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007は、肝硬変で56歳で死亡?!

2014年01月08日 07時02分47秒 | 時事放談: 海外編

007ファンの呑兵衛として面白く読んだ記事です。記録しておきましょう。

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ジェームズ・ボンドは酒の飲み過ぎ 英研究者が発表(映画.com) - goo ニュース

2013年12月27日(金)16:05

 「ジェームズ・ボンドは酒の飲み過ぎで、56歳までに死亡するリスクが高い」という研究結果が、英医師会誌「BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)」のクリスマス特集号に発表された。

 英ノッティンガム大学の医師ら3人は、ジェームズ・ボンドのアルコール摂取量を調べるために、イアン・フレミング原作の「007」シリーズ14冊を読破。ボンドが飲酒する記述があるごとにその量と日数を集計した。

  その結果、ボンドの1週間の飲酒量は92ユニット(英国におけるアルコール摂取量の単位で、1ユニットはエタノール8gに相当)で、適正量の4倍にもなる ことがわかった。平均して、毎日ワイン1本半、あるいはボンドらしく言えばウォッカマティーニを5杯飲んでいる計算になるという。

 研究者 らは、「これだけ多量のアルコールを摂取している人物から想定される身体的、精神的、性的な機能では、小説で描写されているような活動を遂行できないだろ う」と結論。さらに、「飲酒に起因するさまざまな疾患のリスク、そして任務の危険性からいって、ジェームズ・ボンドは56歳までに死亡する可能性が高い」 とし、「(ボンドには)直ちに検査と治療を受けること、飲酒量を減らすことを勧める」とまとめた。

 ちなみに、やはり酒好きだった原作者のイアン・フレミングも56歳で死去している。

007は飲み過ぎで肝硬変!? 英研究「小説通りなら56歳で死んでいる」(産経新聞) - goo ニュース

2014年1月1日(水)17:23

 お正月ということで、みなさんのなかには、おせち&お屠蘇(おとそ)、はたまたワインに焼酎、ウイスキーと、朝から晩まで飲んだくれている面々も多いと思います。というわけで新年1発目の本コラムは、お酒にまつわる面白いお話です。

  英国の作家イアン・フレミングのスパイ小説の映画化「007」のシリーズといえば、MI6(英情報局秘密情報部)に所属し、任務遂行中は敵の殺害 が許される“殺人許可証”を持つ00ナンバー7番目の敏腕スパイ、ジェームズ・ボンドが大活躍することで世界中に知られていますが、そのボンドがもし実在 していたら、酒の飲み過ぎで肝硬変になり、56歳で死んでいたというユニークな研究結果が発表されたのです。

 原作小説を元に彼の過去の飲酒習慣を詳細に調べたところ、彼が摂取したアルコール量は週735グラムで医師の推奨量の何と約4倍。飲み過ぎにも程がありますよね。

 そのため研究者たちは、そんな飲んだくれの状況にありながらも、命に関わる危険な任務に果敢(かかん)&華麗に遂行し続けた彼をシリーズ9作目「007 黄金銃を持つ男」(1974年)にちなみ、「黄金銃」ではなく「黄金の肝臓を持つ男」と結論づけたというのです。

  昨年12月12日付米紙ロサンゼルス・タイムズや翌13日付の米CNNテレビ、英BBC放送(いずれも電子版)などによると、権威ある英ロイヤ ル・ダービー病院の救急医療部門に勤務するグラハム・ジョンソン医師らの研究チームが、英国医師会雑誌(BMJ)のクリスマス版で発表。興味深い内容だっ たため、欧米メディアがこぞって取り上げました。

 映画ファンの間では、ボンドといえば正装でバーを訪れ、おしゃれにカクテルなどをたし なみ「ボンドガール」と呼ばれる美女たちを口説く印象が強い ですが、とりわけバーで「ウオツカのマティーニをくれ。ステア(軽くかき混ぜること)ではなくシェイクで」という彼の注文は、ジンでつくるのが普通のマ ティーニをウオツカで、それもシェイクしてという意表を突いたもので、「007」シリーズを代表する台詞(せりふ)のひとつで知られています。

  ジョンソン医師らは、そんな彼の酒好きぶりについて、映画ではなく故イアン・フレミング氏の原作小説14作のうち、調査に適さない「わたしを愛し たスパイ」(62年)と短編集「007号/ベルリン脱出」(66年)の2作を除く12作を熟読。彼の飲んだお酒の種類や飲酒の傾向、癖などを徹底調査しま した。

 その結果、12作でスパイ活動に費やした日数は123・5日で、総アルコール摂取量は約9200グラム。単純に割り算すれば1週間あたりだと521・6グラム、1日あたりだと74・5グラムです。

 ちなみに英国国民保険サービスが推奨する摂取量は、成人男性の場合、1週間あたり168グラム、1日あたり32グラムがそれぞれ上限となっており、少なくとも1週間に2日は飲まない日を作るよう助言しています。

 ところがボンドのアルコール摂取量はこれらの上限に比べて週で約3倍、1日あたりで約2・3倍と、かなり多かったことが判明しました。

 そして、さらに調べてみると、ボンドは入院・投獄・リハビリのせいでお酒が飲めなかった日が36日ありました。そこで123・5日から36日を引いた87日間が飲酒日となることが判明しました。

 そうなると、ボンドの1週間あたりのアルコール摂取量は738グラム、1日あたりだと105・1グラムで、医師の推奨する摂取量と比べると1週間あたりで約4・3倍、1日あたりだと3・2倍にもなったというわけです。

 しかしこれらの数字はあくまでも平均値。何と、日によってはもっと多くのお酒を飲んでいたというのです。

  研究チームは12作ごとのボンドのアルコール摂取量を調べました。それによると、1位は「007は二度死ぬ」(64年)で約1806グラム2位 は「女王陛下の007」(63年)で約1438グラム3位は「バラと拳銃」(60年)で約907グラム一番少なかったのは「ドクター・ノオ」(58 年)で408グラムでした。

 さらに、1日あたりの最多アルコール摂取量はウオツカの国が舞台の「ロシアから愛をこめて」(57年)でのミッション(作戦)3日目で、約400グラムでした。

 ちなみに約400グラムというアルコール摂取量は、ウオツカのマティーニなら14杯分、ビールやワインならグラス25杯分に相当するそうです。

 まあ、飲みまくるのも、ボンドガールといちゃいちゃするのも本人の勝手だから別にいいのですが、ところがこんな調子でめちゃくちゃ飲んだ揚げ句、飲酒運転で大事故まで起こしていたのです。

 原作シリーズの第1作目で、ボンドがハードボイルド風の佇(たたず)まいを残していた「カジノ・ロワイヤル」(53年)では何と、運転前にアルコール312グラム分の酒を飲み、高速でカーチェイスを展開。派手な交通事故を起こし、2週間入院してしまいました…。

 こうした結果について研究チームは「一日あたりのアルコール摂取量が60グラム以上だと、肝硬変や高血圧症、悪性腫瘍、さらに性機能障害に陥るため、大の女好きの彼に大きな影響を与えたはずだ」と明言しています。

 つまり「ボンドガール」とあんなことやこんなことは実はできなかったということですね。残念。

  さらに、最も重要な点として「ボンドの肝硬変発症リスクはお酒を飲まない人の7倍で、そうした人々の平均死亡年齢は59歳だった」と指摘。「酒と タバコを愛した原作者のフレミング氏が56歳で死亡したことを鑑(かんが)みれば、彼の平均寿命もこの辺りと思われる」と結論付けています。

 また、ボンドが過度の飲酒に走る理由について「国際的テロリストなどと戦う彼のストレス発散のため」と認識しながらも「安全なレベルの摂取量に減らすよう、助言が必要である」と警告しています。

 加えて研究チームは「ボンド自身も“『ムーンレイカー』(55年)で、自分がMI6から肩叩きされる45歳までに(任務中、誰かに)殺されるだろう”と予想している」と説明。自分たちの研究結果よりさらに若くして亡くなっていた可能性を指摘しています。

  そういえば大分前、日本でも、特撮番組やロボット漫画、アニメなどのSF設定を科学的に検証した「空想科学読本」という本が話題になったのを思い 出しました。今回のボンドに関する研究も手法としては同じですね。あまり世の中に役立つとは思えませんが、お正月の酒の肴(さかな)的ネタにはぴったりで はないでしょうか。(岡田敏一)

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だからというわけではないのですが、日本を舞台にした『007は二度死ぬ』を何十年ぶりかで読み返していました。

007は二度死ぬ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
イアン フレミング
早川書房

たら、ジェームズ・ボンドは本当に呑んでばかりいます。映画では丹波哲郎が演じたタイガー田中たちとガンガン飲むんです。銀座辺りで、ウイスキーに日本酒、がぶがぶです。それでも、二日酔いにはならないようで、確かに「黄金の肝臓を持つ男」です。

でも、あのストレスだと避けも呑みたくなりますよ。世界を背負っているのですから。


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