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注意されたくらいで、逆ギレするな

2005年09月29日 15時24分21秒 | 離煙ニュース: 国内編
ゴウ先生、怒っています。いまの日本にはなんと逆ギレしやすい若者が多すぎるのでしょう。いい加減にせい!であります。

そんな時代です。昨日の読売新聞に[校内暴力]「なぜ『キレる小学生』が増えるのか」という社説が掲載されました。中学1年の長男と小学生の子供を2人持つ父親としては、他人事ではないと思い興味深く読みました。

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 あっさりと一線を越え、暴力に走ってしまう風潮が小学生にまで及んでいるのではないか。学校も家庭も、もっと危機感を持って対処すべき問題だ。

 中学、高校での校内暴力が減少傾向にある中で、唯一、小学校だけが発生件数を増やしている。

 文部科学省のまとめでは、2004年度、小学校で計1890件の校内暴力があった。03年度から290件増えた。調査を始めた1997年度以来、最悪の記録を2年連続で更新した。

 あいさつの指導中、急に教師に殴りかかって足を蹴(け)った(5年男)、ささいなことで同級生とケンカになり、額にひざ蹴りした(6年男)、休み時間に突然不機嫌になり、校舎のガラスを割った(同)――そんな例が報告されている。

 特に「対教師」は、03年度より3割も増えた。暴力の矛先が自分たちに向けられ、教師たちも戸惑う。「力で制止しようとすると体罰と受け取られかねず、対処が難しい」と横浜市の校長は言う。

 短絡的な動機から、突発的に手や足が出る。文科省は「忍耐力不足、人間関係がうまく作れず、感情のコントロールがきかなくなっている」と分析する。

 小学校は担任制のため、教師が問題を一人で抱え込みやすい。学校全体の対応が取られないまま、暴力行為にまで発展してしまう。そうしたことも、理由の一つに同省は挙げる。

 小学生の校内暴力の増加は、最近の少年非行の低年齢化とも無縁ではないだろう。暴力に対する抵抗感が薄れて来ているのではないか。長崎県佐世保市で昨年6月、小6女児が同級生にナイフで切られ死亡した事件は記憶に新しい。

 1890件という数値には、疑問もある。都道府県別の報告件数(校外での暴力含む)を比べると、隣県同士で「0」と120件台と開きがあったり、300件を超す大阪府、神奈川県に比べ、東京都が43件と極端に少なかったりする。

 文科省によると、基準はあるが、どこまで細かく報告するかで差は出る、という。数字は「氷山の一角」で、実際の件数はずっと多いのではないか。

 どうしたら歯止めがかかるのか。文科省は「学校全体で問題児童の対応に当たるよう、指導を徹底する」という。

 保護者にできることは何か。暴力シーンが登場するゲームやテレビ、漫画などを、子どもの好き放題にさせてはいないだろうか。親の児童虐待、配偶者間暴力などが日常的に行われているようでは、子どもへの悪影響は目に見えている。

 家庭での子どもとの接し方に、再度目を向けてみる必要があろう。

(2005年9月28日1時38分 読売新聞)

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時代が変わり、適切な体罰で事の善悪を教えられる教師がこの日本には少なくなりました。明らかに一方的ないじめがあった場合でも、話し合いで穏便に収めようとする事なかれ教員や父兄がゴマンといます。

しかし、ゴウ先生家族の経験から言えば、そのような態度はキレやすい子供になめられるだけです。変わりはしません。担任の教員ないしは親が問題発生直後にガツンとやってくれていれば、さっさとケリがついたのにと思うのに、それをしないのです。長男はそれで6年間苦しみました。

しかし、その傾向は小学生ばかりではありません。職場であれ、公共の場であれ、他人の注意を素直に聞けない「キレやすい」若者が多くなった気がします。そして喫煙をめぐって悲しい暴行事件さえ起きています。

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ホームで喫煙注意され暴行 ヘルパーを現行犯逮捕

 28日午前7時10分ごろ、愛知県常滑市の名古屋鉄道常滑駅のホームで、喫煙を注意された男が、同市の公務員男性(47)をホームに押し倒し、髪の毛を引っ張るなどした。男性らが男を取り押さえ、駆け付けた常滑署員が傷害の現行犯で逮捕した。

 男性は、胸やひじなどに軽い擦り傷を負った。

 男は同市、ホームヘルパー、井手勝利(いで・かつとし)容疑者(29)。「注意されて腹が立った。けがはさせていない」などと供述しているという。呼気からアルコールが検出された。

 調べでは、禁煙場所のホームで喫煙していた井手容疑者は、男性に注意されると「うるせえ」などと言い、暴行したという。(共同)

(09/28 13:39)

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悲しくなるのは、この暴行犯が、他人に奉仕するホームヘルパーというサービス業についていたということです。たとえお酒が入っていたとしても、理不尽な暴力行為をしてはならないと彼のプロ意識が心の中で叫ばなかったのでしょうか。

このような何かあるとキレやすい若者にヘルパーをされているお客様は、同じ仕打ちにいずれ遭う恐れがあったわけだと考えるとゾッとします。

しかも、暴行犯は、喫煙を禁じられている場所でタバコを吸って、咎められたのです。この男の公衆道徳はどうなっているのでしょうか?

してはいけないことをしておいて、それを注意されたら逆ギレして、暴行に及ぶ。その暴行が怖いから、周りの人間もきちんと注意をしない。ああ、世も末のような気がしてきます。

東京の駅でもやはり禁煙のフォームで平気でタバコを吸う人間を見ます。うんざりしますが、それが現実です。ゴウ先生、できる限り注意をするようにしていますが、それでも全部はできません。逆ギレされたことは一度や二度ではないですから。

ともあれ、小学生以外のキレやすい若者へ。

ルールを守れ。
禁煙のところではタバコを吸うな。
それでもルール違反をして注意されたのなら、黙って従え。
高いプロ意識を持って、逆ギレするな。

いつか自分が一番傷つくことになるのだから。
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1 コメント

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先生のおっしゃるとおりです (セネガル)
2005-10-08 13:21:28
禁煙エリアでタバコを吸っている人や、電車内で携帯電話を使っている人などに注意をした事がありますが、捨て台詞を残したりと逆ギレする人は沢山いました。



ルールを守るという事がそんなに難しいのでしょうか。そして、そこで逆ギレするなんて、とんでもない事です。



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