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最新欧州離煙事情: 独もいよいよ

2006年12月06日 09時16分06秒 | 離煙ニュース: 海外編
あのスモーカー天国のドイツが禁煙政策に踏み出すことになりました。すごい!

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「喫煙天国」独もついに… 欧州で禁煙の流れ加速  (産経新聞)

 【ベルリン=黒沢潤】欧州連合(EU)で禁煙政策を採り入れる加盟国が相次いでいる。「喫煙パラダイス」と呼ばれたドイツが来年夏からの部分禁煙を打ちだした。英国も来年からは全国でパブやレストランを含む屋内の公共の場は全面禁煙となる。フランスも2008年からの禁煙を決めた。こうした“禁煙国”は加盟25カ国中、14カ国にのぼっている。

 ドイツの連立与党は先月末、公共の場やレストラン、ディスコでの喫煙を禁止することで合意した。ドアで仕切られた空間でしかたばこを吸えなくなる。バーでの喫煙は引き続き認められる。

 ドイツは医者や薬局の数が多く、有機食品がブームになるなど「健康に人一倍、気を使う国民」(独誌シュピーゲル)といわれるのに、たばこ関連の死者数は年間約14万人にのぼる。「健康なドイツ国民の育成を標榜(ひょうぼう)したナチスがたばこ撲滅運動を展開したことへの反動」(独公共放送ドイチェ・ウェレ)ともいわれる。

 ドイツは現在、欧州最大のたばこ消費国で、たばこ産業界の影響力は無視できない。しかし、たばこ関連の死者数が交通事故やエイズによる死者数を上回る現状から禁煙という「時代の流れ」には勝てなかったようだ。

 英国では今年3月からスコットランドが公共の場を全面禁煙としているが、来年からは順次、英国全土のパブやレストランを含む公共の場での喫煙が禁止される予定だ。

 フランスは10月、来年2月から公共の場での禁煙を開始、08年1月からはレストラン、カフェ、ホテルなども全面禁煙にすることを決めた。レストランなどでは密閉された喫煙室を設置できるが、従業員の入室は厳禁される。仏政府は禁煙ガムや禁煙シールの使用者を現在の60万人から倍に増やそうと、禁煙グッズ購入費の3分の1を公費助成するという。

 EU内では全面禁煙に踏み切った場合、飲食店の客足に影響が出るなどの懸念も指摘されるが、04年に世界初の“禁煙国”となったアイルランドのアハーン首相は「禁煙政策で閉店に追い込まれたパブは国内に1軒もない。むしろ健康産業の雇用が増大した」と強調している

 世界保健機関(WHO)の02年統計では、成人喫煙率はドイツ男性39.0%▽女性31.0%。フランス男性38.6%▽女性30.3%。英国は両国に比べると低く、男性27.0%▽女性26.0%。EUによれば、今年の加盟国平均喫煙率は02年に比べ6ポイント減の27%だったが、オーストリアやギリシャでは逆に増加傾向がみられた。

 世界各国の病院や研究所でつくる民間組織「国際対がん連合」は、21世紀のたばこ関連の死者数が20世紀の約10倍の約10億人になると警告しており、今後は世界規模で禁煙の動きが活発化しそうだ。

(2006/12/05 06:02)

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ドイツ人がタバコを吸う理由が、ナチスの政策への反動というのには唸りました。この節が本当かどうか分かりませんが、ヒトラーが大のタバコ嫌いだったことは有名な事実。ひょっとすると当たっているのかもしれません。

さらに、「14万人」の算出基準が分からないとはいえ、エイズや交通事故の死者よりもタバコで死ぬ人の方が多いというのは事実だと思います。日本でも7000人程度の交通事故の年間死者数ですが、COPDを始めタバコに関する健康被害で亡くなっている方はもっと多いはずです。

欧米のこうした取り組みをみたら、そろそろ日本も本格的な禁煙政策に乗り出すべき時だと思うのです。復党云々かんぬんを揉めている場合ではないです。

それにしても、女性の喫煙率が高いドイツ。少子化に歯止めが利かないひとつの理由でしょうか。

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1 コメント

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Unknown (booker)
2006-12-13 20:33:33
UKはBBCで、2008年公的場全面禁煙表明してる、
全くこういう視点がない日本は、どんな言い訳を言おうと、
金、金、金社会!?で‥
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