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中国の内政干渉は、大迷惑

2006年04月01日 12時05分18秒 | 時事放談: 中国編
またもや自民党議員が北京詣でをしたようです。その結果、やはりいつもの要求が中国共産党政府から突きつけられました。

そのことに関して今日唯一読売が社説を書いてくれました。

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4月1日付・読売社説(2)
[日中友好訪中団]「『ポスト小泉』に内政干渉は迷惑

 中国の対日姿勢に変化の兆しがあるのかどうか、注目された「重要講話」だった。

 中国の胡錦濤国家主席は、日中友好7団体の代表と会談し、「A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社を日本の指導者たちがこれ以上参拝しなければ、首脳会談をいつでも行う用意がある」と語った。

 日中首脳の相互訪問が途絶えている原因は小泉首相にあり、小泉内閣の下で関係改善は困難、と言いたいのだろう。

 「指導者たち」という言い方から、「ポスト小泉」候補が仮に首相に就任した場合は、靖国参拝をすべきではないと牽制(けんせい)する意図がうかがえる。

 あえて「重要講話」としたのも、日本側に明確にメッセージが伝わるようにしたい、ということではないか。

 だが、中国が靖国参拝の中止を声高に要求している限り、首相が参拝をやめれば、日本国内では「他国の圧力に屈した」と受け止められるだけだろう。かえって「嫌中」ナショナリズムをあおる結果を招きかねない。

 胡主席は「争えば双方が傷つく。中日友好を発展させることが、両国の利益に合致する」とも述べ、交流拡大の必要性を訴えた。

 2月の二階経済産業相訪中以来、閣僚レベルの交流は復活しつつある。だが、最も重要な交流の機会は首脳会談だ。

 小泉首相は「靖国参拝という一事をもって首脳会談を行わない国は、中国と韓国のほかにない」と指摘している。その通りだ。

 中国にしても、トップの要求が日本に聞き入れられなければ、江沢民・前主席時代の「反日」愛国教育で育った世代から、体制批判が出かねない。

 いつまでも「歴史」を外交カードにすれば、互いに抜き差しならない事態になるだけではないか。

 中国国内にも、対日政策の見直しを求める声が出ている。

 中国社会科学院の元日本研究所長は最近、「歴史の決着を最優先すれば、両国関係は絶え間ない悪循環に陥る」との見解を中国の専門誌に発表した。

 「絶え間ない悪循環」を避けるためにも、中国は、「歴史」認識と首脳会談再開を絡める姿勢を改めるべきだ

 「歴史」認識に関する問題は、他国が口をはさめば事態を複雑にさせる。が、そのことは、日本人が「歴史」に無頓着でよいことを意味しない。

 あの戦争は何だったのか。戦争責任をどう考えるべきか。戦没者をどう追悼したらよいのか。「歴史」と向き合い、国民的議論を深めることが必要である。

(2006年4月1日1時46分 読売新聞)

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最後の段落を除けば、この社説にゴウ先生は賛成です。靖国問題が内政干渉であることは、外交常識に明るい人ならば、ごく当然のこと。他国の政府からとやかく言われることでもないし、それが外交カードに使われてよいはずがありません。

そのことをハッキリ指摘してくれたこの社説、アッパレです。

ただし、最後の段落において提案されている「国民的議論」においては、他国に遠慮したものでなく、日本人の意向に沿った歴史議論となることを願いたいものです。

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