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MBA留学に対する勘違い

2005年11月07日 10時26分08秒 | 英語学習法
INDECは、英語塾です。当然、MBAを取得するために英語圏のビジネス・スクールに留学したいと思う皆さんも応援しています。しかし、時々根本的な勘違いをしている人に出会います。MBA留学を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

学位取得を前提としない留学には、基本的には何の条件も必要でないことは言うまでもありません。たとえば、語学留学の場合、語学を身につけたい!と思う以外には、日本での学業成績も仕事上の実績も必要ないのです。

しかし、英語圏のビジネス・スクールでMBA(経営管理学修士号)という学位を取りに行きたいとすれば、話は違います。MBA留学では、英語ができるのは当たり前。もっとハッキリ言ってしまえば、TOEFLのハイスコアは単なる必要条件です(ウォートン・スクールの場合2004年に合格者のTOEFLの平均点は280点)。その上に必要なことが最低二つあります。

まず、英語圏に学位を取りに行く以上、英語を使った勉強に耐えられる向学心と能力がなければ困ります。もっとはっきり言えば、大量の文書を短時間で理解できる高度な読解力と自分の考えをきちんと他者に伝えられる論理的分析力ならびに表現力がなければならないのです。

にもかかわらず、TOEFLのスコアさえ高ければ、ビジネス・スクールに留学してもうまく行くと考えている人が、相変わらずいます。それはちょっと虫が良すぎる話です。日本語でも本を読まない(読めない)人が、きちんとした論理的日本語の文章が書けない人が、どうしてアメリカのビジネス・スクールでよい成績が挙げられるでしょう。TOEFLの結果ではそこまで判定できません。

さらに、経営管理学を修めに行こうとしているのに、リーダーになろうという気概を持たない人もいます。理解に苦しみます。

MBAという言葉の響きやアメリカのビジネス・スクールの環境に憧れる人がいることは肯けます。すべての行動は、そうした単純な思いから始まりますから。しかし、実際にビジネス・スクール留学をするとなれば、話は変わります。

「経営者としてフォロワーをぐいぐい引っ張っていくんだ。引っ張っていきたいんだ。だからビジネス・スクールで勉強するんだ!」という覚悟が重要なのです。

実際、この2点を勘違いしないことが、満足する留学をするためには欠かせません。両方ともイマイチの人で、アメリカのトップランクのビジネス・スクールに合格した人をゴウ先生はいまだ知らないのです。

とにかく、MBA留学したいならば、まずは現地で(いま以上の)勉強をしてその成果を後の(経営者としての)仕事に役立てるのだと固く誓いましょう。そして、この2点を押さえている人は、不思議と英語力も伸びていくものです。

留学のための「脳内改革」を忘れずに!
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1 コメント

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脳内改革を致します (タゴ)
2005-11-12 08:20:39
「向学心と能力」そして「リーダーになろうという気概」があって、初めてMBA留学の効果があるというお話を読ませて頂き、改めてその重要性を認識致しました。



真のトップリーダーになる為には、常に謙虚で貪欲に学び続ける向学心と、物事を論理的に分析し、他者に伝える能力がなければなりません。



以前お話頂きましたが"As a manager, as a leader"という観点から、常に物事を考え、行動する事を徹底致します。
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