「よみがえる毒々伝説。トロマの逆襲2013」
「チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット」2008年 米 監督:ロイド・カウフマン
ニュージャージー、トロマヴィル。先住民族トロマホークのお墓の跡に建てられた、フライドチキン・チェーン「アメリカン・チキン・バンカーズ」の新店舗がオープン。同店の従業員アービーは、強烈な個性を放つ店長や同僚たちに面食らいながらも開店の準備を進めていく。何とかオープン当日を迎えるが、卵を使った料理を食べた客たちが次々とゾンビやチキン・モンスターへと変貌してほかの客を襲撃。それは、神聖な場所に店を建てたことに対する先住民の呪いが引き起こしたものだった。
80年代後半から90年代に一大ブームを巻き起こしたトロマ映画。
ブームが鎮まった90年代後半に「悪魔の毒々モンスター」を観て一気にファンになったけど、他には「悪魔の毒々モンスター東京に行く」くらいしか観ていない。
これは日本初公開だそうです。
もう、本当にお下劣でくだらなく、バカとしか言いようがない。そして、こういうの大好き。
汚いスカトロネタに目をそむけたくなる事はあってもすぐに慣れてくる。
おバカの表現に関しては「フォービデン・ゾーン」やモンティ・パイソンの「上流階級バカレース」などが大好きだったので、本作の登場人物の中ではアービーの恋人でレズビアンのウェンディ(ケイト・グラハム)が気に入りました。
登場人物の中では比較的まともな彼女、しかし走る時には必ず大袈裟に両腕をグルングルンと回しながら走る。この走り方に執拗にこだわり続けてくれるのが嬉しい。例え皆から黙殺されようとも・・・シリー・ウォークほどのインパクトはありませんが、駆けつけるたびに「また、やってるぞ」とニヤついちゃう。
ケイト・グラハムはとりたて美人でも可愛いわけでもない、いかにもなヤンキー娘だけど、そこがまた良いですな。
主人公のアービー(ジェイソン・ヤチャニン)は二枚目半の男だけど、顔が四代目三木助似であるというだけで、もう面白い。
アメリカン・チキン・バーガー制服でスカートを履かされるんだけど、それが毒々モンスターっぽい。
アメリカン・チキン・バーガーズで最初に被害に合うおデブの客。ファーストフードだけでダイエットに成功した男(ダイエット前はどんだけデブだったんだ、というぐらい今でも巨漢)という有名人の設定。これ、元ネタがあるのかな。トイレの個室を糞まみれ(半端じゃないよ)にしてしまいそのままこっそり退場となるのが最高。
従業員もつくずくバカですが、自爆マニアのムスリム女が終盤に金髪美女の正体を見せてくれるのも意表を突かれた。不死身だし・・・
アービーの10年後の姿というオールド・アービー(何とロイド・カウフマン監督だそうです)が登場してきて、時空を超えたSF展開になるかというとそんな事は無い。
ミュージカルなので歌うシーンがふんだんにある。どれも楽しい。
アービーとオールド・アービーがバレエの振りで歌うのと、ウェンディーがベッドの上で歌うラブソングのシーンが好き。
何だ、この鑑賞後の爽快感は・・・
トロマ映画。くだらない物ばかりだと思っていたが、確かにそうに違いないけどカルト宝庫なのか。今更探しまわって観たりはしないが、これを機に逆襲を続けて甦って欲しいものだ。無理か・・・
新宿武蔵野館
「チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット」2008年 米 監督:ロイド・カウフマン
ニュージャージー、トロマヴィル。先住民族トロマホークのお墓の跡に建てられた、フライドチキン・チェーン「アメリカン・チキン・バンカーズ」の新店舗がオープン。同店の従業員アービーは、強烈な個性を放つ店長や同僚たちに面食らいながらも開店の準備を進めていく。何とかオープン当日を迎えるが、卵を使った料理を食べた客たちが次々とゾンビやチキン・モンスターへと変貌してほかの客を襲撃。それは、神聖な場所に店を建てたことに対する先住民の呪いが引き起こしたものだった。
80年代後半から90年代に一大ブームを巻き起こしたトロマ映画。
ブームが鎮まった90年代後半に「悪魔の毒々モンスター」を観て一気にファンになったけど、他には「悪魔の毒々モンスター東京に行く」くらいしか観ていない。
これは日本初公開だそうです。
もう、本当にお下劣でくだらなく、バカとしか言いようがない。そして、こういうの大好き。
汚いスカトロネタに目をそむけたくなる事はあってもすぐに慣れてくる。
おバカの表現に関しては「フォービデン・ゾーン」やモンティ・パイソンの「上流階級バカレース」などが大好きだったので、本作の登場人物の中ではアービーの恋人でレズビアンのウェンディ(ケイト・グラハム)が気に入りました。
登場人物の中では比較的まともな彼女、しかし走る時には必ず大袈裟に両腕をグルングルンと回しながら走る。この走り方に執拗にこだわり続けてくれるのが嬉しい。例え皆から黙殺されようとも・・・シリー・ウォークほどのインパクトはありませんが、駆けつけるたびに「また、やってるぞ」とニヤついちゃう。
ケイト・グラハムはとりたて美人でも可愛いわけでもない、いかにもなヤンキー娘だけど、そこがまた良いですな。
主人公のアービー(ジェイソン・ヤチャニン)は二枚目半の男だけど、顔が四代目三木助似であるというだけで、もう面白い。
アメリカン・チキン・バーガー制服でスカートを履かされるんだけど、それが毒々モンスターっぽい。
アメリカン・チキン・バーガーズで最初に被害に合うおデブの客。ファーストフードだけでダイエットに成功した男(ダイエット前はどんだけデブだったんだ、というぐらい今でも巨漢)という有名人の設定。これ、元ネタがあるのかな。トイレの個室を糞まみれ(半端じゃないよ)にしてしまいそのままこっそり退場となるのが最高。
従業員もつくずくバカですが、自爆マニアのムスリム女が終盤に金髪美女の正体を見せてくれるのも意表を突かれた。不死身だし・・・
アービーの10年後の姿というオールド・アービー(何とロイド・カウフマン監督だそうです)が登場してきて、時空を超えたSF展開になるかというとそんな事は無い。
ミュージカルなので歌うシーンがふんだんにある。どれも楽しい。
アービーとオールド・アービーがバレエの振りで歌うのと、ウェンディーがベッドの上で歌うラブソングのシーンが好き。
何だ、この鑑賞後の爽快感は・・・
トロマ映画。くだらない物ばかりだと思っていたが、確かにそうに違いないけどカルト宝庫なのか。今更探しまわって観たりはしないが、これを機に逆襲を続けて甦って欲しいものだ。無理か・・・
新宿武蔵野館
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