シャツを着るだけで、痩せることなどありはしないのです。
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消費者庁は22日、着るだけで圧力によって体が「痩せる」「筋肉が付く」とうたう男性向けの「加圧シャツ」の広告は科学的根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、販売会社「イッティ」(東京都渋谷区)など9社に再発防止命令を出した。
消費者庁表示対策課によると、命令を受けた対象商品は計15点。いずれもポリウレタン製で伸縮性があり、平均3千〜4千円で売られていた。9社は自社のウェブサイトや通販サイト「楽天市場」で、「着るだけで1時間で腹筋200回分の効果」「1週間でマイナス5キロ」などと表示した。
男性向け加圧シャツなどを身に着けるだけで、痩せたり筋肉が増えたりするかのような商品の広告が景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は22日、衣類のネット販売事業などを行うGLANdグラン、VIDANビダン、BeANCAビアンカ(いずれも東京)など9社に対して、再発防止を求める措置命令を出した。
発表によると、9社は少なくとも2016年11月以降、販売する加圧シャツやスパッツ、レギンスなど計15商品について、自社ウェブサイトに「着るだけで筋力アップをサポート」「簡単にマッスルボディを目指したいあなたへ」などと表示。だが、同庁の調査にその根拠を示せなかった。関係者によると、17〜18年の2年間に20億円超を売り上げた会社もあったという。
「着るだけでマッチョが目指せる」などと誇大に宣伝して「加圧シャツ」などを販売したのは景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は22日、「イッティ」(東京)など9社に、再発防止などを求める措置命令を出した。
措置命令が出されたのはほかに「加藤貿易」「GLANd」「ココカラケア」「SEEC」「スリーピース」「BeANCA」「VIDAN」(いずれも東京)、「トリプルエス」(愛知)。
同庁によると、9社は2016年11月〜今年1月、自社のウェブサイトなどで、加圧シャツを販売する際、着るだけで著しくやせられ、筋肉増強効果が得られるかのように宣伝した。おなかの写真に「強烈な加圧で、お肉を圧縮」、鍛えられた上半身の男性の画像に「着るだけでこのカラダ」、など文言を重ねて掲載していたという。
同庁は、9社に表示の裏付けとなる資料を求め、提出のなかった2社を含め、「いずれも合理的な根拠は確認できなかった」と判断した。近年は「筋肉ブーム」とも言われ、引き締まった体にあこがれる人たち向けに同種の商品が多く流通し、他社との差別化を図ろうと過激な表示が増えたとみている。(長谷文)
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着るだけで痩せられるシャツがあれば、こんなにうれしいことはありません。しかし、それは無理な話。食事を制限し、運動しないと、脂肪は燃焼してくれないのです。
貧乏英語塾長は、昨年末から10kg以上減量しました。それもこれも、食間を空けて、ひたすら歩いたからです。安易な減量方法はないと、肝に銘じましょう。
逆に言えば運動不足で太ることもあり得ません。
私は運動不足が原因で太ったという人が存在すれば是非見てみたいのですがね。