■OIEは信用できるか?我々の安全を守ってくれるのか?
山内一也先生の最近の講義がUPされました。
人獣共通感染症連続講座(山内一也)(第165回) 2005.6.24
BSEのリスクとわが国における安全対策
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf165.html
(抜粋) 一方、もうひとつの対策であるSRM除去は、当初は不十分なものでした。私たちプリオン専門家は脊柱の中にある背根神経節もSRMに加えるべきと、考えていました。しかし厚生労働省は、OIEの基準がBSE低発生国の場合には脊柱をSRMに加えていなかったことを参考にして、脊柱は取り上げなかったのです。OIEが低発生国についても脊柱をSRMに指定したことで、二〇〇四年二月にやっと脊柱の除去は実施されました。
■【蔓延】カナダと米国でCWD(狂鹿病)発生
シカのCWDという病気は、米国、カナダを初めとする北米大陸で、実は非常に深刻な問題としてとらえられています。州によりましては、野生のシカの10~15%、20%近くのシカが感染している。それをハントして食べた若いハンターがCJD、ヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したというお話や、あるいはシカとウシのスピーシーズバリア、種の壁がどのぐらいあるか不明である点から、こういったものが米国のウシのBSEの発生に影響を与えるのではないかという懸念が持たれていて、私、アメリカの研究者に話を聞きますと、アメリカ政府はこの病気に対して非常に巨額の研究費を投入して、研究を進めようとしていると伺っております。
(抜粋 食安委平成16年4月20日リスコミより)
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160420/koukan160420-gijiroku.pdf
つい最近の発生の様子
■カナダのサスカチュワン州で発生
●07-06(0707-0060)#Ea#
慢性消耗病、シカ類 -カナダ(サスカチュワン州)#慢性消耗病が北東部で新興感染、Love近郊地区で発見された死亡したシカが検査で同疾患陽性と判明。(略↓
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050707%2D0060
サスカチュワン州
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%B3%E5%B7%9E
■米国のニューメキシコでも発見
Lab finds New Mexico deer died of CWD
http://www.casperstartribune.net/news/regional/a6093b3ccc02bac68725703600731e37.txt
New Mexico Mule Deer Test Positive for CWD
http://www.buckmasters.com/more_buckmasters/zones/features/050628Z11CWD.htm
Lab finds New Mexico mule deer died of chronic wasting disease
http://www.journalstar.com/articles/2005/07/07/nebraska/doc42cc3d0731b17561875472.txt
ニューメキシコ州
http://www.ts-network.ne.jp/~swan/USANP/IDXs/Map/NM/map00.htm
こんなニュースがあったようです。↓
■野生の鹿に肉骨粉のサプリメント?
CWD(シカ脳神経症):現場からのレポート :
シカ改良計画が悲劇的な疫病の原因となったのか
http://www.alive-net.net/world-news/wn-kansen/47.html
(^^;
BSEの意見交換会だか専門調査会どちらかで、米国のCWDの発生についても、BSE評価に含める、という話だったんですが、14日の次回に資料が配布されるんでしょうか。。
山内一也先生の最近の講義がUPされました。
人獣共通感染症連続講座(山内一也)(第165回) 2005.6.24
BSEのリスクとわが国における安全対策
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/05_byouki/prion/pf165.html
(抜粋) 一方、もうひとつの対策であるSRM除去は、当初は不十分なものでした。私たちプリオン専門家は脊柱の中にある背根神経節もSRMに加えるべきと、考えていました。しかし厚生労働省は、OIEの基準がBSE低発生国の場合には脊柱をSRMに加えていなかったことを参考にして、脊柱は取り上げなかったのです。OIEが低発生国についても脊柱をSRMに指定したことで、二〇〇四年二月にやっと脊柱の除去は実施されました。
■【蔓延】カナダと米国でCWD(狂鹿病)発生
シカのCWDという病気は、米国、カナダを初めとする北米大陸で、実は非常に深刻な問題としてとらえられています。州によりましては、野生のシカの10~15%、20%近くのシカが感染している。それをハントして食べた若いハンターがCJD、ヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したというお話や、あるいはシカとウシのスピーシーズバリア、種の壁がどのぐらいあるか不明である点から、こういったものが米国のウシのBSEの発生に影響を与えるのではないかという懸念が持たれていて、私、アメリカの研究者に話を聞きますと、アメリカ政府はこの病気に対して非常に巨額の研究費を投入して、研究を進めようとしていると伺っております。
(抜粋 食安委平成16年4月20日リスコミより)
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk160420/koukan160420-gijiroku.pdf
つい最近の発生の様子
■カナダのサスカチュワン州で発生
●07-06(0707-0060)#Ea#
慢性消耗病、シカ類 -カナダ(サスカチュワン州)#慢性消耗病が北東部で新興感染、Love近郊地区で発見された死亡したシカが検査で同疾患陽性と判明。(略↓
http://www.forth.go.jp/hpro/bin/hb2141.cgi?key=20050707%2D0060
サスカチュワン州
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%B3%E5%B7%9E
■米国のニューメキシコでも発見
Lab finds New Mexico deer died of CWD
http://www.casperstartribune.net/news/regional/a6093b3ccc02bac68725703600731e37.txt
New Mexico Mule Deer Test Positive for CWD
http://www.buckmasters.com/more_buckmasters/zones/features/050628Z11CWD.htm
Lab finds New Mexico mule deer died of chronic wasting disease
http://www.journalstar.com/articles/2005/07/07/nebraska/doc42cc3d0731b17561875472.txt
ニューメキシコ州
http://www.ts-network.ne.jp/~swan/USANP/IDXs/Map/NM/map00.htm
こんなニュースがあったようです。↓
■野生の鹿に肉骨粉のサプリメント?
CWD(シカ脳神経症):現場からのレポート :
シカ改良計画が悲劇的な疫病の原因となったのか
http://www.alive-net.net/world-news/wn-kansen/47.html
(^^;
BSEの意見交換会だか専門調査会どちらかで、米国のCWDの発生についても、BSE評価に含める、という話だったんですが、14日の次回に資料が配布されるんでしょうか。。
特に…「野生の鹿に肉骨粉のサプリメント?」のところは大変に気になりました。
一点に集中して、克明に記録されていのですね。
拍手。パチパチ!!
ぜひ頑張ってください。
野生の鹿に肉骨粉のサプリメント?…に関しては、紹介させて頂きます。
詳細多岐にわたったブログに感心しました。
食の問題は多岐にわたって色々な事実があって
多方面に影響を及ぼすという事が
今更ながら実感します。
大人も子どもももっと関心を持っていかないと
安全な食べ物もなくなっていくようです。
遺伝子組み換え問題もあわせて考えると
根本的に間違っているなあと思います。
学校教育では食の問題は家庭科や
総合的学習が一番食の安全を
取り上げるのにいい教科だと思います。
しかし、さいきんの文部科学省の
指導要領では生活科が新設されて以降
批判検討する消費者ではなく
従順に消費する消費者を育てる方向に
向いているうような気がしています。
批判検討する立場の教師でいたいと思います。
これからも、ブログによらせてもらって
勉強していきたいと思います。
よろしくお願いします。