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「ワンダーストラック」2017年 米 監督:トッド・ヘインズ
1977年ミネソタで、母親を事故で失いおばに引き取られた少年ベン(オークス・フェグリー)は、母の遺品の中に実父につながる手掛かりを発見する。その50年前の1927年ニュージャージーで、聴覚障害のローズ(ミリセント・シモンズ)は両親の離婚後、厳しい父親と暮らしていた。いつも一人ぼっちの彼女は、憧れの女優の記事をひそかに集めており……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/8f/2b9b3bf1ff9afdad89a29e28939abc06.jpg)
予告編で「スペース・オディティ」の少年合唱版が良くてそれを聴きたいばかりに、例え駄作であっても文句は言うまいと観賞。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
まさか「スペース・オディティ」のみならずフリップ&イーノの「イブニング・スター」まで聴けるとは。その時点で充分満足。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
他にもデオダートのツァラトゥストラとか。
音楽と無縁の聾者二人の物語でありながらサントラが圧倒的に良いところが重要。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
ジェイミーが思わずベンにお気にいりのレコードを聴かせようとするのがいい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
モノクロサイレントで描かれるローズの20年代とブラックスプロイテーションなベンの70年代の空気感が素晴らしい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
前者では聾者には有り難くないトーキーへの移り変わり。後者ではマイルスの「ウォーター・ベイビーズ」さえも想起するようなショットも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e5/4169256239fb4c1d24d74756d4acbac7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c7/f9304ea2fad3ee76774a3cdad35fb994.jpg)
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博物館が舞台だってのもいいよね。
20年代と70年代の繋がりの種明かしは手紙に書かれたものを読む形式。それだけだど説明的でつまらない所を街のミニチチュアと紙の人物を使う事でファンタジックにしてる。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heratss_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/32/7c909f43b4d17e9c1f3257a5015443cd.jpg)
ラストのおばちゃん(ジュリアン・ムーア)とジェイミーとの3ショット。良き映画の典型。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/4d/fd24f76de9f1ffea2b0d53f4a6bb414b.jpg)
物語も音楽目当で観賞したのは正解と思える良作だが文科省推奨だけに正当すぎるのがちょっと・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
動機となったスペースオディティ少年合唱版はいつ登場するのかとやきもきしていると、あれ?とうとう終わっちゃう。エンドロールバックで使われんのねー。へぇ、そういう扱いの曲を予告編でメインに使うってのはちょっとズルいよ。
本編も確かにとても良いけれど、予告編が秀逸。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
公開『ワンダーストラック』予告編
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/08/b5f342993e7669cc7b58e8edfc302c1a.jpg)
sunset and sunrise of Mt. Fuji (Evening star by Fripp & ENO)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/be/0d9beef8e27f2f98737251b79dd0b2c9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/41/cb6ae34dc8d52367caff0c7184857bf5.jpg)
角川シネマ有楽町
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1977年ミネソタで、母親を事故で失いおばに引き取られた少年ベン(オークス・フェグリー)は、母の遺品の中に実父につながる手掛かりを発見する。その50年前の1927年ニュージャージーで、聴覚障害のローズ(ミリセント・シモンズ)は両親の離婚後、厳しい父親と暮らしていた。いつも一人ぼっちの彼女は、憧れの女優の記事をひそかに集めており……。
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予告編で「スペース・オディティ」の少年合唱版が良くてそれを聴きたいばかりに、例え駄作であっても文句は言うまいと観賞。
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まさか「スペース・オディティ」のみならずフリップ&イーノの「イブニング・スター」まで聴けるとは。その時点で充分満足。
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他にもデオダートのツァラトゥストラとか。
音楽と無縁の聾者二人の物語でありながらサントラが圧倒的に良いところが重要。
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ジェイミーが思わずベンにお気にいりのレコードを聴かせようとするのがいい。
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モノクロサイレントで描かれるローズの20年代とブラックスプロイテーションなベンの70年代の空気感が素晴らしい。
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前者では聾者には有り難くないトーキーへの移り変わり。後者ではマイルスの「ウォーター・ベイビーズ」さえも想起するようなショットも。
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博物館が舞台だってのもいいよね。
20年代と70年代の繋がりの種明かしは手紙に書かれたものを読む形式。それだけだど説明的でつまらない所を街のミニチチュアと紙の人物を使う事でファンタジックにしてる。
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ラストのおばちゃん(ジュリアン・ムーア)とジェイミーとの3ショット。良き映画の典型。
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物語も音楽目当で観賞したのは正解と思える良作だが文科省推奨だけに正当すぎるのがちょっと・・・
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動機となったスペースオディティ少年合唱版はいつ登場するのかとやきもきしていると、あれ?とうとう終わっちゃう。エンドロールバックで使われんのねー。へぇ、そういう扱いの曲を予告編でメインに使うってのはちょっとズルいよ。
本編も確かにとても良いけれど、予告編が秀逸。
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公開『ワンダーストラック』予告編
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sunset and sunrise of Mt. Fuji (Evening star by Fripp & ENO)
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