「やる」と口にしたことを、何度もやってこなかった「われわれは変われる(We Can Change)」といいながら、「自分は変われない(I can't chage)」オバマ氏です。「やっぱり、ヒロシマには行かない」といいだしそうな予感がしてきました。
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オバマ大統領、広島訪問を最終判断へ 早ければ月内にも
朝日新聞 2016年4月24日05時07分
オバマ米大統領が、5月下旬の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)の際に広島を訪問するかについて、米政府はオバマ氏が25日に欧州歴訪から帰国した後に政権内で協議し、早ければ月内にも最終判断する。米政府は、広島訪問は実現可能との見方を固めつつも、複数の米政府高官は「まだ決まっていない」としている。
「アジアに関する質問は私がアジアに行くまで待って欲しい」。22日、オバマ氏は訪問先の英国での記者会見で広島訪問についての質問をかわした。実現すれば原爆を投下した米国の現職大統領として初めてとなる一方、米国内にはなお反対論もあり、正式に決断する前の発言が独り歩きするのを避けたとみられる。
実際、G7首脳会議の米先遣隊は14日、会場の賢島(かしこじま、三重県)周辺を視察したものの、同行した米側関係者は「広島には行かなかった」と明かす。
ただ、オバマ氏の広島訪問への意欲は過去の言動からも明らかだ。米国内に慎重論の強い謝罪に踏み込まなくても訪問は可能と米政府はみており、被爆地から世界に向けて核軍縮のメッセージを発信することも視野に入れている。
米大統領が外遊する際には、大統領が乗るヘリや分厚い防弾装甲の鋼板で覆われた専用車両を運ぶなど膨大な準備が必要になり、日米政府筋によれば3週間から1カ月程度は準備期間が必要という。こうした事情もあり、米当局者は「大統領の帰国後、速やかに(広島訪問の可否を)決めたい」とし、遅くとも5月上旬にはオバマ氏が最終判断する見通しだ。
多忙な日程の調整も必要になるが、訪日に合わせてオバマ氏が初訪問するベトナムは日本の前になる見通し。G7後は米国へ戻る予定で、国内事情が許せば調整できるとみられる。
最後は世論の見極めだ。ケリー国務長官が今月に広島を訪れた後、米有力紙は広島訪問を後押しする論調が大勢。21日の米下院本会議では日系人のタカノ下院議員(民主党)が「世界最大の核兵器保有国の最高司令官が、核兵器のすさまじさを認識しているということを示すきっかけとなる」と訪問の意義を強調した。
ただ、米国内では原爆投下は戦争終結を早め、多数の米国民の命を救ったと正当化する意見も根強い。米政府内にも、高度に敏感なテーマであることから実現に慎重な見方があるが、最後はオバマ氏が決断を下すことになる。(ロンドン=奥寺淳、ワシントン=佐藤武嗣)
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「世論」ねえ。どうせレイムダック状態なのですから、捨て身で動けばいいんですよ。そのせいで、もし極右のアメリカ人から暗殺されたら、その名前が歴史に残って、よいではないですか。
でも、そんな勇気はないでしょうねえ。「米大統領がヒロシマに行くのは、原爆投下を謝罪したも同然だ」という「世論」に屈しそうです。まあ、オバマ氏はその程度の弱腰大統領なんです。仕方ありません。
最終決断がどうなるか。しらけつつも、一応、注目することにします。
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