 障害福祉担当部 障害者地域生活課 ℡03-5432-2227 )


平成27年3月24日より、
「発達障害者就労支援センター ゆに(UNI)」が開設
されます。
 住所:世田谷区上用賀5-14-1 上用賀アートホール2階

http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/105/144/598/d00137887.html

「ゆに(UNI)」は就労・自立を目指す発達障害のある方を対象とした支援施設であり、
通所施設を併設し、既にある2つの障害者就労支援センター(「すきっぷ」「しごとねっと」)をはじめ、
若者総合支援センターなどと連携し、発達障害のある方の就労・自立をネットワークで支援していく
機関です。