JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「デス・プルーフinグラインドハウス」

2014-09-02 | 映画(DVD)
「デス・プルーフinグラインドハウス」2007年 米 監督:クエンティン・タランティーノ

同乗させた女たちを耐死仕様(デス・プルーフ)のカスタムカーで、次々と死のドライブに誘うスタントマン・マイク。彼が次に目を付けたのは、映画撮影に関わる4人の女たち。だが、走行中にマイクから突然車をぶつけられたスタントウーマンのゾーイとキムは、マイクへの怒りの反撃を開始する。


7年ぶりの鑑賞。前回は「プラネット・テラー」と一緒になったUSAヴァージョン。
独立させた本作は2本立て上映(USAヴァージョン)でカットされたシーンを加えてある。

もう7年前だから、当然、何がどう違うのかは解らない。ガールズ・トークがより長くなってるんでしょうか。

新橋文化劇場のラストを飾るにはあまりに相応しい1本。
USAヴァージョンの時は六本木の小奇麗なシアターだったから、新橋文化のようなグラインド・ハウスそのものの小屋で、しかも閉館になる事で立ち見の出る満席の状況で本作を鑑賞できる至福。
六本木では味わえなかった「小さな小屋を好き者で一杯にしてグルーブする楽しさ」

前半(テキサス州オースティン)はカート・ラッセルの耐死仕様の餌食となる女の子たちの下衆ビッチぶり。特に酒場でのラップ・ダンスはバカなエロさ。
(バタフライ)ヴァネッサ・フェルリトと(ジャングル・ジュリア)シドニー・ターミア・ポアチエのケツです。グラインドしてます。



後半(テネシー州レバノン)事件の14か月後、スタント女優たちをキツイ冗談だといって震え上がらせるも見事に逆襲に合うというナイスな展開。
(ゾーイ)ゾーイ・ベルが「怖い」と言いながらも、スタントマン・マイクの耐死仕様車を足で蹴飛ばそうとしてますね。
ボンネットのゾーイも良いけど、鉄パイプ持っての箱乗りに劇場も最高潮!
(スタントマン・マイク)カート・ラッセルの「アイム・ソーリー」が情けなくって良いよね。

スタントシーンではお留守番になった(リー)メアリー・エリザベス・ウィンステッドのパンチラしそうでしないチア・リーダーコスチュウムがちょっと残念。




ラスト・カットの痛快な事と言ったら・・・・
新橋文化のラストを飾るのに相応しいラスト・カットに拍手喝采。

エンドロールで沢山、女性のスチールが出てくるってのはフィルム上映館には欠かせないアイテムなんですってよ。(フィルム製造会社から送られてくる色調確認用サンプル写真を、そのまんま上映したモノ)





新橋文化劇場

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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ラストを飾る (tak)
2014-09-02 20:03:41
素晴らしいチョイスです。全然毛色が違いますが、熊本市のあるミニシアター最後の日に観たフランス映画もじわーっときました。劇場が劇場だけに、デス・プルーフはナイスですね。
ラストで流れるフランス・ギャルのカヴァーが好きで、サントラと歌ってたエイプリル・マーチのCDを衝動買いしたっけ・・・。
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Unknown (imapon)
2014-09-03 20:26:56
takさん、コメント感謝っす!
TBの記事、読ましていただきました。(多分、当時も読んでると思うけど覚えてなかったんで)
そうでした、流石にtakさんの「ルーツを探せ」的レビューはためになるんでした。
私にはほとんど解らないところなんですが・・・、今回鑑賞前に読んでおくんだったなぁ。
「バニシング・ポイント」は絶対に再見したいと思ってます。

フィルム上映館が少なくなって、寂しいですね。
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