JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「夜をまきもどせ」

2011-03-18 | 映画(DVD)
「夜をまきもどせ」2006年 監督:岸野雄一

今ではクラブ勤めをしているが昔、映画「野球刑事」に出演経験のある女。今日は久しぶりに共演男優と会い同伴出勤。そのためレンタルキャンペーンで借りてきた「野球刑事」を鑑賞し、若かりし頃の自分の姿を楽しんだ。同居人の男が仕事から帰ると入れ違いに出勤。私の若い頃の姿見たかったら見てもいいわよ、今日の深夜12時までに返せばレンタル無料だから、ちゃんと返しといてね」男は「誰がそんなもの見るか」と言いながらも店までの徒歩時間とビデオ上映時間を計算して「野球刑事」を見始めるのだが・・・。

加藤賢崇という怪人物の事が気になって、彼の出演する貴重な短編映画が上映されるというので見に来た。監督は「パンツの穴 キラキラ星見つけた!」で音楽担当していた岸野雄一。この人同時上映の「庭にお願い」にも出演がある。やはり怪しい。

田渕純の歌うムード歌謡「夜をまきもどせ」の生演奏が付くクラブの無国籍な「カスバ」を彷彿とさせる情景が怪しくも好ましい。
加藤賢崇を始め男性出演者が総じて妙な年齢の重ね方をしていて気色悪い。

加藤賢崇が不条理な目に会う場面がメインとなる。不条理は大好きなのでありますが、レンタル店のシステム自体がありえないので切実感が伝わらない。
返却ポストが無いのかと思うと店員が返却ポストから商品を回収しているシーンが見切れて、意地の悪い不条理感が沸いてきたのは面白かったんでは・・・。

父ちゃん坊やのような加藤賢崇は、やはり声の人。気持ち悪い声なのだけれど、方々で聞きなれているせいか、気分が和らぐ。不思議な怪人だ。




加藤賢崇

池袋 シネマロサ

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