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タバコが火災の原因第1位、タバコで他人に迷惑をかけるのはやめてほしい

2017年01月16日 06時38分36秒 | 離煙ニュース: 国内編

タバコは、健康被害を本人と周囲の人びとにもたらすだけでなく、財産さえも奪い、多くの人に迷惑をかけます。

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【こんな家は危ない!】火災の原因になりやすい チェックしておくべき危険ポイント

年末年始にかけて、全国で大きな火災が相次ぎました。糸魚川市の場合、出火原因は鍋の空焚きによるもの。おうちでも、ついつい料理の途中にママ友と外で話し込んでしまったり、長電話をしてしまったりして、鍋を焦がしたことがある人もいるはず。昨今の家庭用コンロには、過熱防止装置がついており、危険温度になったら自動的に消火する物も多いですが、今回の火災の被害を見て、改めて火の元の確認の大切さを感じた人は多いでしょう。

この際、火災につながりそうな家の危険個所はチェックしておきたいところ。総務省消防庁が公開する、「出火原因別に見た火災状況」の上位結果を追いながら、もう一度、おうちのチェックをしてみましょう。

●火災の原因、1位は「たばこ」4048件(11.8%)

たばこの火の温度は、700度程度と言われており、これは家にある多くの物を十分に燃やすことができます。たばこは、その形状からして長く導火線のように燃え続けるため、処分に注意が必要です。喫煙者がいる家庭がチェックすべきポイントは、灰皿のなかに吸い殻が残っていないか。吸い殻がたくさん残った灰皿にたばこの灰を落とすのは、枯葉の山にマッチを落とすのと変わりありません。吸い殻にはきちんと水をかけるなどして消化した後、こまめに処分するようにしましょう。また、陶器製の古い灰皿は経年や熱によって割れることも多く、それが火災につながることも。ヒビや割れがないか、熱に強い素材か、再度確認を。

●火災の原因、2位は「放火」で3437件(10.0%)、3位は「放火の疑い」で3053件(8.9%)

こればかりはどうしようもない、と思う前にチェックすべき場所がいくつかあります。

まず、家の前などに、古新聞や古雑誌、古紙などを置いたままにしていないか。燃えやすい素材を家の近くに置かないだけでも、未然に被害を防ぐことが可能です。また、自宅周辺に照明器具等を設置し、放火犯が目立ちやすい環境を作ることも放火の抑止に。同時に、放火犯が隠れることができるような場所は作らず、荷物は整理整頓しておきましょう。その他、車のカバーへの放火ケースもあるといいます。不用意にカバーはかけず、また、カバーは防炎素材の製品を選ぶようにすると◎。

●火災の原因、4位は「たき火」3040件(8.9%)

たき火は最後にしっかり水をかけ、火種を消すことは最低限のマナー。ですが、勢いよくかけると高温の蒸気が発生しやけどにつながりやすいだけでなく、灰が飛び散り、かえって危険な場合も。もし、薪や炭を使っている場合は、まず、薪や炭同士を離れさせ、個別になったところで1つずつ水をかけると確実です。

火災の原因、5位は「こんろ」3027件(8.8%)

火の元から目を離さないのはもちろんですが、ゆったりとした服装や燃えやすい洋服での料理には注意が必要です。

普段何気なくやってしまっていることのなかには、よくよく考えると危険なこともたくさん。一度、おうちのなかや普段の習慣を見つめなおして、火災を未然に防ぎましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)

「たばこ」が41年ぶりトップ 京都市の火災原因、「放火」上回る

 京都市消防局は10日、平成28年中(1〜12月)の災害統計(速報値)をまとめ、市内で発生した火災のうち「たばこ」が原因による火災が49件と最多となり、昭和51年から40年連続で1位だった「放火」を抜いてトップになったと発表した。火災の発生件数は256件で、前年を24件上回り、死者数も15人と9人上回った。救急出動件数は1302件増え、8万4638件で、平成22年から7年連続で過去最多を更新した。

 市消防局によると、火災件数は25年から3年連続で減少傾向だったが、増加に転じた。火災による死者数15人うち12人が高齢者や体の不自由な人だった。

 出火原因別では、たばこが原因による火災が前年比14件増の49件となり、放火(42件)を上回って41年ぶりに最多となった。

 たばこが原因の火災をみると、建物火災は39件死者は5人で、体力的に避難できなかったのが3人2人が就寝中だった。建物内の出火場所では、寝室が最も多く16件だった。

 発生状況では、「喫煙中に火種が落下」(24件)「寝たばこ」(3件)「灰皿から落下」(2件)−と、火種が布団など燃えやすいものに落下した火災が約6割を占めた。そのほかは、「たばこの投げ捨て」(10件)「吸い殻をくず入れなどに捨てる」(6件)▽その他(4件)−となっている。

 市消防局によると、たばこによる火災では、カップ麺の器など灰皿以外のものを使用しているケースもあるといい、「水を入れた灰皿を使ってほしい。また、たばこを吸う場所を決め、寝たばこはしないように」と呼びかけている。

 一方、救急出動は1日平均231・3件出動しており、約6分14秒に一回出動したことになる。急病(65・7%)▽一般負傷(15・7%)▽交通事故(9・5%)−で全救急出動件数の90・9%を占めた。

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放火も最低ですが、タバコの不始末で火事を起こすのは、もっと最低です。

なぜなら、後者は予防しようと思えば、予防できるからです。それをしないのは、スモーカーがニコチン依存症に罹患していて、眠たい時にでさえ喫煙欲求が抑えられず、寝室でタバコを吸ってしまい、きちんと後始末ができないからです。こんな経験をしたことがあるスモーカーは、薬物依存といわれても仕方ありません。

貧乏英語塾長も、13年前まで大量にタバコを吸っていた時には、よく寝たばこをして寝具や畳を焦がしました。そのたびに、肝を冷やしたものです。タバコと縁を切って本当に良かったと思うのは、こういう心配をいまはしなくてよいことがあります。

スモーカーに、タバコを吸うなとはいいません。しかし、他人を巻き込むような火災や受動喫煙を与えないようにはしてほしいものです。特に火災を引き起こしては、人生、ほとんど終わりです。タバコで人生を終わりにするのは、悲しいこと。十分に気をつけてください。

タバコと縁を切った離煙生活は、本当にすばらしいものなのですから。


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