JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「退屈な日々にさようならを」

2017-03-31 | 映画(DVD)
「退屈な日々にさようならを」2016年 ENBUゼミナール  監督:今泉力哉

映画監督の梶原は、飲み会で知り合った男に依頼されたミュージックビデオの仕事を生活のために引き受けるが、頓挫してしまい、とんでもないことに巻き込まれる。一方、亡き父の仕事を引き継いで造園業を営む太郎は、会社を畳むことに。数年後、音信不通だった太郎の双子の弟・次郎が突然姿を消したと、次郎と同居していたという女性から連絡があり……。



普段、自分はあまり観ないタイプの作品。若い女の子が沢山出るのにエロも濡れ場もパンチラも無いなんて。あのアイドルのマネージャーからNGが出たわけでもあるまいに。唯一乳揺れがあるけど良く見えんし。

でも、映画はすごい良かった。登場人物が多いのに知らない若い俳優が総じて良いのは監督の手腕?
きっとそうだ。一人一人の演技を引き出す演出力。

シュールな東京パートとテーマをグイグイ打ち出してくる福島パート。
シュール東京パートは清田ハウスの女の子たち。結局あの謎の集団は解明されないまま。
清田ハウスで事が起こってから・・・、安アパートから一人一人飛び出して踊りまわる。



好みは東京パートだけれどシリアスな福島パートにも引き込まれた。
ただ、福島だからといって3.11につなげて見せようとする必要は無いと思う。ちょっと取って付けた感を感じてしまった。

食事の使い方も巧みでしたね。
パンだけ。パンのミミを彼に渡す彼女。(黒味の多用は技巧に落ちた感もあったけど)
質素ながら多菜で美味しそうな食卓、魚は少し古いけど。

彼女に宛てた動画遺書。あのカミングアウトは意表を突かれた。


終映後トークショー。美人で声も可愛い松本まりかさんを生で見れたのはラッキーだけど、こういう映画の場合、トークショーは上映前の方が良かったかも。一人、深く浸りたかった。






このテーマやトーン、既視感あんだよね。ピンク映画で良くある雰囲気。でもピンクの場合、その大多数上手く行ってなくてつまらないからね。
監督の才能で是非ピンク映画を撮ってもらいたい。



若いキャストは以下

内堀太郎・・・今泉太郎、山下義人(次郎)の2役(トークショー登壇)
松本まりか・・・山下義人の彼女で女優・青葉、綺麗。(トークショー登壇)
矢作優・・・映画監督・梶原。不条理の要。
村田唯・・・梶原の同棲相手、花屋。客の清田に惹かれるも・・・。
清田智彦・・・太郎の造園会社社員、東京に出て謎の清田ハウスの主。
秋葉美希・・・太郎の妹・美希、好きな清田と上京。シュールの要。
猫目はち・・・世話好きで太郎の嫁に治まる。多分同級生。美人を妬む台詞がヨイ。
りりか・・・美希の友達、密かに美希に
安田茉央・・・高校時代、次郎と付き合う。今は婦人警官。決して制服を着替えない。
小池まり・・・太郎の元カノ、事業清算書類を手伝う。縁側で西瓜。
疋田健人・・・映画監督、梶原の映画仲間、ケイズシネマで作品上映。青葉に好意。
川島彩香・・・芸能マネージャー、担当アイドルの乳揺れNGのため走るシーンも歩かせる。
水森千晴・・・梶原のロケハンに同行、巨乳。
カネコアヤノ・・・アイドル、乳揺れの心配は無さそう。主題歌・挿入歌

そういえば年配者の出ない映画だったな。

新宿 ケイズシネマ

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