JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「つかのまの愛人」

2019-03-11 | 映画(DVD)
「愛の力学 ”彼と彼女と彼”あるいは”彼女と彼と彼女”」

「つかのまの愛人」2017年 仏 監督:フィリップ・ガレル
L'amant d'un jour

大学生のマリアーヌと3カ月前から同棲している哲学教師ジル。彼にはマリアーヌと同い年の娘ジャンヌがいる。恋人にふられて人生で初めて絶望を感じたジャンヌが父であるジルのもとを訪れ、3人の共同生活がスタートする。ジャンヌとマリアーヌの間に奇妙な絆が芽生え、それはやがて友情だけではない感情へと昇華していく。




2018年8月鑑賞分
中原昌也がゴダールよりフィリップ・ガレルとか言ってたから見てみた。モノクロ作品でチラシのアートワークにも何か惹かれるものがあって。

シチュエーションとか、とてもピンク映画っぽいが似て非なるもの。



立位で喘ぐマリアーヌ(ルイーズ・シュビロット)の奔放さとか好ましくエロいのだが、そんな奔放さを持ちながら、そこは当然(ピンクなら)関係するだろうという一歩手前でブレーキがかかる。
ジルの娘の恋人のとこに出かけていって何もないのはあり得ない。現実じゃなくて映画なんだからさ。
そこに何か嘘めいたものを見出してしまうってのはピンク映画の見すぎなんだろうな。反省すべき事かもしれない。

そして娘のジャンヌ(エステール・ガレル)に至っては、この展開で、彼氏とかと全く情交しない事で決定的に嘘くさく思える。
鑑賞後に知ったが、ジャンヌ役は監督の実娘だそうで、娘のそんなシーンは撮りたくないと思ったとしたら、完全にミスキャストだし、監督失格と言っても過言じゃない。知らんけど・・・

哲学教師のジルはまったくのカラバカです。いや俳優の名前のはなし。










シネマヴェーラ渋谷

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