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アメリカの大学では中国の存在感は段違いに大きい

2014年09月28日 04時46分21秒 | 時事放談: 中国編

悔しいけれど、アメリカの大学では、中国の若者が日本の若者を圧倒しています。

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米の大学、群抜く中国の存在感 習主席の娘も今春卒業
朝日新聞 2014年9月27日09時55分

 その日は朝早くから、街全体が祝賀ムードに包まれた。家々の軒先には色とりどりのテープやバルーンが飾られ、表通りには横断幕やのぼりが掲げられた。

 5月29日、米東海岸マサチューセッツ州ボストン市郊外にあるハーバード大の卒業式があった。全米最古の大学が卒業生を送り出すのは、363回目だ。卒業式には、ビジネススクール卒業生のジョージ・W・ブッシュ元大統領も駆けつけた。

 黒いガウンをまとった卒業生たちは式後、「ハウス」と呼ばれる寮に戻った。大学周辺の12カ所にそれぞれ数百人ずつが暮らす。3食付きの寮費は、年約5万ドル(約550万円)の学費に含まれている。卒業証書は、寮長から卒業生に手渡される。

 寮のひとつ「アダムズハウス」は、フランクリン・ルーズベルト元大統領キッシンジャー元国務長官も暮らした。1~5人用の部屋はベッドと勉強机があるだけ。クーラーはなく、シャワーも共同だ。今年の卒業生は167人。中庭での授与式で、名前を呼ばれた卒業生が1人ずつ寮長から卒業証書を受け取る。「チェン」「マー」「リー」など中国系の姓も混じる。

 その1人が、正方形の帽子の下から胸元までこぼれ落ちた黒髪をなびかせながら、壇上にのぼった。

 習明沢(シーミンツォー)さん。1992年に中国の習近平(シーチンピン)国家主席と国民的歌手の彭麗媛(ポンリーユワン)氏の間に生まれた一人娘だ。学内では偽名を使い、その境遇はほとんど知られていない。進路や学習の相談を受けていた大学関係者によると、心理学を学んだ明沢さんは、卒業後に帰国した。

 この関係者は「両親の反対を押し切って留学に来たそうです。学業に熱心で、中国では病院でカウンセラーのインターンをするか、大学院に進む準備をすると話していました」。入学当初から彼女を知る同級生の男子学生は「夜中まで図書館で論文を書いていた」と振り返る。

 米国で学ぶ外国人の留学生や研究者のうち、中国人は約3割で最多米国の大学における「中国」の存在感は、諸外国の中で群を抜くハーバード大で尖閣諸島の領有権問題が語られる時、「尖閣」よりは中国名の「釣魚」が使われたり、併用でも先に呼ばれたりすることが多いほどだ。

 また、同大行政大学院ケネディスクールには毎年、中国共産党の若手幹部が送り込まれている。この研修の枠組みをつくった中国発展研究基金会の盧邁秘書長は「米国は世界最強の国家。彼らがガバナンス(統治)面で蓄えている豊富な経験を、中国の官僚たちは学ぶ必要がある」と研修の意義を語った。

 一方、米国の大学は競うように中国で分校を開設し、企業の資金も中国に向かう。世界最大級の米投資会社ブラックストーンの最高経営責任者スティーブン・シュワルツマン氏(67)は「中国を理解する未来の指導者を育てたい」と私財1億ドル(約110億円)、協賛企業からの2億ドル分の金品を投じ、北京の清華大に米国人留学生らのための大学院をつくる。出資企業の視線の先には、米国に次ぐまでに成長した中国の経済力や13億人の市場がある。

 清華大のルーツは、1911年に設立された「清華学堂」にさかのぼる。清朝末期、中国を侵略した列強を排撃しようとした義和団事件の賠償金を米国が一部返還し、米国留学の予備校として建てた。その目的は、知米派の中国人の育成だった。知中派の米国人を育てる大学院は、2年後に開校する予定だ。(ボストン=機動特派員・峯村健司、北京=林望)

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潤沢な経済力を背景に、厳しい競争を潜り抜けた中国の俊英たちが、ハーバードのようなアメリカのトップランク大学を目指すわけです。それから見ると、日本の凋落ぶりは目を覆うほどです。このままでは、将来的にもずっと中国にイニシアチブを取られっぱなしになります。

したがって、若い人たちが、真剣に勉強をして、アメリカにどんどん留学するようにならないと、日本は中国にどんどん差をつけられてしまいかねません。夢と希望のある若者たちの奮起を促します。



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