「勘竹庵」evnc_chckの音楽やそれ以外

音楽の話題が中心になるかもしれませんが日々の雑感など書いていけたらと思っています。

フランク・ザッパ風の曲を創ってみましょう(最終回)

2009-09-11 00:01:46 | 音楽(DTM)
誰にも顧みられず、また誰も望んでいませんが「ロックにあってロックを超えたカリスマ」フランク・ザッパ風の音楽を創るべく、いろいろ考察しようという自己満足記事を連載しています。

前回まででメロディー、ベース、ハーモニーはこれで出来上がりました。これでも十分に曲としては成り立ちますが、アクセントとインパクトを明確にし、エネルギッシュでリズミカルな音楽にするためにも打楽器の存在は無視できません。

今回は最終回となりますがフランク・ザッパ風の打楽器アプローチを考察いたします。

◎マリンバとドラムスの強力パーカッションでガチャガチャさせよう!
ザッパは現代音楽が大好きでしたのでドラムスも単にリズムを刻むと言うよりも、旋律と付かず離れずでなぞるようなパターンをよく編成しています。そしてその要求に対応できる技巧的で手数の多いドラマーを採用しています。
これを留意してドラムスはひたすらガチャガチャと土着的に、そして普段は裏方に徹していることを忘れさせましょう。

ドラマーにもよるのですがフュージョンでよく聴かれるパラディドルやダブルストロークを多用し、高度なルーディメンツを組み合わせたようなドラムスでは無く、フラムとシングルストロークの多いパワフルなプレイが多く、また全体の雰囲気からもそのほうが「らしい」と思います。実はフュージョン男の私はそういうドラムスを打ち込むの苦手ですが・・・。

「フラムとシングルストロークの多いパワフルで旋律と付かず離れずでなぞるようなドラムス」

またマリンバは必ずと言っていいほど入っていて、たいていはメロディーのトップとユニゾンです。

さぁ、ここまでのポイントを押さえればもうザッパも鼻血を出すような音楽を創造する力があなたには宿ったはずです。ハイ?何ですか!どこかの胡散臭い教祖・・・。ちょ・・・、お、怒りますよ!

以上 言葉で説明してもなかなかご理解は難しいかと思いますので、私の趣味満開で「私見的ザッパ音楽」を創ってみました。ご参考とはおこがましいですが是非お聴きください。

「The weasel on the peak milks the concern」


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2 コメント

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感嘆! (MiKiTa)
2009-09-12 19:43:08
こんばんは。
EWにもコメントさせて頂きましたがもう一度、素晴らしい!、ですね^^。
マイナー調のウッドペッカー(失礼)から始まるメロディーがどのように変化するのかなぁ、と思っていたのですが、凄い!、展開ですね。
私には難しすぎて、とても「勉強になりました」とは言えないのですが、単純にリスナーとして楽しく聴かせていただきました。
R.T.F.とか、ブレッカーとか(それしか知らないのですが・・・、何よりザッパを知らない)そんな薫りが感じられました。
私にはとても楽しい音楽でした^^。
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リスナーを選びます (evnc_chck)
2009-09-12 21:31:23
MiKiTaさん、いらっしゃい。

いやはや、こんな歌心の無い曲、マニアなMiKiTaさんじゃなきゃ楽しめませんよ(笑。

EWにもコメントいただけたんですね。後ほど確認させていただきます。ありがとうございました。

フランク・ザッパは本当にリスナーを選んでしまうアーティストだと思いますが、そんな小難しいイメージを少しでも和らげられないかと、日頃からある程度馴染む作曲方法(ペンタとかホールトーンとか)を駆使すれば、一応それらしく創れるかな?と思って記事にしてみました。決して大上段に構えて偉ぶって書いたわけでは無いので、それなりに感じ取っていただけるとうれしいです。

ブレッカーは、若いころはファンク色一辺倒という感じでしたが、ザッパのグループを経験した辺りから(1975年前後)、急に複雑でプログレっぽいサウンドも混ざるようになり、アドリブやテーマにもコンディミが頻出するようになったと思います。
ですから、この私の曲を聴いてブレッカーを感じるのは、実は鋭いんですよ。
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