JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「愛染恭子の未亡人下宿」

2010-03-15 | 映画(DVD)
「本人厳選!愛染恭子エロス七番勝負!」

エロス七番勝負 その三 VS 山本晋也 トークイベント付き
「愛染恭子の未亡人下宿」1984年 新日本映像 監督:山本晋也

若く美しい未亡人・かつが営む“未亡人下宿”に暮らす学生たちが巻き起こす騒動を描くエロチック・ナンセンス・コメディ。「未亡人下宿」シリーズ7代目に愛染恭子を主演に迎えた痛快ポルノ。

友情出演の立川談志師目当てでこのレイトショーに足を運ぶ前に上野広小路を徘徊していたら、なんと本物の立川談志師をお見かけしてくりびつ。
ただただ、じっと見つめてしまった。
この4月、病気療養から高座に復帰とか。お年を召されたためか、病気のためか歩く姿がとてもゆっくりにお見受けしました。勿論、彦六翁ほどの事はないけれど・・・

会場に着くと、しまった!この日はトークイベントでありましたか。
それでもさほど満員になる事もなく余裕で入場。
おかしいな、この熟女優の引退トーク、もっと変態親父が集まってもおかしくないが・・・

トークショー・ゲストは黒いドレスがエロい愛染恭子ご本人。それに井筒和幸監督と引退作「奴隷船」の金田敬監督。

井筒監督全開で飛ばしまくり。
このシネパトスが地球座と言っていた頃に初めて自分の作品をかえてもらった思い出の小屋である事。山本晋也の噂話、「パッチギ! LOVE&PEACE」の題材である青山涼子(愛染恭子)の話など。
愛染恭子は井筒監督の爆走でほとんど発言出来ず。まぁそれでよいのでしょう。

トークショーが終わって映画になると、今度は桜金造が大爆走。
小山ゆうえんちを伴いながら、久保新二も凌駕する勢い。

84年のポルノで立川談志師の出演。これは当然、公開時にも見ていますとも。
今回は久しぶりの2度目の劇場鑑賞。
当時も豪華なゲスト出で話題になっていましたが、それから時を隔てて尚一層、夫々の活躍やら消滅やらによって豪華さが更に光ってきてます。

なぎら健一と八百屋の大竹まこと。野菜をぶった切るギャグも継承されてます。
純情東大生のモト冬木は愛染恭子とのからみあり、髪もあり。
たこ八郎はこれが最後の作品。ちゃっかり生板ショーのジャンケンに加わる警察官。
矢沢永吉の物真似をする所ジョージ。
九十九一の上田吉次郎が懐かしい。
コント赤信号はストリップの前座をそのまんま。

そして、立川談志とタモリ。
銭湯の三助役の立川談志。終止愛染ママをヨイショ。浴槽への入り方、出方を若い娘(中村京子とか)に「見ておけ、こんなこと言えやしまい」と説教。
この映画の一番の見所かと思うのは談志贔屓だから仕方無い。

新入りの三助、タモリに韓国語放送の芸を延々とやらせて、変な奴だなって顔している。
この映画の中でもTVでかかっているように当時既に「笑っていいとも」でメジャーになっているタモリだけど、談志が駆け出しの頃のような扱いをしているのが面白い。

二番目はトゥナイトのTVを野上正義と愛染恭子が見ていて、愛染に「この監督、好きよ」と言わせている所。

愛染恭子の魅力の要因が今一つ不明(エロい事には違いないけど)だった。
ピンク映画やらストリップやら、果ては映画監督まで、長年この業界で生きてきた訳だから、単に本番女優としてのセンセーショナル性だけではないはず。
愛染恭子、当時なんと26歳。立川談志師のヨイショにその魅力のヒントがあるかもしれないね。

いや、それにしても桜金造の尾崎君が凄い。

銀座シネパトス

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