「れいこいるか」

「れいこいるか」2019年　ブロードウェイ　監督：いまおかしんじ

1995年、神戸に暮らす伊智子と太助は、阪神淡路大震災で一人娘のれいこを亡くす。その後離婚した2人は、それぞれの生活をスタートさせ、淡々とした日常の中で徐々にれいこの死を受け入れていく。2018年、久しぶりに再会した伊智子と太助は、れいことの思い出の水族園へと向かう。



震災の日、最悪の形で娘を失い別れた夫婦の25年間を追った作。なんて優しい眼差しの映画を撮るんでしょう。
関西人のいちびり。東京舞台じゃこうはいかんだろう。
みんな日本酒が好きなのもいい。

役者の良さか演出の良さか、おそらく両方。肝腎な事言わなくても心情がビンビン伝わってくる。
武田暁、関西演劇で活躍されてる方。西山さんの紹介ヒット！

失明快復とか教会で亡くなった人が唐突に追加されてたり、とまどうシーンいくつかあるけど上映後の監督トークで事情知る。低予算故の困難を楽しんでるのは流石だがやはり惜しい。撮影は1年たっぷり時間かけられた。

長い年月に渡る物語、男性の太助は髭を伸ばしたり剃ったりの工夫。
女性の伊智子、25年前のラブホシーンは流石にキツかろうがそこはキャピギャル演技でカバー。

伊智子とその母親も血なのか、やたら性に明るく能動的なのが、らしい。
半ケツ佐藤宏。雨の追悼式に参加してるのが良い。



53 RED STAR　伊集院体形



半ケツ佐藤宏
「ウルトラ警備隊西へ」満田かずほ
「鉄人28号」横山光輝



やはり水族館でのピンポン少年との再会シーンかな。太助だけじゃなくて伊智子もピンポン少年の彼女を介して再会するという･･･



ケイスシネマ
2020年8月