JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「キャリー」2013年

2013-12-02 | 映画(DVD)
「キャリー」2013年 米 監督:キンバリー・ピアース

狂信的クリスチャンの母親から厳しい教育を受け、学校では周囲から疎外されている女子高生キャリー。彼女は、激しい興奮状態に陥るとある能力を使うことができるテレキネシスだった。それを誰にも打ち明けることなく、キャリーはつらく寂しい日々を送っていた。そんな中、ひょんなことから彼女は女生徒たちの憧れの的であるトミーとプロムパーティーに参加することに。喜びに浸るキャリーだが、その裏では彼女への残酷ないたずらが計画されていた。

1976年ブライアン・デ・パルマの「キャリー」が37年の時を経てクロエ・グレース・モレッツでリメイクというニュースを知った時は大層楽しみにしていて、事前に1976年版も観て上映を待っておったわけですが・・・

皆さん気になる、いじめられっ子キャリーを可愛い子ちゃんのクロエさんが演じて、果たしてどうなるのかという所。これは、クロエさんの猫背、オドオド演技で辛うじて不安を除いていただけましたけどね。
ま、この役、シシー・スペイセクにはどうしたって敵わない感じです。

スティーブ・キングのこの作品は少し古いんだね。1976年という時代が合っていた?
時代設定は現在の2013年。だから、生理が来てパニくるキャリーをスマフォで撮影してネットにUPしちゃうといったいじめの手口が出てきたりもするのですが、どうもツールのみが現代になっていて文化的な進展がないので違和感を感じてのめりこめないんだよね。
学校での性教育とか、パワハラとかはどうなってんだ。
だから女体育教師はキャリーを励ましたところで、最低教師にしか見えないし。
スーとトミーが明確に善意の人と解るっていうのもどうだろう?
ガブリエラ・ワイルド(スー役)とアンセル・エルゴート(トミー役)は本当に可愛い高校生でした。
スーが妊娠している設定は良かったですね。

前半からかなり派手に念動力を使ってると思ったら、やっぱりパーティーでの念動力がド派手になっています。あの地獄図の描写をエグくすれば良いという作品では無いように思いますが、まぁ、そこはドッカン、ドッカンと楽しみましょう。

冴えなくて変人扱いされてる女の子が普通の子と同じように素敵な男の子に誘われプロムに出席する、不安や喜びという青春映画側面からして1976年版に軍配。
クロエ・グレース・モレッツの怪物映画になっちゃいましたね。





MOVIX川口

「キャリー」1976年

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 仮面ライダー ザ ダイナー | トップ | 「おんな番外地 鎖の牝犬」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (imapon)
2013-12-06 00:13:19
よしはらさん、本当にクロエさん好きですよね。
でも、ホントにずいぶん大人になりました。
私もついつい出演作は見たくなっちゃいます。
次は、キック・アス2ですね。
成熟したヒット・ガール・・・楽しみです。
返信する
クロエ贔屓 (よしはら)
2013-12-02 16:05:50
クロエさんのヨサを引き出すには
これぐらいのつまらない作品が一等ヨイような気がします
映画自体がオモシロイとクロエさんの存在を忘れがちになりますから
いじめられっ子役が全くハマッていない感じが
僕はとてもヨカッタです
なんかコントを見ているようで
クロエさんが引き立つ演出です
オリジナルは封切り当時話題になってて見たのですが
いまいちピンとこなかったんです

返信する

コメントを投稿

映画(DVD)」カテゴリの最新記事