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東条元首相の靖国合祀基準?

2006年08月06日 14時06分58秒 | 時事放談: 国内編
たかが神社にお参りするくらいで世論が二分する、不思議な国・日本であります。その議論は、東京裁判でA項戦犯として絞首刑になった方を靖国神社に合祀したことに由来します。とりわけ、戦争遂行者として悪名高い東条英機元首相を合祀してあるのはよくないと多くの方が思っているために問題が複雑になっているわけです。

その東条元首相が、在任中に靖国合祀の基準を定めていたというのですから、本当だとしたら皮肉な話です。

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「戦役勤務に起因」と限定 靖国合祀基準で東条元首相 (共同通信) - goo ニュース

2006年 8月 5日 (土) 19:06

 第2次世界大戦末期、東条英機首相(兼陸相)=当時=が「戦役勤務に直接起因」して死亡した軍人・軍属に限るとする靖国神社合祀(ごうし)基準を陸軍秘密文書で通達していたことが5日までに分かった。

文書は、靖国への合祀は「戦役事変に際し国家の大事に斃(たお)れたる者に対する神聖無比の恩典」と位置付け、合祀の上申は「敬虔(けいけん)にして公明なる心情を以(もっ)て」当たるよう厳命。原則として戦地以外での死者は不可としている。元首相自身の戦中の通達に従えば、戦後の同元首相らA級戦犯は明らかに「合祀の対象外」となる内容だ。

文書は1944年7月15日付で「陸軍大臣東条英機」名で出された「陸密第二九五三号 靖国神社合祀者調査及上申内則」。原稿用紙29枚分で、原文のカタカナをひらがなに直して戦後に書き写したとみられる。80年ごろに旧厚生省が廃棄処分にした書類の一部として作家の山中恒氏が古書市で入手した。

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この時期にどうしてこのようなものが出てくるのか、狐につままれたような話です。明らかに何らかの政治的意図があるとしか思えないのですが・・・。

それはともかく、疑問がたっぷり。

まずもって、赤字の部分。

「書き写した」とありますが、本物だという保証はどこにあるのでしょう。山中恒氏はどうしていまごろ発表したのでしょう。真相を知りたいものです。

さらに、黒字部分に対して。

これが本物だとして、東京裁判が戦勝国による敗戦国への報復劇だとすれば、裁判自体を「戦地」だと認められるのではないでしょうか。大東亜戦争が公式に終結するのは、サンフランシスコ講和条約を待たねばならないのですから、この解釈も間違いではないはずです。だとすれば、東条元首相が合祀されてもおかしくないと考えます。いかがなものでしょう。

さらに、「原則として」と記してあるのは、どういう例外が想定されているのか知りたくなります。

ともあれ、A項戦犯の合祀がそれほどよろしくないものかどうか、もう一度考えるべきなのではないでしょうか。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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手段 (似非紳士)
2006-08-08 19:33:09
まずはTB感謝です。

しかし、参拝反対勢力も手段を選ばなくなってきましたね。

つぎは、マッカーサーメモがでてきたりしてw
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