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JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「荒野のダッチワイフ」

2009-03-24 | 映画(DVD)
WE ARE THE PINK SCHOOL!
日本性愛映画史 1965-2008
=ピンク創世記=

「荒野のダッチワイフ」1965年 国映 監督:大和屋竺

大和屋竺監督第二作にして伝説的殺し屋映画の傑作。要約不能な迷宮世界に迷い込んだ観客は映画に殺される。

2007年8月以来1年7ヶ月ぶり2度目の劇場鑑賞。
前回 「大和屋竺監督から始まった」上野・一角座

この映画で大和屋竺に完全にまいってしまった。それ以上に港雄一に魅了されてしまった作品。
やはり、港雄一と山本昌平の何度となく繰り返される決闘が素晴らしい幻想世界。
女とホテルのベッドに居ると山本昌平の一味がドアを蹴破って乱入。そこでストップモーション。
港雄一がバーのとまり木の端に座っている。山本昌平は反対側のカウンターの中。満員のボックス席の客たちが何かを感じて退席していく。
残った2人の科白の応酬。
科白が良く聞き取れないところも含めて秀逸。

もう1人、津崎公平の不動産屋のナカ。「嬉しい事を言ってくれるね」
事務所の女が嬲られている8ミリを港雄一と見ている。
港雄一の「良く見えねぇな」に逆上。

蠅、蛆虫、山谷初男の注射、テープの延びた「花」、観光資源としてのダッチワイフ・・・

エンディングは黒味のまま山下洋輔トリオ。(上画像)
エンドロールが無くなっているのか?

渋谷 シアター・イメージフォーラム

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