シーズン当初の不振が、うそのようです。
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マーリンズのイチローが17日(日本時間18日)、ブレーブス戦の5回に代打で同点の右前適時打を放ち、今季初となる6試合連続安打を記録した。
5回1死一塁の場面で代打起用。ボークと捕逸で走者が3塁に進むと左腕・ガルシアから同点の右前適時打を放った。イチローはこれでメジャー通算3049安打とし、ロッド・カルーが記録した歴代23位の通算3053安打(メジャー公式サイト)まであと4本に迫った。
チームは0―3の5回に一挙5点を奪って逆転。しかしその後追いつかれ、延長戦の末に7―8で敗れた。
イチロー今季自身最速「166キロ」安打 41球場“制覇”を地元紙も続々報じる
代打で一時同点のタイムリー、「MLBキャリア開始から41球場で安打」
マーリンズのイチロー外野手は17日(日本時間18日)、敵地でのブレーブス戦に代打で出場し、一時同点のタイムリーを放った。6試合連続安打でメジャー通算3049安打とし、歴代24位ロッド・カルー(3053本)まで残り4本に。今季オープンしたブレーブスの本拠地「サントラスト・パーク」初打席で記念すべき初安打を放ち、メジャー移籍後、ヒットを打ったのは41球場目となった。地元メディアもこの事実を続々と報じ、打球速度が今季最速を記録したことも伝えている。
イチローは2-3とマーリンズが1点差に迫った5回1死一塁の場面で代打で登場。すると、左腕ガルシアのボーク、捕手フラワーズのパスボールで一塁走者のコロンは三塁まで進んだ。1ボール2ストライクとなり、イチローは4球目のツーシームをライト前へ痛烈なライナーで運ぶタイムリー。同点打となった。
この回一挙5得点で逆転したマーリンズはその後、最大5点差までリードを広げながら、徐々に追い上げられると、9回に守護神ラモスが1点差を守れず同点に。さらに、ラモスは続投した10回にサヨナラ打を浴び、マーリンズは7-8で敗れた。
それでも、イチローの41球場“制覇”を地元メディアも続々と速報。MLB公式サイトは「マイアミが5得点した5回、イチロー・スズキは代打でシングルヒットを放ち打点を記録。彼は2001年にシアトルでMLBのキャリアを開始して以来、41球場で安打を放っている」と伝えた。
166キロの痛烈安打は「今季の彼の最もハードな打球」
地元紙「マイアミ・ヘラルド」は「イチローに関する追加情報」として「土曜日に安打を記録。これで、イチローはMLBの試合が行われた41球場でヒットを放ったことになる。その中には東京ドームも含まれている」と紹介。41球場の中には、マリナーズ時代の2012年にアスレチックスと開幕シリーズを戦った東京ドームも入っていることを補足した。
さらに、地元紙「サン・センチネル」も「イチロー・スズキがライトにヒットを放ち、同点となった。メジャーリーグでの17年間でイチローは、42球場中41球場でヒットを記録した」と言及。イチローが唯一ヒットを打っていないのは、昨年7月3日にマーリンズ-ブレーブスが開催されたノースカロライナ州フォートブラッグ陸軍基地の仮設フィールドで、この時は代打での1打席のみで遊ゴロだった。
新球場初打席で、華麗なキャリアに新たな歴史を刻む1安打を放ったイチローは、6月は16打数7安打の打率.438と好調で、打率は.226まで上昇。代打としても直近11打数7安打の打率.636、3打点と波に乗ってきた。MLB公式サイトでレポーターを務めるデビッド・アドラー氏はツイッターで「イチローは代打で、MLB通算3049安打目となる103.3マイル(約166.3キロ)のタイムリーを放った。彼の今季最もハードな打球だ」と紹介。この166キロ超の打球速度も復調を証明するデータの1つと言えそうだ。
メジャー通算3049安打で、カルー(3053本)までも残り4本。歴代24位浮上も時間の問題となってきた。
イチロー代打で存在感 直近11打席で打率.636&3打点「すさまじい優秀さ」
シーズン序盤の不振から“V字回復”、地元メディア「43歳の打棒が復活」
マーリンズのイチロー外野手は17日(日本時間18日)、敵地ブレーブス戦の5回1死一塁の場面で代打で登場。ライト前に同点タイムリーを放ち、6試合連続安打を記録した。地元メディアは、代打として最近11打数7安打で驚異の打率.636としたイチローについて「43歳の打棒が復活!」と絶賛。イチローの代打安打数は、今季メジャー単独トップとなっている。
シーズン序盤の不振からイチローが華麗な“V字回復”を見せている。1点差に迫って迎えた5回1死一塁。代打として、今季オープンしたブレーブスの本拠地サントラスト・パークで初めて打席に入った背番号51を、マイアミでテレビ中継を行う「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は期待とともに紹介した。
「5試合連続でヒット中です。代打ではここ9打席で6安打。2打点も記録しています」
実際には最近10打席で6安打だったが、解説のトッド・ホランズワース元外野手も「9打数6安打はすさまじい優秀さです」と好調ぶりに唸る中、左腕ガルシアのボークと捕手フラワーズのボークで一塁走者のコロンが三塁まで進む。すると、イチローは4球目の89マイル(約143キロ)の低めのツーシームを強振した。
代打での11安打は今季メジャートップ「際立った仕事ぶり」
実況が「43歳の打棒が復活しました!」と興奮気味にまくし立てる貴重な同点打。ホランズワース氏も「これで代打10打席で7安打3打点(実際には11打席で7安打3打点)です。際立った仕事ぶりです。なぜなら、ガルシアは直前の打者2人に打たれていた変化球をこれ以上、信頼できませんでした。沈むツーシームでしたが、すごく打ちごろでした。そして、イチローはいいスイングを見せました。ライト前に運びましたね」と、速球を捉えたイチローの打撃を称賛。この回、ガルシアはムーアにカーブをレフトスタンドに運ばれて2ランとされ、イチローの直前の打者となったコロンにはスライダーをレフト前ヒットとされていた。
実況は「イチはこれでナショナルリーグの代打最多安打になりました。ドニー・ベースボール(マッティングリー監督の愛称)の顔にも笑顔です」とも言及。イチローの今季の代打での安打は11本となり、カブスのジョン・ジェイ外野手の10本を再び上回ってメジャー単独トップとなった。
今季はスタントン、オズナ、イエリッチの外野トリオが怪我なく好調のために出番が限られ、打率1割台が続く不振だったイチローも、6月は16打数7安打の打率.438でシーズン打率.226まで復調。代打でも存在感を見せ始めたメジャー最年長野手は完全に逆襲モードに入った。
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代打で11打数7安打、6割3分6厘の打率というのは、信じられないことです。この調子がずっと続くのは無理かもとおもう気持ちもありますが、イチロー選手なら、ひょっとするとやってくれるのではと考えてもしまいます。
43歳にして、この爆発力。頭が下がります。実力でスタメン入りを勝ち取ってくれることを願うしかありません。
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