昨日は、2月26日。言わずと知れたニ・ニ六事件が起きた日です。1936年2月26日未明、首都東京は陸軍の兵士たちのテロに巻き込まれました。
それから72年。電子版で読む限り、ほとんどの新聞がニ・ニ六事件を取り上げることはありません。
しかし、ゴウ先生はゴウ先生なりのけじめ(?)として、2月26日らしい過ごし方をしたいと思っていたのでした。
そして、取った行動が、浅草に行って、浅草名画座(通称、浅名)で高倉健さん主演の『ニ・ニ六事件 脱出』を見ることでした。
地下鉄浅草駅から徒歩で5分ほど。六区ブロードウェーの端に浅名はあります。(公式サイト: http://www.e-asakusa.net/meigaza/)
手前の自販機でチケットを買うことになるのですが、ゴウ先生は大体パス。サイトにある割引券をプリントアウトしてもって行くと、900円になるからです。そして、その場合は下の売店で料金を払います。
自販機の向かって左側にある怪しい入り口を地下に降りていきます。
降りる時に注意しなければならないのは、すごいタバコの煙とその悪臭。もうもうと立ち込めているのが常です。それに負けずに、階段の途中にある売店で割引券を出して、900円払います。何とこの場合チケットはくれません。
出入りは自由!チケットの半券を見せるだけで、一日何度でも出入りができます。ただし、割引券組はチケットの半券を見せられませんから、出るときに半券をもらいましょう。その辺にある半券をおばちゃん(おばあちゃん)がくれます。
さらに、内部に入るときも覚悟が必要です。館内禁煙は、たてまえ。じいちゃんたちを中心に平気でタバコを吸います。注意する係員は、基本的にいません。上映中も前方両サイドに「禁煙」のサインが点灯していますが、空しい限りです。
食事もおしゃべりも、着替え(!)も読書(競馬新聞を読む)も自由自在。音はうるさくてたまりませんが、そんなことで目くじらを立てていては、浅名を楽しめません。
ホームレスのオジチャン・オバチャンのひとり言を聞きながら、鋭くスクリーンの健さんを見つめる態度が必要なのです。
何せ、浅名はアナーキストたちのパラダイスですから・・・。
そんなところへゴウ先生が行くのは、ここでしか見られない映画があるからです。しかも、3本立て上映で。
いまどき珍しい任侠映画中心のプログラム。例年2月は、高倉健さんの誕生月(2月16日生まれ)ということで、怒涛の健さん特集。たとえば、今回のプログラムは次の通りです。
ゴウ先生が見たことがあるのは、『三代目襲名』だけ。『二・ニ六事件 脱出』も『日本女侠伝 真っ赤な度胸花』も見たことがありません。今回はこの2本を見る予定。見逃すわけにはいかないでしょう。
しかも、水曜に新プログラムがスタートする浅名では、昨日2月26日が今回のプログラムの最終日!
こうして、受動喫煙被害と騒音被害を最少にするために、ゴウ先生、最前列に座ってタオルを強盗のように口と鼻に当てて見ることにしたのでした。
内容はなかなか。これから裏ブログにアップしていきますので、お楽しみください。
ちなみに、3月のプログラムも刺激的。
また、浅草に行きたくなりました。
こうして、ゴウ先生のニ・ニ六はこうして過ぎていったのでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます